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アメリカにアートの自動販売機が登場しました。
"Art-O-Mat" と呼ばれる自動販売機が、劇場やミュージアム等アートに縁のある建物や、アート愛好家が経営するカフェ等に置かれています。
ちょっとアンティークな印象の自動販売機。それもそのはず、実は、前身はタバコの自販機です。かつてはアメリカ中どこにでもあり、そして、今はほとんど使われなくなったマシンの再生/再利用。でも、バーや街角で大勢のスモーカーを惹き付けていたタバコの自販機は、集めてみると、なかなかにお洒落です。
"Art-O-Mat" のファウンダーはアーティストのClark Whittingtonです。きっかけは1997年の彼自身の個展。個展会場のカフェに彼の作品を販売する自動販売機を置いたところ、カフェのオーナーがそれを気に入り、「個展が終わったあとも自動販売機はずうっと置いといて!」と頼まれたこと。要望に応えるため、地元のアーティストと恊働し、自動販売機によるアート作品の販売をニュー・ビジネスとして立ち上げたという次第。設置場所も、全米各地に広がっています。
"Don't Go Round Artless"(アートを忘れるなよ)が"Art-O-Mat" のキャッチコピー。「いつでも、どこでも、マイ・アート」を暮らしのデファクトにしようというわけです。考えてみれば音楽はすでに「いつでも、どこでも、マイ・ミュージック」を実現しています。1979年7月登場のソニーのウォークマン以来、iPodをへて携帯電話へと、いまや音楽なしの暮らしは考えられません。それに比べると、アートはまだまだ。それだけに、市場には大いに伸びシロがありそうです。
さて、今日の絵本は "Beautiful Oops" です。アートには失敗はない!ことが実感をもってわかる,愉しい絵本です。
![]() | Beautiful Oops! |
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