苦楽の彼岸 山あるき 森あるき

こんにちは!umebocです。
主に近畿の山々をうめ子と2人で歩いています。

2011年12月23日(金)【天ヶ森(京都北山)】 其の一

2012-02-15 | 京都周辺エリア
京都北山【天ヶ森(ナッチョ)】(ウォッちず参照)


叡山電鉄の車窓から見える山々が粉砂糖を振りかけたように白い。
-------今日は雪が深そうだ。

更新期時が前後しているが、この日(2011年12月23日)は京都北山の天ヶ森へ行ってきた。
天ヶ森は通称「ナッチョ」と呼ばれている。
その呼称がいったい何を意味するのか、数多の登山者の頭を悩ませている。
簡単に調べたところでは-------まったく分からない。
多少複雑に「ナッチョ」を「NACCIO」とし、調べてみた。
そうすると出てきたのは「Alpe di Naccio 1395 m」。
スイスのティチーノ州、マッジョーレ湖の近くにある山だ。

もしや、マッジョーレ湖のイメージを琵琶湖に重ね、
その近くの山として、付けた名前なのだろうか・・・・





鞍馬駅から、8時33分の広河原行のバスで百井別れへと向かう。




8時57分 百井別れバス停(ウォッちず参照)

ここから北東に行くと百井町があり、その東にナッチョ(812.6m)がある。




バス停から百井峠方面へと道路を歩き始める。






9時27分 地蔵堂


レインウェアの上だけを羽織っていたが、雪の降りがだいぶ強くなってきた。
--------これはパンツも履いたほうが良いな。
うまい具合に、大きな地蔵堂があった。
造作もしっかりとしていて休憩所に見間違えるくらいだ。

レインウェアの上下を着て完全装備となる。-------これでどんな降雪でも心配はない。





9時30分 百井峠

バス停からを歩くこと30分、百井峠を通過し、さらに道路を進む。




9時40分 百井配水池






9時53分 青少年村

道路の左側に青少年村キャンプ場があった。
右手には百井浄水場。






このまま、百井の集落へ。-----サクサク-----サクサク。
真っ白な道を快然と歩く。
長い道路歩きだが、苦にならない。




お父さん犬(byソフト○ンク)

白い犬が楽しそうに走り回っている。------野放しか。

---------そういえば、この前皆子山に行ったとき、平バス停の近くでも白い犬に遭遇したよな。

「もしかして同じ犬ではっ!?」

「それは無いわよ」

果たしてどうだったろうか。
ここから北東へ10キロほど百井川沿いに道路を行けば、皆小山の登山口に着く・・・



10時00分 百井地区

百井の集落へと入った。
それにしても、想定外の積雪だ。
------近畿圏で、こんなにも雪が積もる地域があるものなのか。
「豊岡の方も雪、凄いのよ」
豊岡の知人を訪ねたときのことを語るうめ子。洪水に積雪、豊岡とはいったい・・・






縄張りの巡回中なのだろう、先の白い犬の足跡が続いている。






百井地区中心部?





ひたすら歩いてきた国道477号線。
この道と別れ、いよいよナッチョ登山口へと向かう。














10時05分 旧百井分校






分校の建物を目印に、右手の小川(百井川)を渡る。





左へあぜ道を進むと獣避けフェンスの出入り口があった。
慣れた手つきで侵入する。



わりと難しい。下の方が雪に埋もれてやや開けにくい







フェンスの内に入り、雪原を行き、しばらく歩いた突き当たりの扉を開けて外へと出る。
植林地の中を道なりに歩くと、すぐに林道へ出ることができた。













10時26分 ナッチョへの道標






林道であろう雪道を行く。
周囲は雪に覆われ、木々からは絶えず粉雪が舞う。

だらだらと続く面倒な上り道を黙々と進む。積雪に足をとられ、思うように歩けない。





うめ子、倒れる。






「疲れた!もう歩けない!」

思いのほか、雪はうめ子から体力を奪っていたようだ。
------これだけ雪が多ければそれも仕方ないだろう・・・



気にせずに進む。




10時39分 鉄柱










さらにナッチョへの道は続く。

年末の山歩きのレポになるが、この頃が今シーズン最も雪に恵まれていた。
先日購入したワカンが、この頃欲しかったかもしれない。それじゃ【其の二】へと続く。まったね~。