サマータイムマシンブルーズ

視聴環境：ＤＶＤ

　いくら北海道と言えども夏は暑い！！
　ここ数日真夏日なので夏らしい映画～ということで大好きな映画「サマータイムマシンブルース」を観ました。

　筋がわかっていても楽しい映画。
　久しぶりに見ると上野樹里の友達のカメラ部の娘って真木よう子だったのか！と新たな発見があったりもします。

　ストーリーの伏線とかは巧いとしか言いようがありません。二匹目のどじょうを狙って作られた「曲がれスプーン」は残念な作品でしたが。
　後半、取り残された瑛太がとった以外な”帰還法”も実は随所でオマージュを捧げている「バック・トゥ・ザ・フューチャー」ですでに使われている手ではあるけどもそれでも「ああ、この手があったか！」と思いましたし、ラスト発覚するある秘密とある登場人物のセリフは、普通この二人がこうでしたっていうシンプルなオチにはせずに、そのちょっと前に佐々木蔵之介が言っていた「すでに決められたレールに自分を滑り込ませる」といういわゆる”生き方”の実践になっていて良かった。そこが単なるバカなノリの楽しい冒険というだけでなく、良作によくある「ちょっとだけ人生のヒントを知ったような感じ」だと思います。


　というわけで、
　もちろんそんなことを意識しなくても十分楽しめる作品で、ヴィダルサスーンをはじめとする小ネタも面白いし、本当に名作だと思いますね～

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