伊勢市市民交流課から伊勢市民活動センターを利用する団体にアンケートが送られましたが、無記名アンケートと言いながら回答用紙に数字が印字されています。
A団体に送られた回答用紙と封筒の宛名ラベルには、それぞれ109の数字が、B団体には52、C団体は30の数字が印字されていました。
単なるミスではありません。回答用紙ごとに異なる数字を印字した紙を、それと同じ数字が印字された宛名ラベルの封筒に封入するには、意識的に行わなければできない作業です。
つまりA、B,Cそれぞれの団体がどんな回答をしたか、知ることができるようにするためです。
市民交流課は回答用紙に「どの団体がどのようなお答えをされたかについて知られることはありません。団体としてのお考えをご記入ください。」と記していますが、団体ごとの答えを知ることができる仕掛けにしていたのです。市民を欺く行為です。
感覚麻痺の市民交流課の話
本7日、私たち3人は市民交流課を訪ね、説明を求めました。課長は「アンケートの回答は内部で使用するだけで、外部には公表しない」と述べるだけで、故意に番号を印刷したことについて納得できる説明はありませんでした。このような無記名アンケート用紙に番号を印刷することは同課では、今回だけでなく、2019年にも行っていました。,従って「このようなことは、市役所では当たり前のように行っているのではないか」との疑念を抱かざるを得ません。
市民交流課が行ったこの行為は深刻な問題です。それは、市行政が市民を裏切り、どんなことをするかわからないというぬぐいがたい不信感を作ってしまったことです。
私たちは、同課だけでなく、全庁的に同様の行為が行われていないか、徹底的な調査が必要であると考えます。その上に立って同様の行為が行われないよう厳正な措置を取るよう市当局に要求していく所存です。
なお、今回のアンケートは、現在、市民活動センターが入居している施設に、観光施設を入居させることを目的に、市民団体の意向を調査するために行ったものです。
写真は、識別番号が印字された回答用紙と団体宛ての封筒ラベル
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