うらうら楽しい日

花々楽しい日の妹ブログです。
トイプードル☆アンディ&チェリーの育児日記でもあります

母のこと (4)

2012-07-07 | 母のこと

難病の中でも積極的に研究を推進する必要のある疾患であり
治療が極めて困難であり、かつ、医療費も高額である疾患について
国と都道府県による公的な助成を受けることができます

パーキンソン病はこの「特定疾患」に指定されていて
申請すれば(その疾患に関してのみ)かかった医療費(薬代も)が
免除(あるいは一部免除)になるそうです

昨日は保健センターに行って説明を聞き、書類をもらってきました
はっきり言って「書類がややこしい」
健康な私でも、わからないところがあり、すでに3回電話で聞いています
これは県によって違うのかもしれませんが
申請が通り、また別の申請をすれば
年に三万円のお見舞い金もいただけるそうです
面倒くさがらずに、頑張って申請しますっ!

昨日書類を持って母のところへ行ってきました
父から預かる物もあるし(住民票や源泉徴収票など)
あれこれやっている時に、母が話しかけてくるので
「今これやってるからちょっと待っててね」と言うと
少し黙るのですが、
またあれこれ話し掛けてきます
まったく、子どもみたい!(笑)

詩や俳句が上手だったのでまた書いてよと何度も言っているのですが
「私が今したいのは、庭に出て 空を見上げ 鳥の声を聞き・・・」とか
まぁ~話をそらす そらす
「結局、書くのが面倒くさいんでしょ?」と聞くと
「うん。」と、そこは素直に返答
「でも、ちょっとくらい書いてみない?」と食い下がると
「私の頭の中に全て入っています。質問にはお答えします。」と
遠くの1点を見つめ、教祖様のようにおっしゃいました。
真顔なのが面白かったです

誰か会いたい人はいない?と聞くと
母「若と姫」←孫二人
私「今度連れてくるよ!他にいない?」
母「いない。 あ・・・死んだ母親に会いたいなぁ
  何をしても芸術的ですごく才能があって・・・きれいな人だったのよ
  お母ちゃんにあんた(私のこと)を会わせたい」
私「私が生まれる前に亡くなったからねぇ・・・」
母「お母ちゃんにあんたを会わせて”いい子でしょ”って自慢したい」
かなりの親バカですが
ちょっとうるっとくるものがありました

昨日の夜10時NHKの番組「情報LIVEただイマ」で
認知症のことやるみたいだよって
お友達のRikaさんからメールを頂いたので見てみました
内容が、「親が認知症!その時娘は?・・・
めちゃくちゃタイムリー!
なおかつ笑える!暗くない!
認知症(アルツハイマー病)と言えば 
「いずれ娘のこともわからなくなる」とか
「徘徊する」とか
「急に怒りだす」とか
ネガティブな情報しかなかったので
さきゆきを考えると、どんよりすることもあったのですが
そうじゃない世界を垣間見ることができました

司会の原田泰三さんがお孫さんへの気持ちが表れるシーンのことを話そうとして
涙ぐみ、声を詰まらせているのを見て、私もぐぐっときました

ゲストで出演されていた関口祐加さんは映画監督さんなのですが
お母様が2年半前にアルツハイマー病と診断されてから
ずっと動画を撮り続けていらっしゃっていて
それが映画化され、今月14日から上映されるそうです
(詳しくはコチラのHPで)

関口監督はものすごく明るい方で
おばぁちゃんとの接し方もとても参考になりました
おばぁちゃんはアルツハイマーになる前は厳格だったそうですが
アルツハイマーなってからはとても明るく面白くなったそうで
それはそれは、見ていて楽しく
声を出して笑ってしまいました

一緒に出演されていたお医者さんが
「アルツハイマー病はたくさんある脳の機能の中の
ほんの一部の”記憶”だけがだめになったのであって
それ以外の機能はちゃんと働き、感性も豊かで・・・」
というようなことをおっしゃっていたのにも大共感しました
母も時々「???」なことがありますが
ちょっと引いて見てみると
面白いことを言ったりするんですよね

100人100様の病状があるとは思いますが
明るく接していれば、明るいアルツハイマーでいてくれるのかな
と、ポジティブに考えようと思いました

7月14日から公開される映画「毎日がアルツハイマー」を検索すると
「毎アル」のフェイスブックページに飛べて
そこに、昨夜の番組のことが書いてあったのでコメントを残すと
なんと、関口監督ご本人から私に友達申請(←フェイスブックの)がきました
「さっきテレビで見てた人が?」とビックリ!

ということで、私はこの映画の監督と(フェイスブック上で)
お友達になったというわけです

人生何があるかわからないですね
面白いなぁ~