ウメコの毎日

新潟市に住むウメコの平凡な日常、そして日々想うことを綴っています。

父の東京思い出巡り - 慶応義塾大学編

2009-10-20 | 旅行
きっかけはこの写真。

 


夏のある日、私が押し入れの中を整理していた時偶然に見つけた古いたくさんの写真。その中に父の若かりし頃の写真がありました。
昭和30年台というかなり古いもの。これは慶応義塾大学での講義の様子だそうです。
父は慶応の通信教育を受けていたのですが、当時の仕事の関係で卒業することはできなかったそうです。
以前からしょっちゅう思い出話をしていたのですが、この写真を見つけてとても懐かしがっていたので「じゃあ体力のあるうちに東京に行ってきなよ!」と私がけしかけたのです(笑)。本人は2年前の脳梗塞発症後、体力に自信をなくしており始めは行く気なかったのですが、今現在体調も良いし気候も良いので行く気になったので私が休みだった19日、思い出めぐりへとでかけました。私は付き添い(見守り)で同行。


昨日の東京はとても良い天気。暖かくて散策にはぴったりでした。
午前中は別のところに行きましたがその話は後日にして、メインの慶応大学からいきましょう。


地下鉄三田駅からてくてく歩いて最初に目にしたのが東門(東館)。2000年に旧図書館の赤煉瓦のイメージで建てられたものだそうです。


 



そこから入るとすぐのところにあるのが旧図書館。1969年には国の重要文化財に指定されています。階段の踊り場にあるステンドグラスは見事です。父も懐かしがっていました。



 



見学者は建物の内部には入ることはできませんが、食堂はOK!とのことでしたので行ってみました。昼食は済ませていたのでアイスクリームを食べました。昭和39年復刻版というこのアイス、めちゃおいしかったです♪
まわりは若い人たちばかりで、若干、イヤ、かなり場違いな感じの私たちでしたが(^^;)、こんな経験も二度とないかと思い雰囲気を楽しんでみました。


 



学食、安くていいですね~!カレーライスは創業当時からのメニューだそう。





三田キャンパスのシンボルになっているという大イチョウ。昔からあったそうです。





現在東京六大学の秋季リーグ戦が行われています。慶応と早稲田の試合が来週10/31と11/1にあるようです。キャンパス内でチケット販売が行われておりこんなポスターもいくつか目につきました。世間一般では『早慶戦』と呼んでいますがここ慶応では『慶早戦』と呼ぶんですね。知りませんでした。父は知ってましたけどね(^^;)






生協購買部でオリジナルグッズいろいろ買っちゃった。学生でもないのに大学ロゴマーク入りトートバッグ(¥1,260 安!)を買っちゃった。新潟市内でこのカバン持っている40女を見かけたらそれはウメコです(笑)。





重要文化財に指定されている三田演説館を見てこなかったなぁ…。あと創始者の福沢諭吉像の写真も撮らなかったなぁ…。
三田キャンパス、意外と狭いなっていうのが印象。都会の真ん中だからでしょうかね。
学生の頃は大学に行く理由もなく、やりたいこともなく早く社会に出たいと思っていたので高卒で働き始めたけど、“大学生”になっていたら今はどうしていたのかなーなんて空想してしまいます。今よりもう少し視野が広がっていていろんな世界観を持つことができたかも、なーんて思うこともありますけどね。


最後に若かりし頃の父の写真を。当時の学生証です。
昭和38年に発行されたものを今までよくとっておいたと感心します。
私がなかなか古いものや思い出の品を捨てられないのは、この父のDNAなのだと改めて思いました(^^;)





71歳の父、普段の歩行数は5千~1万歩くらいですが昨日は1万7千歩でした。
19時過ぎに新潟に戻り21時には布団に入った父、疲れすぎてないか心配でしたが今日はまぁ普通に元気にしており一安心。
思い出めぐりの旅もまた良い思い出となってるといいな~。
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