お母さんと読む英語の絵本

読み聞かせにぴったりな英語絵本から、米国の子どもたちの世界をご紹介
子どもをバイリンガルに…とお考えのお母さんに

クマさんは世界のアイドル

2010-05-24 | for the Occasion
カリフォルニア州旗をバックにプー(左)とヨギ(右)

ファミリーペットの代表イヌとネコのほかでは、クマほど世界中で愛されている動物はいないのでは。
北極グマやパンダベアの個性派から、一般的なブラウンベアや黒クマなど種類もいろいろ。お話に、映画に、コマーシャルにと、ありとあらゆる場所で活躍しています。
パディントンテディベアの生い立ちは日本でもよく知られていて、キャラクターグッズの売上げでは、日本は大お得意さまなのだそうです。

アメリカでセレブなクマとなると、なんといっても「プー」と「ヨギ」。
「クマのプーさん(Winnie the Pooh)」が誕生したのは1926年のこと。ディズニーキャラクターになるずっと前です。
また、最初は脇役で登場した「ヨギベア(Yogi Bear)」は、3年後の1961年からは主役でテレビ番組を持つようになったそうですから、もう50歳にもなります。あの「襟を正した」キャラクターの『エリ』が、実はCG以前のアニメの隠れ技だったとは…。
面白いことに、そんなクマたちと育った”元”子どもたちがいま向かい合うのが「ブルとベア」。野牛(ブル)とペアを組んで、株式市場のご案内役です。もっともクマ側は『下降市場』を示すので、あまり歓迎されないムードではありますが。

一方、カリフォルニア州にとって、クマはちょっと特別な存在です(参照:『アニマルといっしょ:ご当地アニマル』)
まず州の旗の真中をノッシノッシと歩いているのが大きなクマ。これはその昔、州内に多く存在した野生のグリズリーベアで、モデルとなった件のクマは今でもサンフランシスコの科学博物館に展示されています。
ヨセミテ国立公園では、観光客の食べ残しを狙ういたずら者となって「クマに注意」の標識やポスターを賑わせ、また公園や山間部では監視官”スモーキーベア”として『山火事防止』に一役買うなど、クマのヒントが散らばります。
また、アメリカの大学にはそれぞれに独特のマスコットがありますが、10キャンパスあるUCシステム(University California)のマスコットはクマ。スポーツイベントなどで活躍して、母校の意気を盛り上げています。

ところで、わたしもひとつだけクマのぬいぐるみ(stuffed animal)を持っています。
渡米直後のお誕生日に、シェアしていたハウスの仲間たちから贈られたサプライズプレゼントでした。首筋に白い毛並みが入った姿は明らかに「月の輪熊」。ラベルにも「Made in Japan」とあって、このクマを見るとなんとなくホームシックになったのを覚えています。

* * * * * * * * * * * *

今週は、そんな世界中で愛されるクマさんの登場する絵本のご紹介です。



We're Going on a Bear Hunt
ブログ記事『音響効果満点のアドベンチャー』を読む
この絵本の詳細を見る


Little Bear
ブログ記事『マルチメディアのタレントこぐま』を読む
この絵本の詳細を見る


Teddy Bear Postman
ブログ記事『郵便屋さんのいちばん忙しい日』を読む
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Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?
ブログ記事『脳細胞にしみこむクマさん』を読む
この絵本の詳細を見る


Bear Stays Up for Christmas
ブログ記事『眠りたくないイブの夜は…』を読む
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