undergroundman* ブログ

つれづれに

ありがとう

2011-12-19 10:38:48 | よしなしごと




今年、

一緒に呑んでくれた皆さんありがとう。

関わってくださった総ての皆さんありがとう。

相談にのってくれた皆さんありがとう。

仕事してくれた皆さんありがとう。

業者の皆さんありがとう。

原発の復旧作業と震災復興に携わる
皆さんありがとう。

うちに限らず、伝統工芸を応援してくれた皆さんありがとう。

みんな、良いお年をお迎えください。合掌

類は友をそして狭い世間

2011-12-16 03:03:27 | よしなしごと

グループ展をしていて、メンバーのある方とは
じつは、同じ共通の友人がいることや、あるお店のオープン時にじつはすでに
居合わせていた事などが、判明。
不思議なもので、SNSのつながりですら判明しないことが
分かる事もあり、世間は狭いもんだーと想いました。

また、音楽のリクエストできるバーでは、
お客さんとマスターと、映画フランキー&ジョニーの話や
テレンストレントダービーの話題で意気投合。
お店の名前まで、この映画にちなんでいたことなどわかった。
お互いのツボもはまり、なんだか、類(たぐい)が同じような気がした。
まあ、同世代の男子であれば、そうか?ともおもうが
いくつものツボが重なるというのはふしぎ。

グループ展を行ってよかった事は、
高校時代の恩師と専門学校時代の恩師が名刺交換する不思議な場面もみれたり
普段なかなか会わない、友人、知人、仕事仲間、同級生、先生と会うことができ
なんだか、良かったように想う。

今年は、震災元年。
また、自分自身いろいろ有った年ですし
特に大きな喜びが有った訳ではないけれど、
それでも、自分は生かされている訳で、
感謝だなーと想う。

はやくも今年を振返ってしまうが
自分と出会い、関わってくださった皆様にお礼を言いたいです。
なぜなら、すこしは前進出来たからです。

ありがとうございます。


グループ展報告!

2011-12-12 11:08:47 | 工芸



グループ展始まりました。

モノづくり集団 nido sando
http://2do3do.web.fc2.com/index.html

初 グループ展
「いま、つくりたいもの箱に込めて」展
2011 12/11>>>12/17
12/11初日は13時から17時
会期中は9時半から17時
12/16は9時半から18時
12/17最終日は15時半まで

お題は「箱」ですが
厚みのある額もOKとしており
作家個人の箱の認識は任せてあります。

彫刻家 土屋さんのお作品
「石ころふくろう」
愛らしいので、皆さんに評判です。

デザイナー 高橋さんのお作品
「Sweets secret」
陽が当たるとなんとも万華鏡のような世界が。

イラストレーター にご蔵さんのお作品
本のイラストの原画を見られるほか、
外と中でのストーリーになっておるお作品、
会場でみてね!

伝承折紙 折師 小野溝さんのお作品
たとう折/福助/カエルの解剖標本
標本は洒落が利いてます。
福助はわざと、古紙をつかい味わいを出しております。

あみぐるみ 田中正子さんのお作品
箱もの家電の冷蔵庫が洒落でしょうか?
「暖っかそうな冷蔵庫」毛糸だけであれだけの構造物がと関心!
会場に触りにきてね!

ジュエリー作家 伊勢さんのお作品
「昆虫標本箱」
ワックスの彫の妙意。本当にすごい。
あそこまでの彫が出来るようになりたいと
筆者が憧れる方のお作品。

実験的図像作家 田中一平さんのお作品
「ノゾキバコ」
とにかく、スクリームな世界ですが
単純かつ巧妙な仕掛け箱に のぞいた方は
「おおおおお!」「へえええええ!」といいます。
見に来てね!

私の作品 「彫金 銀製 陽炎の精」は
原画と仕上げを自分で行った作品です。
鬼束ちひろさんの「陽炎」のPVの世界観がすきなので
上村松園先生の草紙洗小町をメタファーに、
昼から夜に向かうときに現れる陽炎の精を能的に現代解釈で描きました。
「素銅と銀象嵌水滴 夕刻の月」は
色揚げがみそです。
金属の色の味をお楽しみください。

会場は
原宿学園東京デザイン専門学校
一号館
ギャラリーアミ
http://www.tda.ac.jp

東京都渋谷区千駄ヶ谷3-62-8
ギャラリー運営委員会事務局 
tel:03-3475-0171
JR原宿駅 竹下口より、徒歩6分

※午後、当番制で作家が在廊します。
※ギャラリーには駐車スペースはありません。
※会場は狭いので贈り物はご遠慮申し上げます。

原宿はすこし遅い紅葉


表参道では夜はイルミネーション。
お近くにお越しの際は是非。


夢と少年と鉄人

2011-12-06 00:32:22 | ロボットデザイン孝


子供たちに「夢」を与えるのは大人の役割と
ある意味言えるような気がする。

しかし、不景気になって
大人社会が元気がなくなると
大人の夢(興味)はマネーになり、その余波は子供にも影響を与えるのは
仕方の無いことかもしれません。
また、大人の後悔を子供にゆだねてしまうのも性。

原作の鉄人28号でも
戦後の大人の過ちを、少年が無免許?免責特権?なのかしらないが
車を乗り回しピストルも所持し社会問題やマッドサイエンティストを正してゆく。
子供が大人の既成の世界を塗り替えるとでもいおうか。
漫画だから・・・と言われればその通りだが
表現手段として見れば、そんな風にも言えないだろうか?

http://www.youtube.com/watch?v=JVwKkiKD1Mc

東京オリンピックが、昭和39年。
鉄人28号の連載は、昭和31年
昭和20年の戦後から11年後。
すこし落ち着きを取りもどしたものの
時代の変化が生み出す抑圧や闇。
復興の狼煙とともに、漫画家はなにかを予見しつつ
少年漫画を描いていたに違いない。

であるから鉄人28号の物語はかなりダークだと僕は感じているし
大人のトラウマやらなにやらを正太郎という少年に背負わせてしまう
当時の大人の業への戒めのようにも想えて成らない。
内容の根底はかなり深い内容であるとおもっている。

押井守監督の舞台、鉄人28号は、オリンピック前の日本のダークサイドへ
メスを入れるような意欲作であったらしい。

今に目をむければ、
球団をD○○Aが買った。
一見、楽天と同視してしまうかもしれないが、
この企業のビジネスはネットゲーム。
ゲーム内のお金のレート、設定は会社側で決められる。
つまり、モノを売るのではなく、ある意味、ギャンブルのそれで
親が徳をするようになっているシステムの提供ともある意味いえないか?

これも、現代のひずみが象徴する、いわゆる
パンを買うお金のリアリティとはちがう、マネーの新しい使い方が
バーチャル世界での通貨ともいえなくもない。
そういう意味で、はたして、オーナー企業にふさわしいかどうか
若干疑問が残った。

むろん、 大人がお金で買う夢。これも夢であるし
グローバリズムとIT起業の儲けは巨額であり、
球団のオーナーになるというのは、至極自然なのかもしれない。
今も昔も球団をもつというのは企業の誉れであるし・・・

しかし、ある意味ギャンブルという見方をしたときに
少年に与える夢の影響は無いとはいえないのではないか?
もちろん、野球や有名選手が夢をあたえるので、オーナー企業の体質は
直接的には関係はないといえる。

言いたい事は、
むかしのゲーム機とはちがい、ゲーム機本体とゲームソフトという
モノ自体の販売ではないのである。
こうしたオンラインゲーム内の金銭のやり取り。
勝負事であり、また武器を売る。リアル世界であれば、いわゆる武器商人。
A軍とB軍が調度いい戦をしてくれれば、それだけ富む。
つまり、ゲームのビルダーはその世界で創造主なのだから
武器の価値、貨幣のレートも決められる。

この辺りの法の整備がないのが問題なのかもしれないけれど
誰も気づいてない。と先日ある方が言っていたのです。
その受け売りにもなるがそう思った。

考えてみれば、
大人の与える子供への夢は今も昔も変わらないが
「意味合い」という問題の中では、企業の内容はこの意味合いに等しい。

これは、良い悪いではない。
体力のある企業が、球団を買う、それは結構なことだ。
けれども、夢はお金だけで買えるような印象を少年に与えたくはないものだ。

時代の変化の過渡期には、同じような時代の空気があるようにおもう。