銀杯で乾杯？

この桐の御紋が目に入らぬか！

昨日我が家にこの銀杯が届きました


とても豪華な御箱に入っていらっしゃいました
木箱の上には黄緑色の紐で結ばれていて
包み紙は松坂屋さんでした

 

これは正真正銘の銀杯です！
元々の送り主は日本国政府です

その証拠に、裏に・・・

内閣総理大臣と彫られております
※　ＡＳＯＵさんの名前が入ってなくてよかった
賞状のような認定書にはＡＳＯＵさんの名前が入っていたそうですが・・・

 

底の部分には

確かにＳＩＬＶＥＲと入っています

 

拡大してみると・・・

日の丸とその横は
たぶん１００％ではないかな？
私と姫の肉眼ではそう見えました

 

なぜこのようなものが我が家へ届いたかというと


私の母一家が大連（中国）からの引揚者でして
母達のように旧満州からの引揚者を対象に「平和祈念事業特別基金」から
「特別慰労品」の銀杯が送られたのです
（強制抑留者の方々は10万円相当の旅行券も選べたそうです）

これは申請しなくてはならないもので、母は面倒くさくて（銀杯なんていらないし）
申請しなかったそうなのですが、母の妹（私の叔母）が申し込んで許可され
うやうやしく送られてきた銀杯を開封することもなくうちへ送ってくれたのです

私も「いらないなぁ～」と思っていたのですが（ヤフオクでも売れないしぃ～）
一族の中で「ほしい！」と言ったのが若だけだったので
叔母が若のためにわざわざ申請してＧＥＴしてくれたようなものです


聞くところによると引揚者かどうかの審査に2ヶ月もかかったとか？
30万件の申請を受付けて、27万件が認可されたとか？

平和祈念事業特別基金ってなんじゃらほい？

21年前に政府が200億円を出資して設立された認可法人で
それが行政改革によって、独立行政法人に変わり・・・
東京・新宿に「平和祈念展示資料館」を設けたりもしています

その「特別基金」が来年9月いっぱいで解散する
そこで残った「基金200億円」を使って、「特別記念事業」を行う事にした
ってな感じだそうです

詳しくはコチラ！

 

２００億円の使い道で、そうなるかなぁ？



母の弟（私の叔父）もＧＥＴしているので今度会って銀杯で乾杯するか？

いやぁ～恐れ多くてできませぬ 

実物を見たい方は遊びに来た時に申し出てください
押し入れの上の方にありますので（笑）