お母さんと読む英語の絵本

読み聞かせにぴったりな英語絵本から、米国の子どもたちの世界をご紹介
子どもをバイリンガルに…とお考えのお母さんに

眠りたくないイブの夜は…

2009-12-17 | about 英語の絵本

Bear Stays Up For Christmas

「今年こそは絶対起きてる!」
「サンタさんが来るまで起きてる!」
と宣言して、クッキーのお皿とミルクのカップを置いた暖炉の前に、毛布をかぶってパジャマで陣取っていた日のことを娘はおぼえているでしょうか?まだ若くて経験が足りなかった親は(本当に寝なかったらどうしよう・・・)と内心はらはらしたものです。

でも、そこは幼い子です。一生懸命目をあけているつもりなのに・・・いつのまにか寝入ってしまうのが常でした。起こさないようにそおっとベッドに運び、さて、それからが大忙し。クッキーを半分かじって、かけらを暖炉の中に落とし、ミルクを飲みほしたカップは、いかにもあわてて立ち去ったように暖炉のわきにころがしておき・・・サンタ代行もなかなか楽しい年中行事でした。

そんなことを何年繰り返したのだったでしょうか。サンタさんを信じていたのは、半信半疑も含めると、かなり長かった気がするので、うちの子はかなりナイーブだったのでしょう。

今ではすっかり大きくなってしまった娘とのクリスマス。お互いにひどく忙しかった今年はなかなか会えなかったので、イブにはシャンペンをあけて夜っぴておしゃべりするのを楽しみにしています。サンタさんを待ちながら寝入っていたあの日々を憶えているかしら?ちょっと聞いてみましょう。

さて、クマさんのお話です。

クリスマス前夜、クマさんはぐっすり、気持ちよく眠っています。いびきまでかいて・・・。クリスマスの日もぐっすり・・・。そうなんです。クマさんは、いつも冬眠してしまうので、クリスマスを楽しんだことがないのです。

そんなクマさんが「今年は起きてるぞ!」

クマさんが眠ってしまわないように、起きてクリスマスを楽しめるように、森中の友達が集まって、力を合わせて、なんとか起こしておこうと頑張ります。ネズミも来ました。モグラも来ました。アナグマも来ました。カラスもミソサザイも来ました。皆一生懸命です。さて・・・。

Karma Wilsonのライムの効いたほのぼのしたお話もですが、クマさんのおっとりした性格とほのぼのしたお話の気分を、言葉抜きで感じさせてくれるJane Chapmanのイラストが素晴らしい!このコンビでのクマさんのシリーズは、どれも大変な人気です。

サンタさんを待っていてもつい寝てしまう年頃のお子さんに、ぜひどうぞ!






コメント
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