グレーンホーネット 2011年公開 監督: ミシェル・ゴンドリー キャスト: セス・ローゲン、ジェイ・チョウ、キャメロン・ディアス、クリストフ・ワルツ
新聞社の若き後継者ブリット・リードが、正義のヒーロー“グリーン・ホーネット”となり悪に立ち向かう姿を描いた60年代の人気TVドラマを、ミシェル・ゴンドリー監督が映画化。昼間とは別の顔を持つ男ブリッドは、ハイテク装置満載の愛車ブラック・ビューティーを駆って、相棒のカトーと共にギャングの支配者ベンジャミン・コドンフスキーと対決する。
ああ、なんちゅーアホな映画だろうか。でも肩の力を抜いて見られるのでラク。主人公が自分勝手でクレイジー、相棒カトーを親友といいながら、彼をただの雇われ人のように扱う姿にこんなヒーローどうなのよ?と思ったが、カトーもリードと本気で喧嘩しながらやりかえし、結局は仲直りしているところが面白い。
ふたりの無鉄砲でアナーキーなハチャメチャ活躍ぶりは面白かったけど、適役のコドンフスキーが頭悪すぎて主役の存在感に負けている・・・、それにヒロイン役にディアスって・・・老けすぎだろう・・・、脇役の配置がいまいちなのが残念なところ。ちょっとアイアンマンの設定に近いものがあるけど、なかなか面白い佳作でした。