見沼通船堀 閘門開閉

2009年08月26日 | まち歩き

 

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見沼通船堀 閘門開閉実演

見沼通船堀での閘門開閉実演が2009年8月26日東縁一の関・二の関間にて行われた。開閉実演は通船堀の改修工事(東縁:平成6-7年、西縁:平成8-9年施工)後の平成9年から毎年1回(夏)公開で行われている。午前10時の部に参加しようと9時過ぎに現場に到着したがすでに大勢の人が詰めかけていた。最初に東縁一の関の閘門で(水位調整のための)作業が披露された。「角落(かくおとし)板」と呼ばれる細長い板(幅18cm長さ333cm厚さ6cm)を投げ込み(写真・左)、閘門中央にある鳥居柱と呼ばれる一回り大きい柱に縦に並べて固定する。溝に落とし込む方式ではないが、水圧で板は固定される。実演開始状態では2枚付けられた状態で水位は50cmもなかった。(右は二の関を通して一の関を見る) トップの写真が1時間ほど経過したときで、水位の違いが良くわかる。水位190cmの状態で通船の実演が行われた。実演で使われた船は、�廢船(ひらたぶね)と呼ばれるもので、江戸から八丁堤までの荷運びをした船の1/2のサイズで復元されたもの。ゆっくりとした操船作業を見ていると江戸時代にタイムスリップしたようだ。実演後半では角落板を外す作業(写真・左)が披露された。1枚外すごとに閘室(一の関と二の関の間)に溜まっていた水が勢いよく芝川方面へ流れ出して瞬く間に水位が下がった。


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