息子が反抗期で私にちょっと背中を向け始めた頃
我が家にぬいぐるみの様な可愛い男の子がやってきました
犬を飼うのは大反対でした
旅行に行けなくなるし
どうせ子どもたちは面倒なんてみやしないだろうし
毎日散歩に連れて行くなんて考えただけでもぞっとする
それより なにより
先に死なれるのが辛い
愛しすぎると 別れがつらい
色々いきさつはありますが
いざ我が家にやってきたこの男の子に
私をはじめ、家族全員
魅了されてしまいました
なんて可愛いの？
なんて穏やかなの？
なんでそんなに優しく寄り添ってくれるの？
家庭内無愛想で、まだ反抗的な息子でさえ
アンディには優しく
なぜか敬語で話します
「ただいま帰りました！
アンディ先輩、ご機嫌麗しゅうございますか？
そうですか！そうですか！
ペロペロでございますか！」
アホか！と思いながら
その光景を見ているのが結構好きだったりします
アンディは生まれて1度も怒ったことがありません
いやなことがあるとすっと身を引きます
誰かが声を荒げたり
家族で喧嘩が始まったり
チェリーが怒られたりすると
すぐに立ち上がり、身を隠しに行きます
原発問題や いじめ問題
経済破綻で苦しむ会社 自殺する大臣
絶頂期に骨折したスギちゃん
そういうことをアンディが知ったら
きっと、脱衣所の隅っこに隠れに行って
「僕に免じて許して下さい」的な顔をして
悲しそうに丸くなっていると思います
そんな優しくて、ちょっとへたれで
かと思うと
意外とずうずうしいところがあったりするアンディくん
4歳のお誕生日おめでとう
世界平和を願うと共に
君が怪我なく病気もせず
穏やかな気持ちで暮らしていけることを
お母さんは心の底から祈っています
あなたのトイレがこの広い大地である限り
毎日散歩に行ってあげるよ！
でも、忙しい日はもったいぶらずに早く出してね（笑）