苦楽の彼岸 山あるき 森あるき

こんにちは!umebocです。
主に近畿の山々をうめ子と2人で歩いています。

2010年6月5日 【三石山】其の一

2010-06-07 | 阪南・紀北エリア
8時20分 南海紀見峠駅到着。

南海高野線は、大阪市内に住むボクからすると、どうしても「田舎」をイメージしてしまいます。
でも、そのわりには、いつも大勢の人が利用しています。
和歌山から大阪市内などへ通勤、通学することは、実はいたって普通なのでしょうか?
そうそう、それと土曜日、多くの学生が乗っているのを見ると、土曜は休みのボクとしては、とても不思議な感じです。




駅を出てから左へ、下方を流れる川を見ながら踏切を渡ります。







「岩湧山」と「越ヶ滝キャンプ場・高山森林公園経由での三石山方面」の分岐です。
もちろん、三石山方面へ進みますが、道はよくわかっていません。








わからないまま、2分ほど歩くと、正しく「岩湧山」「三石山」の分岐がありました。
以前来た時には、ここから岩湧山へと向かいました。
コンクリートで鋪装されている林道なのですが、なかなかの急坂です。

それにしても、今日はとにかく暑い。
夏はもっと暑いでしょうから、今から不安を感じてしまいます。







途中、何なのか、調べてはいませんが、何かありました。










8時40分 つづら折りの林道

カタツムリです。雨も降っていないし、カラカラに乾燥した道で何をしているのでしょうか。
普通なら殻に閉じこもって、体の水分が蒸発しないよう、じっとしているハズなのですが・・・



林道はつづら折りで、横にはヒノキの植林、急な上りは続きます。






8時45分 舗装路から、山道へと入る分岐。

ボク達が向かう山道から人が1人下りてきました。
実は今回、この人が最初で最後に出会った人となりました。








山道の歩きはじめ、少しきびしい上りがあります。
ゲーターを付けるのを忘れていたことに、この辺で気付きましたが、かまわずに前進します。




















ゴロゴロと石のある、歩きにくい荒い道です。
それに、クモの巣が顔に引っかかってきます。
さっき、分岐のところで見かけた人は、この道を通ったのでは無いのでしょうか?謎です。









8時59分 山の神

何も変化の無い山道だなぁ、なんて思いながらふと横を見ると、
山の神を祭った祠がありました。




祠の横には、落雷でもあったのでしょうか、
焼けて立ち枯れした木が、祠の門扉ででもあるかのように立っています。









5分ほど歩くと舗装路に出るので、そこを横断し、また山道へと入ります。
舗装路と山道が混じりあった、分かりにくいルートです。









さらに8分ほど歩くと、また舗装路です。なんだか、エスケープルートのようです。
実際、道路を歩くのを潔しとしない「登山者のルート」のように思えます。











また舗装路に出て、そこを左へと歩くと、すぐに山道と舗装路の分岐がありました。










目の前には鉄塔が見えています。
山道を入ると、鉄塔へと向かう分岐があり「太郎山」という札がかけられていました。
(鉄塔「太郎山」へは行きませんでした)



















9時16分 鉄塔横

鉄塔の横を歩き、舗装路に合流します。











この辺も舗装路と山道を行ったり来たり。
とにかく、ややこしいコースです。

・・・素直に舗装路だけを歩いていれば良かったのでしょうか?






行く手に鎖で封鎖された道がありました。
そこの分岐を左へと進むのですが、目の前を大きな蝶が横切りました。
アサギマダラでしょうか?
アゲハチョウよりひとまわり大きく、薄青色と黒のマダラ模様の蝶がフワリフワリと飛んでいました。
アニメや漫画などで、「森の中を飛ぶ蝶」は神秘的な雰囲気づくりによく使われていますが、
確かに、森の中で見る大きな蝶は、幽玄というか、神々しい感じがします。
蝶の採取を趣味とはしていませんが、思わず追いかけてしまいそうになりました。






























9時23分、広めの鋪装路に合流。

左へ進むのか、右へ進むのか・・・・
舗装路を横断すると、奥へと向かう山道を発見してしまいました。

とりあえず、山道を突き進みましたが・・・・・間違っていました。









9時39分、もとの舗装路に戻って来ました。15分もロスしてしまいました。

このコース、あまりにも舗装路と山道を行き来するので、わけがわかりません。
この辺で、完全に正しいルートを見失っていたのでしょう。
ガイド本には「分かりやすい山道」と書かれているのですが、
結局迷ってしまいました。この怒りはどうしたらいいのでしょうか?

冷静になり、
戻って来た舗装路を左へ(間違える前、山道から出てきた所からは右)歩きます。
実は、正面にこんもりとした山が見えているのですが、それが三石山のようです。
三石山を右の方から登る形になります。






9時42分、鉄塔の見える広場に出ました。












9時47分 横尾辻

途中、ロスしてしまいましたが、ようやく横尾辻です。
予想していた横尾辻までの到着が、激しく遅れてしまいました。



それでは次回【其の二】でお会いしましょう。まったね~。
(地味ですね、今回のコース)