うらうら楽しい日

花々楽しい日の妹ブログです。
トイプードル☆アンディ&チェリーの育児日記でもあります

母のこと (2)

2012-06-29 | 母のこと

今日はアンディ&チェリーを美容院に預けた後、
ちょっとお買い物をして、そのまま自転車で実家へ行ってきました

買ったものは私のお昼ごはんと
母の好きな穴子寿司
それと、脳トレ用の漢字ドリル(小学校6年生用)
そして、この本 ↓

百歳
柴田トヨ
飛鳥新社

アルツハイマー病には音読がいいと、どこかに書いてあったので
「声に出して読んでね」と置いてきましたが・・・
読んでくれるといいなぁ

病院へ行ってMRIを撮ったのがちょうど1週間前ですが
あの時から比べると別人のように元気です
ゆっくりですが普通に歩いているし
表情も戻っています
パーキンソン病のお薬が効いているようです

アルツハイマーの方は
う~ん。。。
じわじわ来ているように思いますが
まだ大丈夫。普通に話せます

母の弟夫婦とその娘(私の従妹)が来てくれた時は
とても楽しそうにしていました
大阪に住んでいる母の妹も電話をしてくれます
でも、今日はその妹の電話に対して怒っていました
「人が気持ちよく寝ている時に電話をかけて来て『どう?』って聞くのよ!」って
確かに具合の悪い人に「どう?」って聞くのはタブーだと思います
私も息子が入院していて、とても具合が悪い時に
ママ友から「若くん、どう?」って聞かれた時は
涙が出そうになりました
これは言われた者でないとわからないデリケートな部分ですが
「お薬効いている?」とか
「ごはん食べられてる?」とか
「なにか欲しいものはない?」とか
「どう?」と言って相手に会話の丸投げをせず
具体的に何かを聞いてあげる配慮が必要だと思います

まぁ、母はA型で神経質なところが多々あり
いろいろ大変だなぁと
AB型の私は思ったりもします
父はマイペースなB型だし・・・
「まぁいっか!」と思うきもちが大事なんだけど
自分にも他人にも厳しくなりがちなようです


母の部屋のアルバムに
こんな写真がありました

母が20歳の頃
写真好きな方に撮ってもらったそうです


母が30代半ばの頃
ピンクのワンピースは自分で縫ったもの
袖にスモッキング刺繍がほどこされてます
手に持っているバッグも母が縫ったもの
豪華な刺繍がしてあった記憶があります
隣の美しい方は岸恵子さん
母の友達の工場に映画の撮影で来られていたそうです
この20年後くらいにも
岸恵子さんに(著者本のサイン会で)お会いしているとか・・・
きれいな方ですね~

今後どうなっていくかはさっぱり分かりませんが
母のためでも、父のためでもなく
自分のために
自分が後悔しない様に、両親と接して行きたいなぁと思っています
月曜日は介護認定の審査の方が来られるので
どうか、良い方向に進みますように!

【追記】
そうそう、父が母の髪を洗ってあげたそうです
おじいくん、進化してますね!
そして、母は自分で髪を数cm切ったそうです
この日は突然行こうと思ったので何も持って行かなかったのですが
次はヘアーカットセットを持って行って
もっと短く母の髪を切ってあげようと思っています


母のことですが…

2012-06-23 | 母のこと

私の母は今年の4月で79歳になりました
「もうすぐ80歳なんだから仕方ないよね」と優しい目で見ていたのですが
それは優しさではなく、現実から逃げていたんだと言うことに気付きました

様子がおかしいなぁと思い始めたのは数年前から
動き方や反応が遅いなぁと思い始めたのは1年くらい前
記憶が混乱しているのではないかと思い始めたのもそのくらいからかなぁ?
ここ数カ月は、歩幅が狭くなり、車の乗り降りが難しくなり・・・
すぐ近くのスーパーにも行かなくなりました

母の所に来て下さっている「温熱治療の先生」から
「この1~2週間で激痩せしているので、病院で診てもらった方が良いと思います」
というお電話を頂きました
すぐに母のところへ行き、かかりつけのお医者さんへ連れて行きました

先生は母の体の動きと顔を見て、即おっしゃいました。
「これは見るからにパーキンソン病だと思います」
MRIを撮って精密検査をしてみないと何とも言えないですが
顔の表情のなさも、パーキンソン病患者の特徴だし・・・

そしてその2日後の昨日
MRIを撮って詳しく見てもらうために
大きな病院へ行ってきました

家の中を歩いている時は「歩幅がせまくゆっくりだなぁ」
くらいしか思わなかったのですが
外出(車移動)となると、全く違います
介助なしでは立てない 座れない 体の向きを変えられない
足が痛いのでさすってほしい
肩が痛いので押してほしい
こんなに訴えそして要求する母を見たのは初めてでした
父も手助けしようとしているのですが
それを拒み、私にしてほしいと訴えます

先生の触診や問診
そして、MRIの結果から判断すると
動き方などの面においてはパーキンソン病の可能性が高い
MRIといくつかの質問の答え方から見ると
アルツハイマーの症状も見受けられる

ってことは・・・
パーキンソンとアルツハイマーのwの悲劇?

脳の中の「海馬」という部分に隙間ができてしまっていて
これが「記憶能力」に影響しているそうです

「今日は何年何月何日ですか?」
この質問に全く答えられませんでした
でも、私も平成にじゅう・・・何年だっけ?状態だし
さすがに6月はわかりますが、にじゅう・・・何日だっけ?ですからねぇ
「紫陽花が咲いているでしょう?紫陽花は何月?」と私が聞くと
「ああ、6月だ」と言いましたが
先生に「それはヒントの出し過ぎだ」と言われてしまいました(笑)

先生が「ネコ 自転車 かえで」と3つのこ言葉を覚えて下さいねと言って
その後違う質問をいっぱいした後
「さっきの3つの言葉はなんですか?」と聞かれて
これも全く答えられませんでした
一緒に行っていた元気なおじいくんも
「私も覚えてない・・・犬だったっけ?最後はかえでやったけど」
…な状態でした

100から7を引いて下さい
93から7を引いて下さい
86から7を引いて下さい
これは全問正解でした!
母!やるじゃないか!(笑)

知っている限りのお野菜を言って下さい
「ほうれん草 ミツバ ・・・・・・ジャガイモ さつまいも こいも」
この芋攻撃はちょっと笑っちゃいました

「か」のつく名詞を言って下さい
「鏡 かぐやひめ からっぽ ・・・カマは言ったっけ?」
「カマなんて、言ってないよ」
これもちょっと笑えました

脳の海馬に隙間があってアルツハイマーの傾向があるにしても
今のところはまぁまぁ普通に話せるので
気持ちは楽ですが
今後進行して行くことを考えると
気持ちがどんよりしてきます

先生の話によると
パーキンソンの薬を飲むとアルツハイマーが悪くなり
アルツハイマーの薬を飲むとパーキンソンが悪くなる傾向があるそうです

どちらの治療をしますか?と聞かれて
とりあえず、こんなに体が動きにくくなり、あちこち痺れて痛いと言っているのだから
「パーキンソン優先でお願いします」ということで
お薬を処方してもらいました

今は医学が進歩して、パーキンソン病に効く薬がいろいろ出ているそうですが
どれが体に合うかわからないので
飲めばすぐに改善・・・と言うのは無理ですが
このままひどくならないで、いい方向に向かってくれればいいなぁと思っています

私は一人っ子ですので
私しか選択肢がないので
覚悟を決めて母と向き合っていかなければならないと思っています

腰椎圧迫骨折で4カ月入院した父は
お陰さまでとても元気です
若いころは家事など一切しなかったし
家族よりも会社優先で
誰がどんな病気になっても自分を犠牲にしてまで
相手に何かをするというようなことは
全くありませんでした
でも、今は洗濯したり食器を洗ったり
母の支えになろうと努力しているようです
不器用なために、母の気に入るような介助にはなっていないようですが・・・
それでも、父は父なりに頑張っているので
そこは母にもわかってもらえるといいんだけれど・・・
どうしても娘(私)を頼ってくるので、
難しいです

来週は父のケアマネージャーさんに来ていただいて
今後のこと(介護認定やヘルパーさんのこと)を
相談しようと思っています

母の2つ下の妹と8つ下の弟には昨夜電話で話しました
二人ともお姉ちゃん(母)にはいっぱいお世話になっているので
ちょっとビックリしていたようです
叔父さん夫婦は今日会いに来ると言っています(千葉在住)
人と話したり、物を考えたりするのは
認知症が悪化するのを阻止すると思うので
体は疲れるかもしれないけれど、来てもらおうよと
母に話しました

花々楽しい日の方でなんどか母の手作り作品を紹介してきましたが
とにかく、ずば抜けた才能を持った人で
話もうまいし、説得力もあるし
母を慕う人はいっぱいいました
そんな母が今は・・・と思うと
涙が出そうになります

でも、自分を産んで育ててくれた母ですので
その恩を返すためにも
私がしてあげられることは、してあげようと思っています
とは言っても、自分の家族や自分のしたいこともあるので
そこはちょっとご理解を頂いた上で。

長々と書いてしまいましたが
ここに書いておかないと忘れてしまいそうなので
所信表明の意味も含めて記しておきます