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undergroundman* ブログ

つれづれに

ロドプシン ロタキサン

2011-06-23 00:09:00 | デザイン

尊敬する、川崎先生のブログに、ロドプシンの件がありました。
実に興味深く読みました。
下記。
http://www.ouzak.co.jp/blog/?p=19712

ちょっと視点を変えれば、面白くなる。これっていろいろなものに言えそう。

僕は最近、デザインの現場を離れ、じゃっかん、自分の視点を固定してしまっている感を感じております。
まだまだ、青二才ではありますが、これも老化でしょうか?

いろいろな思いはありますが、歳には勝てません。

そうえば、ロタキサンが気になります。
その造形美ですね。 幾何学美。

アカデミックな視点ではない興味で
物事を見るって楽しい。

http://www.org-chem.org/yuuki/rotaxane/rotaxane.html

フラフープ型の分子形状は、ナノマシンなどの駆動にも使えそう。

と書くと、カテナンだってという意見も。
http://www.org-chem.org/yuuki/catenane/catenane2.html



神は永遠に幾何学する。(プラトン)

バイロン

2011-03-17 01:38:53 | デザイン
「事実は小説より奇なり」はバイロンの言葉だ。

実際にそうですよね。
津波ですが、計測器が壊れてしまい、正確な波の高さは解らないそうです。
津波は、ハワイの大波のような形ではなく、海が溢れるような形なのだそうです。
ですから、威力があるのですね。

津とは、港に意味もある。
津に入ると周囲の海水も集中するので
実際の波の大きさを上回るそうです。
つまり、7メートルの津波が、20メートル以上にも。
おそろしい大波です。
防波堤やテトラポットは役に立たないというような意見もあるようですが
無駄ではなく、それでも波のエネルギーを減らしているそうです。

いづれにせよ、地球のエネルギーはすごいですね。

本当に想像を越える大震災。
そして、空っぽのスーパーで思う人間の行動原理。
予想していたはずだけど、予想を上回る。

アニメ エヴァでの「ヤシマ作戦」はフィクションだったが
それにも似た作戦が、今回の節電や、輪番停電(計画停電)。
協力者は多い。随分電力を下げている。

この ヤシマ作戦 は、ツイッターなどのつぶやき系で広まった。
こんどは、ダチョウ倶楽部の上島さんの、「どうぞどうぞ」のネタから
「ウエシマ作戦 」となづけられ、買い占めはやめようと広まっている。

また、福島原発の対応からか、現場を守る、踊る大捜査線の青島刑事から
「アオシマ作戦 」が広まり
会議室の人たちではなく、現場の人々にエールを送る意味で広まっている。

つまり
ヤシマ作戦(節電)
ウエシマ作戦(買い占め防止)
アオシマ作戦(現場応援)

つぶやき系だからこそ、生まれた現象だ。
他にも考えればあるかもしれない。

東京の夜空は、節電で、皮肉にも美しい星空です。

やはり、原子力 は地球上では管理が難しいのではないか?と
僕は今回思った。
では、電力をどう効率よく生み出すか?ここも同時に考えなければ
解決はしない訳で、複雑だ。でも、わざわざ毒性のある、放射性燃料を使うくらいなら
まだ、二酸化炭素を出した方が増しな気もします。

これだけ、有事の際に費用がかかる代物なら、そのお金で、
日本の多くの家屋にソーラー発電を普及する費用に出来たのではないか?
それにより、原子力に頼らない事も、技術立国なら出来たはずでは?
唯一の被爆国であるのに、放射性燃料を使う、平和利用としても
なんとも、言いがたい。

これもバイロン
「逆境は真実ヘの第一歩」

また、
「国を建てるには千年の歳月でも足りない
だが
それを地に倒すのは一瞬で充分である」


Tokyo designers week 2010 / Impression vol.3

2010-11-05 23:41:46 | デザイン
Impression vol.3では
自分が感じました、「胎動」と「希望」
として、書かせていただきます。

*1*>>>http://www.unc-design.com/
同じ作りと意匠ですが、
三つの木材の組み合わせで、スツールにも、照明にも、コートハンガー にもなります。
目のつけどころはかなりいいなーと感じました。
これからの他のプロダクト展開が楽しみですね。

*2*>>>http://www.isabeldammermann.com/
手作りのあとが美しいと感じてしまう。
例えば、風化した漆喰の壁は味がありますし美しいと感じる時も有る。
経時変化で味わいがますレンガや城壁の美しさ。
もの言わぬ石が見せる、そのままの美しさ。

これは難しい作業だ。作るというのは、作為的なものに他ならないからだ。
しかし、それを作為的に見せずに、これも美しさ。シンプルな美。と
変換するには、センスが要る。
そして、こういう個性も有りだと思うのである。

*3*>>>http://www.schullin.com/#/de/Welcome
ラグジュアリーな中に、自然さや、有機的なものを感ずる。
新しい何かを感じる。

*4*>>>http://www.gung.jp/
提案に遊び心がある。今までも有った物だけど、すこし形を変えると、えらく面白いものになる。
そんなデザインって楽しい。
今後の展開が楽しみです。

*5*>>>http://www.tale-design.com/
このデザイナーさんも、シンプルななかに、面白さを+する。
そして、デコラティブにならず、アジア特有の引き算の美学を感じる。

*6*>>>http://smile-park.com/
会場で担当者と話して面白かった、新しかったのは、この、スマイルパークです。
社長というか、リーダーというか、その方が世界を巡り、コンセプトをかき集め
そこから、発想したものをデザイン化し、世の中に提言する。
という活動そのモノがコンセプトであり、デザインに含まれている。

視点を日本から離れる事と、山頭火のように、巡業しながらインスピレーションを得て
デザインに還元する訳だ。

いわば、デザイナー版椎名誠というところでしょうか?
僕的には、ソーシャルな活動にもすこし関わったなら
理想的だなーと感じる。

*7*>>>http://ideosolab.blogspot.com/
国によっては、貝殻のネックレスが、お金になる所も有るようだが、
基本的に多くの国が、貨幣は、お札と、コインであろう。
マネークリップと、コインを分けて持つ方も多いかもしれない。
また、おつりをもらったときに、お札を入れる側に、コインが入ってしまうこともある。
しかし、この試験所というグループ。ウィットなネーミングですが
それを解決する、財布をデザインしており、単純な事なのに、その構造には
「ナルホドー考えつかなかった」と思わせる物でした。

韓国、中国勢のデザインの勢いはやっぱりあった。
閉塞感漂う時代では有りますが、クリエイターの新しい発想には、胎動と希望を感じたのです。



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免責:このブログはあくまで、個人的な見解です。
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Tokyo designers week 2010 / Impression vol.2

2010-11-05 00:46:30 | デザイン
Impression vol.2 では、TDW2010のなかでも
「自転車」の関係で目にとまったモノについて書きます。

SCARABIKE スカラバイク
http://www.scarab11.com/
商品カタログというより、ファッションというか
プロモーションな感じの画像のカタログ。
自転車のある生活のイメージが、おしゃれに見える。
3年まえから有るメーカーだそうだが素敵。

とはいえ、自転車は移送手段に使う道具という見方をすれば
当然、イメージよりも、安全性や丈夫さなども重要に違いない。
そこの評価ではないか?

デザインこそは自社であろうが、自転車はおそらく
どこのメーカーでも、パーツはいろいろな会社から
取り寄せているのだろうから、安全性が低いとはいえない。
つまり、OEMが多いのだから、日本製であれば、不安全とはならないのだろう。

また、自転車を革製のモノで、デコる というか、
付属する事で、おしゃれに見せてしまう。
maware
http://www.maware.net/

自分的には、この2メーカーがコラボしたら
どれだけ、おしゃれだろうか?
と考える。
いろいろ、買いたくなりますね。

エコブームと健康志向とが一体になって、
自転車は今やアイテムとしては、人気上昇中である。

自転車は元々エコなので、見せ方が大事になって来ているのだろう。
機能重視か、見た目重視か?といいますか。

自転車とて、事故すれば、大けがもする。
安全性と思うのだが、実際には、「おしゃれさ」はかなり
購買意欲を注がれる。


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Tokyo designers week 2010 / Impression vol.1

2010-11-03 23:34:19 | デザイン


今年のTokyo designers week 2010は、見やすかったと言っても良いかもしれない。


これまで、LOVEというテーマでした。
でも、曖昧なニュアンスもあり、そういう意味では今回の
「環境 -LOVE BULE- GREENから、BLUEへ」は的を射ている
http://www.tdwa.com/

また、あなたのクールジャパン
http://www.tdwa.com/exhibition/cooljapan.html
では、前衛も含めた表現を盛り込み、デザインを離れた、アートという一面も見れて
これはこれで、良かった。

Vol.1の項では、
TDW ART
Jalapagos
ジャラパゴス展について個人的に感じた感想を述べます。
http://www.tdwa.com/exhibition/tdwart.html

http://koten-navi.com/node/2068

TDW初のアートコンテンツだが、よかった。
デザインは商業に密接である。
で有るがゆえに、人々の意識、理想などに大きく左右される。
グロテスクや、怖いものは含まれる事は少ないといえる。
しかし、アート表現には、その制約がない。

いわば、オブラートに包んだ、美しい日本の現状ではなく
ある意味、日本そのものをさらけ出すには、
景気動向に左右されにくい、「芸術家」の目線でみたいわば
「芸術化」した日本のエネルギーを大いに感じたのである。

特に、会田 誠<makoto aida>/灰色の山
は、しばらく、立ち止まってしまった。
大きな画面に、社会人たちの屍の山が。遠くにも連なって山脈化している。
夢で見たなら、悪夢といえる。

これが黒焦げならば、それは、大量破壊兵器使用後を思い浮かばせるのだが
その陰惨さが全くなく、働いていた格好そのままで血を流す事なく
倒れてひたすら重なる遺体の山だ。

現代社会の憂鬱さを、静寂に描いている。
抽象表現ではなく、写実で、細かく描かれており、気の遠くなるような作業だったろう。
こんな夢は見たくはないが、夢とも言えないように思う。
景気の低迷とこの空気感を敏感に感じ取った作品だ。

彼の作品は、幅広い。
参考URL/http://mizuma-art.co.jp/artist/0010/


緻密さと言えば、池田 学<manabu ikeda>/興亡史
参考URL/http://mizuma-art.co.jp/artist/0030/
これも、実物を見ないとわからない。
近づくと細かい線描の永遠とも言える線の集合体だとわかり、
気が遠くなる。
昔、バーンズコレクションを上野で生で見る機会があったが
スーラのあの点描の世界を見て、「早死にして当たり前だな」と
その途方もない点の宇宙に見入ったのを
思い出した。

現代版、地獄絵といえそうな、
野田 幸江<sachie noda>/祈りと製作
参考URL/http://mizuma-art.co.jp/artist/0200/

鉛筆での表現はかえって、夢うつつを思わせる。
大きな画面に、断片的なものが映る。
いつか見た悪夢のようだ。
沢山の眼が浮かぶ。脅迫と狂気に満ちている世界が 大きな画面に描かれている。
見たくない世界なのに、どういう訳か、眼を離せなくなるのだから不思議だ。
こちらも、その緻密さには驚嘆する。
彼女の何がそこまで、製作に打ち込ませるのか、題のように
祈り無くして、ここまで描ききれるものではないだろう。

体感する不思議さでは、
鴻池 朋子<tomoko konoike>Landmark だ。
参考URL/http://www.operacity.jp/ag/exh108/
彼女の作品での立体は初めて見た。
真っ暗闇な部屋で、このキラキラした、人体ミラーボールの反射が
ぐるぐる回る、宇宙のなかにいるように、足下の重力がなくなり、浮遊感を与えてしまうのだ。
かるい、目眩を覚えた方は多いのでは?

彼女の作品では骸骨がかなり、大きなモチーフになっているようでもある。
しかし、キャッチーでもある。
何を伝えたいのかが、何となく伝わる。つまり、この絵は感じるというより
読み物。つまりテーマの足がかりがしっかりしている作品だ。

例えるのなら
アカデミックすぎて、指示に外来語が多く、何を言っているのか解りにくい上司ではなく
誰にも伝わる言葉で、伝達される事はいいことだ。
それは、けして悪い事ではない。
だからこそ、立体物の方が、彼女を引き出していて、ミステリアスな感じもしないでもない。

自分が、記事にしたいと思った作品は以上だ。

デザインを見にって、中国や、韓国のデザイナーが元気ダナーと感じた会場だったが
思いがけず、元気な日本のアートを見た。
これは、やはり、デザインの活気とアートの活気は、有る意味において
反比例するのではないか?と感じた。

好景気であれば、デザインに力を入れやすい。ビジネスとしての需要も高まるからだ。
しかし、不景気という、抑圧は、逆に、アーティストには表現の種を蒔き
表現のパッションを刺激するのではないか?

そんな事を思った。


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