プラムフィールズ27番地。

本・映画・美術・仙台89ers・フィギュアスケートについての四方山話。

< 探偵が早すぎる 春のトリック返し祭り >

2022年08月02日 | ドラマ。
きたあああああ!
……前クールのドラマを最終回が終わってから見始める。

このドラマ大好き。しかもパワーアップしてるじゃないですか!
シーズン初回のぶっこみぶりは楽しくて楽しくて。
見ながらわくわくしていたよ。アリガタイアリガタイ。

これと「時効警察」は劣化しなくて本当に嬉しい。
野郎ども、待たせたな!という感じで帰って来てくれる。素敵。


とにかく広瀬アリスと滝藤賢一と水野美紀の掛け合いがね。
掛け合いという名の乱闘かね。バトルですな、役者同士の。
あれは役者はほんとに疲れるだろうけど、
おそらくアドリブも取り混ぜて、顏芸も多用して、ほんとに楽しませてくれるよ。
多分役者たちも楽しんでるんじゃないかな。
コメディ、かくあるべし!というべきにやあらむ。

脚本も好きだわー。
チープに見せかけたしっかりした台本。だからといって必要以上に作りこむことなく。
ちょうどいい密度で上手く見せてくれる。ともするとわちゃわちゃに流れる
ストーリーの、進め方の速度というかわちゃわちゃとのバランスがすごく好き。





(ネタバレあります)






最後、そう来るか!とやられましたもんねえ。
わたしは宗介がそっち側だとは思ってなくて、てっきり対決するもんだと……
だって鉄パイプはやり過ぎでしょう。
あれ、下手したらナチュラルに死にますもんね。

最後まで上手く持って来たと思いましたよ。
バリスタを手締めするのは「お前一体どこでそんな技覚えたんだ」とツッコんだが。
ガスを笑気ガスにするところにこの脚本の仕事の丁寧さを感じる。
こういうところに一つぶっこむことで密度がぐんと高くなる。

宮崎美子がこんな演技をしたことなんて、彼女の人生でも初めてじゃないか。
悪役のイメージがないもんねえ。それともわたしが見てないだけで、
2時間ドラマなどでいっぱいやってるんだろうか。
ザ・悪役!の撮り方。

悪役といえば、終盤には印象が薄くなっちゃってるけど、
4兄妹のチープさが良かったね。和田正人とMEGUMI。ソニン。
4人は多すぎかなーと思ったけどどうだろう。
事件数的に4人を必要としたのだろうか。

広瀬アリスに惚れる大谷さんはいいアクセントだったね。途中で不審人物になるし。
大谷さん単体でもイケメンVS不審人物という対立があったし、
三角関係という意味でも大谷さんVS宗介という図が出来て良かった。
こういうの上手く組み合わせるのがいい脚本。
こういう組合せがないとスカスカで悪い脚本。

この役の広瀬アリスがほんとに好きだー。
わたしはこれの第1シーズンで広瀬アリスを知ったから、
基本はこのコメディエンヌなんだよな。
ドラマのなかのコミカルな部分としっとりした部分とどちらも良かった。
化粧によって印象が変わるよね。
「ラジエーションハウス」の役とは全然違う。そっちではちょっと地味な役。

水野美紀は元々アクションが出来る女優だったからね。
今回も片鱗は見せていた。もうだいぶ長いことやってないだろうけど。
この役をするようになってから好きになったな。

滝藤賢一は、――どんな役をする時もこのもじゃもじゃだっけ?
それ以外のイメージがないくらいもじゃもじゃ。
この人いい役者だよねー。といってもあんまりちゃんと見た作品はないようなんだが。
出るだけでドラマの価値が何パーセントか上がる、しっかりした俳優。


宗介と広瀬アリスが結婚してしまうのは早すぎて驚いたけど、
実質上の結婚生活に入る前に離婚してしまうのも昨劇上おどろいた。
入籍はフェイクかな?と思ったが、フェイクじゃなかったようです。
フェイクにするといろいろ無理が出るもんね。
まあ入籍をしたとなると、別な意味でいろいろ無理だが。

宗介とお別れしたのは、それは当然次に繋げるためですよね?
人妻のままだと新しいイケメン役が呼べないし、
滝藤賢一との微妙な関係も楽しめなくなるしね。

なので当然!次もあるものだと思って、楽しみにしています!
スペシャルがある可能性もあるから、見逃さないようにしたいなあ。
地上波はチェックしてないので見逃すんだよね……。





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