今日10月20日は、私達業務にも大いに関係ある『新聞広告の日』です。
最近では、急速なPCの普及、更には電子広告の普及により、新聞広告掲載や新聞折込みも減少傾向にありますが、やはり新聞での訴求を求められるお客様もいらっしゃいます。
しかし、折込み広告はチラシと現金を持って新聞販売店に「入れてもらう」という自然発生的な形態と考え方が、今日まで基本的に変わっていないのも減少理由の一因でもあるようです。
このため、現状の折込み広告の慣行や仕組みそのものが、「新聞販売業界内輪の都合を優先したものだ。」と批評する方もいらっしゃいます。
『いわば、新聞販売店の“副業”としての価値観で取り扱ってきた広告メディアといえる。(“副業”にしては販売店収入にとっては重要なウエイトを占めている)
だから、メディア側である新聞販売店から顧客への提案は、広告の目的や効果を考慮した視点のものはほとんどない。逆にあるのは、販売競争のあおりが広告レベルに適用された自主規制( ex. クーポン……)や、顧客ニーズをあまり配慮しない新料金設定の類ばかり。』との苦言も耳にしております。
数年前までは、黙っていても新聞広告や新聞折込みチラシはどんどん増えていきました。
マス媒体が低迷している時ですら、折込み広告は「遅れてきた高度成長」を謳歌し、まさに「奢れる者久しからず」― そして今日、広告効果にこだわる広告主を無視してきたツケが当然のように回ってきて、折込み広告離れは徐々に進んでしまったようにも思われます。
1974年に「新聞折込みの日」と制定されて以降、36年目の今日を迎えたわけですが、紙離れ現象が更に進んでいく中、これからの「新聞広告」/「新聞折込み」の方向性に目が離せません。
因みに、アメリカでは「5年以内に紙の本が消える」と提唱した学者もいました。本が5年以内という事は、果たして日本の新聞運命は何年でしょうか…
今の国内新聞各紙、原理原則客観的に報道がなされなければ、自ずと新聞離れは進むでしょう。良い例が、対中国に関連する記事などでしょうか。