平林寺で秋を楽しむ

2009年11月30日 | まち歩き

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平林寺 埼玉県新座市野火止

A_0103今まで知らなかったのは新座市在住の方に申し訳なかったが、仲間で紅葉見物について話していたとき、平林寺が話題になった。数名いたが誰も行ったことはない、ものは試しと11月28日、お天気も良かったので出かけてみた。土曜日なので人出も多いかもと思い、早めの8時30分に平林寺前に到着し、駐車場(500円)に停めた。早速山門に並ぶが私は2番目、しかし開門前には400名位が並んだ。

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茶禅一味

拝観料(300円)出して入場すると、「茶禅一味」と大きく書かれた札をくれる。裏に解説があり、村田珠光は茶の湯の開祖だが一休和尚に禅を学んだ。禅僧は座禅などによって無心のA_0297境地を体得するが、茶道も客を迎え・茶をたて・茶を飲む一連の流れの中に無心の境地を見ていく。我々の普段の生活でも、無心で何かをすることが禅に通じると教えてくれた。この茶禅一味の解説のあとに、平林寺の紹介がある。臨済宗妙心寺派の由緒ある寺で、岩槻市に600年前に創建されたが、徳川の時代に川越藩主A_0157松平伊豆守信綱公の遺志を受け、この新座野火止に移し今日のような平林寺に建立した。晴天の土曜日とあって人出は多かったが、何せ境内はとてつもなく広いから人込みを感じさせない。まさに武蔵野の面影を残している。紅葉の楽しみ方は人それぞれ、最近目につくようになったのが女性のカメラマン。高級一眼レフにプロ仕様の三脚、服装も一流カメラマン風?、ローアングルで構えたり、あえて逆光を狙ったりしている。邪魔にならないように道端に腰をかけてスケッチをしている人も多い、これもほとんど女性だ。集団で入場してきた年配の人たち、し ばらくするとばらばらに行動しだした。紅葉を愛でながらメモを取り出している、俳句か和歌の愛好家たちだろう。これも圧倒的に女性が多い、女性のほうが文化的なのか・・・。当然だが、友達同士で・夫婦で・またはお年寄りを連れて、語らいながら紅葉観賞をしている人が圧倒的に多い。でも撮影やスケッチ目的でなく、ソロで散策している人も見かける。今回は写真撮影を目的に出かけたが、次回はカメラを持たずに一人で出かけて、季節の移り変わりを心で感じてみたい・・・無心で・・・茶禅一味・・・。

 


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