プラムフィールズ27番地。

本・映画・美術・仙台89ers・フィギュアスケートについての四方山話。

◆ 仙台市博物館、再開後の初訪問。

2024年06月27日 | ◆美しいもの。
改修工事で長期休館後、ようやくの再開。
こういう時は一発目にどどーんと派手な特別展を持ってくるのがお約束……
のはずなのだが、地味ーな企画展でした。
お金ないんだろうねえ……
まあでも、学芸員一押しの一品というのがちょっと面白いかなと思って行ってみた。
偵察(?)を兼ねて。

外観は全然変わりません。当然ながら。
思ったより人が多くて意外だった。もちろん駐車場はすかすか程度だけれど、
意外に途切れなく(徒歩で)人が訪れている。
外国語が耳に入ったので、海外客も来ていそう。
一瞬「YOUは何しに仙台市博物館へ?」と訊きたく思ったが、
変な人だと思われるかもしれないと思って止めた。

中に入ると、ここも一見も変わりませんね。
左手奥の資料コーナー?が明るくなっていて、入りやすくなったように思う。
今まで入ったことないんだけど。そのうち入ってみるかもしれない。

常設展は、前半は変わってなかった気がする。記憶が頼りないが。
江戸時代後半以降、けっこう変えた気がする。前よりも見ごたえが出たと思う。
地図も多めになったかも。地元民は昔の地図を詳しく見ると面白い。
(展示が遠くて、細かい部分まで見えないのはつまらないけど)

学芸員さんたちのおすすめコーナーも面白かったが、そこまで印象に残ったものはなかった。
メモをとるほど感銘は受けなかった。今まで見たことがないものも半分くらいあったかな。

仙台藩お抱え絵師のなんだかっていう人を少しまとめて展示していた。
お抱え絵師は何人かいたようだし、前に誰だかのを見て面白かった記憶があるけど、
今回のはそこまででは。もう少しいい品物があると嬉しいが、残ってないんだろうな。

ミュージアムショップが以前よりも充実した。
かわいいもの・魅力的なものが増えた。が、そのせいか単価が全体的に上がっており、
安いものが好きなわたしはちょっと食指が動かない。
お香がまあ7、800円くらいからの品ぞろえなら買うかもしれないが、
1200円とか1680円とかだと手が出ないし、
一筆箋が660円とか800円とかじゃなかったかなあ。
半額とまでは言わないけれど、7割程度じゃないと買えない。

ミュージアムカフェは、モーツァルト系列が入ったようだ。
カフェ飯はコスパが悪いので食べたくない。
たくさんの量は求めてないが、下手にこじゃれるくらいなら、シンプルでいいから
1000円、せめて1200円で出して欲しい。
うーん、でも1200円でただのパスタ、ただのカレーは嫌かな。

あ、長年の懸案だったトイレはちゃんとなりました。
昔の建物だから、そういう部分が遅れがちなのは仕方なかったけど、
何年も前に水回りの工事をするといって何ヶ月か休み、しかしトイレはほとんど
改善されてなかった気がする。今回ようやく。
個室が増えて、混まなさそうですよ。ほぼ洋式だったと思うし。



次に一応「大航海時代」というエキシビが来るらしいが……
天理大学から所蔵品を借りてくるらしいので、そこまでどーんとした
規模の大きいエキシビではなさそう。一応行くかねえ。入場料控えめだし。


派手な企画を立ち上げるほどお金がないのか?
どっか巡回してくれる手ごろなエキシビはないんだろうか。
現時点でのスケジュールに目玉の特別展が登場してないということは、
今年度、少なくとも今年中は特になさそう。
やって欲しいんだよなー。100万超えの政令指定都市の市立博物館だもの。

噂で聞いた話だと、ここには月島蛍が就職するらしい。
ヤツの独特の感性で面白いエキシビを組んで欲しいですけどね。
アイディアということなら、「月島蛍がオーディオガイドで説明する●●」という
エキシビを行なえば、そこそこ数は来そうな気がするけど。
あんまりのっかっちゃうのもちょっと嫌味ですか。

大手門の復元に予算が持っていかれてるというのなら仕方がないとあきらめる。
そうでないんなら、学芸員のみなさんは、もそっと派手な企画を実現してほしい。




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