苦楽の彼岸 山あるき 森あるき

こんにちは!umebocです。
主に近畿の山々をうめ子と2人で歩いています。

2010年6月5日 【三石山】其の二 完

2010-06-09 | 阪南・紀北エリア
【三石山】其の一






横尾辻からすぐに分岐があり、山道へと進みます。








これから30分ほどは、かなりの急坂が続きます。
ガイド本には高度を急激に上げていくコースとあります。









いつものことなのですが、苦しい時、うめ子は黙々と急ピッチで先へと進みます。
ボクはその後ろ姿を追いかけながら、ツルっと転けてしまいました。
うめ子には気付かれもしませんでしたけれど。









ここへ来るまでの道のり、もう少しハードでも良かったのです。
なぜか?
今、この登っている坂が急すぎるからです。
平地から山頂へ、一直線に登っているような道を行かなければなりません。









10時04分 紀見峠駅と三石山山頂への道標

わかってます。








10時07分 三石山山頂

ようやく到着です。横尾辻からだと、約20分かかりました。
それだけの時間、急な坂道を登ってきたわけです。
あたりはヒノキの植林地で、展望はありません。
疲労感ただよう山頂です。

三角点が有ることだけが救いでしょうか。







10時10分より昼休憩





10時38分昼休憩終了











ここから南東方向へ急坂を下ります。
気を抜くと転げ落ちてしまいそうな、危険な坂道です。









至る所に倒木のある、歩きにくい細いコースを行きます。







10時50分 三叉路

このあたり、わりと平坦な道で、楽が出来るなと思ったのですが、すぐに下りが始まりました。








11時00分、関電道の階段を通過しました。









関電道から4分ほどで御幸辻、紀見峠、三石山の三叉路です。











枯れたキノコの跡を掘り返してみると、スカラベと言うのでしょうか、
フンコロガシのような昆虫が2匹出てきました。
調べてみると、センチコガネの一種だとわかりました。
体長は2センチほどのこの金属光沢のある甲虫は、
動物の糞や腐ったキノコなどに見ることができます。糞を食べる糞虫です。









かわいらしいキノコも出ていました。
ホコリタケでしょう。食べられるそうですが・・・いかがですか?


11時10分頃、前を行くうめ子に追い付くと「大きなスズメバチがいた!」と、
体を硬直させて変な歩き方になっていました。
日本で最大の蜂はオオスズメバチだとよく説明されていまが、それは3センチから5センチ程度の大きさです。
うめ子の話によると、そんなサイズよりはるかに大きかったと言っています。
目の錯覚と思われるかもしれませんが、以前にボクも見たことがあるので、うめ子の話は十分に信じることができます。
その蜂は明らかに「蜂」という昆虫のサイズから外れていて、
体長は10センチほど、頭はペットボトルの蓋くらいあるのです。
昔から何度も見ているので(たまに体色がグレーがかっていたりします)、
現実に存在するのですが、今まで本などで見たことがありません。いったいどういうことなのでしょうか。
予想としては「女王蜂」かな、と思うのですが、お尻だけがデカイわけでもなく、
均整のとれた、蜂としてのサイズがデカイのです。
ボクの山での七不思議のひとつです。
とにかく、倒木も多く、人も通らない道なのでスズメバチの巣がどこかに出来ているのかもしれません。







途中(11時23分)、杉村公園まで35分の道標がありました。
(上の写真とは違います。木の板に手書きされていました)










11時39分、Y字の分岐

草が生い茂ってます。何が潜んでいるかわからないのでとても恐いです。











大きなムカデがいました。思いがけず、素早い動きです。
子供の頃、夜中に足を噛まれて目を覚ましたことが思い出されます。










11時45分、少しだけ展望の開けるところがありました。










11時50分、杉村公園と丸尾橋を指示した道標を通過し、鬱蒼と茂った雑木林を歩きます。









ようやく、丸尾橋が見えてきました。










12時02分、ちょっとした広場に出ました。
小休止に良いかもしれません。時間としてはお昼休憩ですね。
山頂でお昼を済ませてしまっている我々はそそくさと通過しました。








12時04分 丸尾橋









足下から下の池(?)が透けて見える吊り橋です。ユラユラしていてとても面白いです。











ついつい悪のりしてしまいます。
こういう人が事故を起こすのでしょうか。
自分では、まず危険は無いと確認してからの行動なのですが。







高所恐怖症の人にはたまりません。
そういえば、ボクも高い所は苦手なのですが、下が深そうな池や川だと、そう恐怖も感じません。
落ちても助かりそうのなので、安心しているのでしょう。



橋を渡って左へ、郷土資料館の方へと進みます。




12時14分 郷土資料館

ここまで来ると、もはや今回のコースは終了したようなものです。
資料館の係員さんは優しい人で、とても丁寧な対応でトイレを貸してくれました。
この近辺の山にも詳しい感じでした。ありがとうございました。







館内でトイレを借り、少しばかり散策して退散します。

あとは駅までテクテク歩くのですが、途中の道で桑の実を見つけました。
食べてやろうとしたのですが、木が高すぎて盗れませんでした。残念です。
子供の頃、身近に桑の木が多く生えていました。桑の実って、とても美味しいのです。
(舌が紫色に染まりますけれど)

















さて、駅へ到着したのですが、到着時刻を記録するのを忘れてしまっていました。
資料館で20分ほど居たと思うので、12時40分くらいに到着したのではないでしょうか。







駅のホームで電車を待つ間、ゲーターを外したり、帽子をかたずけたり。
春になってからは、コースを終えると着替えをしています。
ウェットシート(汗拭きシート?)で体を拭き、乾いた服を着、気持ち良く帰ります。



それではここまで。まったね~。