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緒方洪庵の私邸・私塾跡

2012年01月09日 | 幕末

 1838年緒方洪庵が開いた私塾である蘭学塾・適塾が大阪船場瓦町にある。塾は明治維新後大阪医学校の開校にあたり、教師・塾生とも移籍する事により閉校となった。大阪医学校の後身が大阪大学医学部であり、最も貴重な医学教育の伝統を継承している私塾なのである。現在は大阪大学管轄して適塾記念会が保護・管理をしているということである。蘭学者であり医師であった緒方洪庵は、幕府の奥医師として江戸に迎えられるまでの約20年間をここで過ごし、塾を開いた。1階には洪庵の家族の住居、2階には日々勉学が繰り広げられたという塾生が暮らした大広間がある。ここの教育方針は、きわめて組織立ったもので、成績によって等級分けがされ、医師の養成所でなく、蘭学を学びたいものはだれでも入ることが出来たという。また、医学だけではなく、西洋学者の育成をも行い、幕末の転換期に際して洋学者の育成が重要であるという洪庵の見識が伺える。適塾の入門者は日本全国から集り、その数は3000人にも達していたという。

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