不整脈のトラウマに打ち勝って明るく前向きに生きる男の顛末記

明るく前向きに生きることで
不整脈とQOLをコントロールした男の生きざまを描く

親(自分)が老い切る前に子のためにやらねばならないこと

2023-11-06 20:21:13 | 終活


会津は写真撮りには素晴らしい場所だ。
車で30分も走れば撮影の名所はザラにある。
行動半径を1時間圏内に広げれば名所は掃いて捨てるほどになる。
また会津の最大のメリットと言えば風水害に遭う可能性が低いことだ。

一方、会津のデメリットは寒さと雪。
晴れの日も霧が出ることが多く晴天率もかなり悪い。
ここ数年の気象変動を見ていると気象現象が極端化していることを痛感する。
とんでもないようなゲリラ豪雨に遭うことも珍しくなくなったが、
この状況は当然冬にも当てはまる。
全体的に暖かくなっているのは間違いないので
冬でも長期間雪が残ることはなくなるだろう。
ただし、雪が降る時は暖かく湿った重い雪(筆者は悪魔の雪と呼ぶ)が
ドカ雪で降るようになるだろう。

もはや過去の経験、あなたの常識は今後の地球環境には通用しない


この悪魔の雪の雪かきは想像を絶する大変なものだ。
雪かきの大変さは言わずもがなだが、車で道路を走るのも命がけだ。
ブラックアイスバーンは論外にしても、アイスバーンや圧雪路は、
除雪されていない轍のある重雪がある道路に比べれば屁でもない。
新雪の圧雪路などは夏と同じ感覚で走っても何の問題もないほどだ。
一方、重い雪は車の進路を簡単に曲げる。
轍にハンドルを取られると非常に危険なのだ。
近所の住民は高齢化が進み、70過ぎのジジババが重い雪に苦しむ姿を見ていると、
会津は老夫婦が二人で人生の終いまで住む場所ではないことは明白だ。

最近身の上が騒がしい。
40年勤めた会社の屋台骨が怪しくなってきた。
9月に実父が95歳で亡くなり、実母も90過ぎで痴呆に骨折ともう長くはないかもしれない。
会津に縛られる唯一の理由は義母の存在。
もう買い物等は介助がないと生きてはいけないレベル。
食も細く、いくつかの持病持ちで間もなく85になる。
こちらも老い先はそう長くはないだろう。

家土地は間もなく売ることが難しくなる負の遺産化する。
義妹たちは首都圏に住み、長男坊も関東住まい。
同居する次男坊も会津に長く住むつもりはない。
将来的に長男坊(次男坊)は片道3時間以上かけて、
満足に動けなくなった親の介助や、
空き家となった我が家や墓をどうにかせねばならなくなる。

親が将来、我が子に大変な面倒をかけてでも
今を変えることができないのは様々な事情がある。

生まれ育った故郷。
親しい友人知人。
家土地財産。
今を変えることの不確さへの不安。

将来、子が親の面倒や負の遺産の処理でジリ貧になることは確実だが
新しい地で新しい生活が必ず破綻するとは限らない。
だが、うまくいかないとは決まってはいない変化の方を嫌い、
将来の我が子のジリ貧をヨシとする。

終活の下手な親に当たる。
これもある意味親ガチャだ。

私は子が親の面倒を見るという考えは大嫌いだ。
これは親が将来的な子の負担を少なくしようとする努力を放棄する
実に便利な魔法の考え・魔法の言葉だからだ。

私の終活は子供にとっての負の遺産を整理し、
万が一自活がおぼつかなくなっても子供の負担を最小限にすること。

家土地財産を処分し、墓じまいをして会津の地を離れ
温暖な気候で身体への負担が少なく、生活コストもかからない、
子や義妹たちと近い位置に移住し、新しい生活を確立することだ。

親が財産や安心を保全するために子の将来を食い物にする。
そんな愚かなバカ親になるつもりはサラサラない。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿