うりぼうのシネ煉獄

映画・ゲーム・テレビ・本の感想をまったり書きます。

もらとりあむタマ子

2014年07月31日 | 日記
視聴環境:DVD

 2013年公開。
 Music on TVというBS・CSの音楽チャンネルのステーションID→短編ドラマを経て長編映画化したという作品。主演は元AKBの前田敦子。


 それにしてもオフビートすぎるだろう!

 スポーツ用品店を営む父親の元に戻ってきた無職の前田敦子が就職活動も家事もせずにだらだらと過ごす日々を描くオフビートなドラマ。
 基本はマンガばっかり読んでなにもしない前田敦子と離婚して一人で店を営んでいる父親の二人の生活を描くのが核で、周りの人間も多少は出てきますがほとんど焦点が合うことはありません、ていうかこの二人もあんまり深く掘り下げられない感じですらあります。

 しかし本作は本当になにも起こらない。
 四季で章立てされていて4つに分かれているんですがドラマらしいのは「父親が再婚する・・・かも?」みたいなエピソードくらいで、ほかはほとんどなにも起こらないと言っていいし、ラストもなにかの出来事が収束して終わりってわけでもなく悪く言えば尻切れトンボ的な終わり方。
 普通だったらいくらなんでも楽しめない作品なわけですが(実際、ネットでも評価が分かれている)それを観たいと思わせたのは実はラジオ番組「宇多丸のウィークエンドシャッフル」。
 映画好きには割りと有名な番組で、宇多丸が毎週劇場公開中の作品を1作品30分ほどの時間を掛けて評論するというコーナーがあり、本作もまた劇場公開時に評論されていて興味を持ったんですね。

 なので、
 本作を観るんだったらぜひこの番組の批評を某動画サイトなどに音声が上がっているので聞いてからDVDを観てみると楽しみが多くなると思います。あとレンタルDVDには収録されていないCM(本編とは別もの)も何種類かあがっているのでそれも一緒に観ると尚一層楽しめるはずです。
 なにも起こらないからこそ、またなにげなく観たくなる作品という気もします。意外と楽しかったです。


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