京風ロハス倶楽部    by ake

LOHASというコンテキストでつづる京の暮らしと情報

葵祭献茶式

2006年05月22日 | 京都もの
5年前からお稽古をさせていただいている小川流煎茶、小川後楽お家元が、毎年
下鴨神社で献茶式をお勤めになられるので、ご招待をいただき杉本会のお仲間とご一緒に朝から参列しました。


前日までは雨が降っていましたが、最高のお天気!いそいそと単衣の紋付に身を包んでお出かけ


楼門のあたりに大きな朴葉があって、ちょうどお祭りのこの時期に南の国の樹かしらと思える見事な花を咲かせておりました。茶道では大きな葉っぱは水差しの蓋に使うそうです。朴葉にくるんで味噌でお魚を焼く料理ホウバミソもありますね。

楼門ではお社中の師範さまがたが控えておられて、
本日の清々しい儀式の緊張感の中にも華やかさな印象。



斎王代が禊をされる御手洗川に掛かる小さな太鼓橋の朱が緑の中にひときわ映えます。




拝殿ではお家元が凛々しく、ご長男様を控えに前にすすまれ、


神様にお茶が献上されます。
神職もフタバアオイを冠にかざして、雅な古都千年のお祭りは、まことに美しいです。






杉本会の発起人で重鎮の美術プロデューサーの泰子さまが参列者を代表して、フタバアオイを身につけられ拝礼されました。




献茶式がおわると、2席のお煎茶席をいただきました。



煎茶のお干菓子は「薫風」
玉露席には、小川流の紋である「対極紋」の松のお皿と茶托。


国宝の建物でのお手前。お若い方の御髪にも緑が




お昼のお弁当は涼しいお席で下鴨茶寮のものでした。




気のおけない杉本会でのおつきあいのお仲間と佳き半日を過ごさせていただき、
お家元、師範様に感謝でございます。
お勤めのお疲れをどうぞお癒しの機会がおありになりますように


帰路の鴨川の河原には水遊びの家族連れでにぎわっていました。
遠方には大文字が見えておりますよ


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