4月13日(月)、JRA日高育成牧場(北海道浦河郡浦河町字西舎)にて、【2009年JRAブリーズアップセール】上場予定馬の展示会【JRA育成馬展示会】が開催され、多くの購買関係者(中央調教師他)や生産者で賑わった。
写真:会場受付の様子
この展示会は、JRA日本中央競馬会が全国の1歳市場で購買し育成した【JRA育成馬】のお披露目会(JRAでは卒業式とも表現)である。昨年にJRAが購買した80頭の1歳馬は、日高育成牧場(56頭)と宮崎育成牧場(24頭)に分かれ、先進の育成研究に基づいて育成・調教が実施され、4月27日(月)の【2009年JRAブリーズアップセール】へ上場される。
※当セールからはこれまでに、セイウンワンダー(G1朝日杯フューチュリティS、日高育成牧場出身)やダイワパッション(G2フィリーズレビュー、日高育成牧場出身)、ハロースピード(日高育成牧場出身)、アマノチェリーラン(日高育成牧場出身)、エイシンイッテン(宮崎育成牧場出身)などが輩出されている。
⇒当セールの各種情報ページへ
さて、本日13日に展示されたのは、JRA日高育成牧場で育成されている56頭の2歳馬たち。
※JRA宮崎育成牧場の展示会は3月30日に実施済み。⇒当日の様子へ
写真:比較展示風景
午前10時から開始された「比較展示(4班56頭、牡27頭、牝29頭)」では、購買候補馬を真剣な面持ちでさがす馬主・調教師や、生産馬の成長に目を細める生産者の姿がみられた。
写真:比較展示風景
特にセイウンワンダーの全妹「セイウンクノイチの07(父グラスワンダー)」の展示の際には、多数の購買関係者や報道関係者から熱い視線が送られていた。
写真:展示された「セイウンクノイチの07(父グラスワンダー)」
比較展示後、3班24組(47頭)に分かれて「騎乗供覧」が行われ、日々の調教成果が披露された。調教は、概ね1ハロン14秒前後を目安に行われたが、持ったまま12秒を計測する馬が15頭いるなど、状態の良さをアピールしていた。
ちなみに、一番時計は12秒フラットで、「アルフレンテの07(父カリズマティック)」と「グランエレガンスの07(父スキャン)」の2頭がマークした
写真:騎乗供覧風景
動画:セイウンワンダーの全妹「セイウンクノイチの07」(内側)
写真:騎乗供覧をチェックする購買関係者
騎乗供覧が実施されなかった育成馬については、展示会終了後に屋内800mコースでの調教が公開された。
写真:屋内800mコースでの調教の様子
また上記に加え、来場者への昼食サービスやパネル展示会、調教施設や生産育成研究室が見学できるバスツアー等も実施された。
各育成馬は今後、19日に日高育成牧場を出発し、20日にセール会場となる中山競馬場へ入厩する予定となっている。
⇒上場馬一覧などのセール情報へ
※JRA日高育成牧場の注目馬は、Vol.2にてご紹介(11頭)します。
【JRA日高育成牧場・坂本浩治副場長のコメント】
本年は2月の寒の戻りが厳しく雪が多かったことで、屋外 1600m ダートトラックのオープンが4月1日に遅れ(昨年12月)たものの、11月から積極的に屋内坂路馬場利用し、3月末のスピード調教日には3ハロンをハロン15秒―15秒―15秒を持ったままでクリアできるまでに十分に乗り込むことができました。屋外 1600m ダートトラックを用いる展示会までの日程的な余裕は短かったものの、体力面の底力を蓄えてきたことで、騎乗供覧では楽な手応えで、馬の走りたい気持ちをためた、力あふれる動きを披露することができたものと思っております。
育成馬にとってはこの展示会が育成牧場を旅立つ節目の日となりますが、同時に鞍上には卒業騎乗となるBTC(軽種馬育成調教センター)の研修生も含まれていました。日高育成牧場では、ここまで彼らに育成の実践研修の場を提供してきましたが、その成果を遺憾なく発揮してくれたと思います。
馬の管理面では、若駒の成長に合わせた調教メニュー作成やバランスのよいオールインワン飼料(JRA2008)の給与し、加えて馬の精神面の「ハッピーとフレッシュ」に留意し、コンディションに応じた個体ごとの調整により、すべての馬が競走馬としてのスタートラインに立てるよう努力しています。
【2009年JRAブリーズアップセール】への皆様のお越しをお待ちしております。
【2009年JRAブリーズアップセール】
■セール名称 : 2009年JRAブリーズアップセール
~第5回JRA育成馬調教セール~
■開催日 : 2009年4月27日(月)
■時 間 : 午前8時15分~受付開始、午前9時~公開調教開始
■場 所 : 中山競馬場
■主 催 : JRA日本中央競馬会
■売却方法 : セリ方式(事前に騎乗供覧および個体展示を実施)
■売却対象者 : JRAの登録を受けた馬主の方
■上場予定数 : 最大80頭(予定馬一覧へ)
■JRAブリーズアップセール情報ページ
■育成馬展示会の様子(注目馬など):
宮崎育成牧場(24頭)・・・3月30日(月)PM01:00~
日高育成牧場(56頭)・・・4月13日(月)AM10:00~
写真:2008年JRAブリーズアップセール(セイウンワンダー落札時)
<参考>
・JRA育成馬日誌
・JRAブリーズアップセール
by 馬市ドットコム
写真:会場受付の様子
この展示会は、JRA日本中央競馬会が全国の1歳市場で購買し育成した【JRA育成馬】のお披露目会(JRAでは卒業式とも表現)である。昨年にJRAが購買した80頭の1歳馬は、日高育成牧場(56頭)と宮崎育成牧場(24頭)に分かれ、先進の育成研究に基づいて育成・調教が実施され、4月27日(月)の【2009年JRAブリーズアップセール】へ上場される。
※当セールからはこれまでに、セイウンワンダー(G1朝日杯フューチュリティS、日高育成牧場出身)やダイワパッション(G2フィリーズレビュー、日高育成牧場出身)、ハロースピード(日高育成牧場出身)、アマノチェリーラン(日高育成牧場出身)、エイシンイッテン(宮崎育成牧場出身)などが輩出されている。
⇒当セールの各種情報ページへ
さて、本日13日に展示されたのは、JRA日高育成牧場で育成されている56頭の2歳馬たち。
※JRA宮崎育成牧場の展示会は3月30日に実施済み。⇒当日の様子へ
写真:比較展示風景
午前10時から開始された「比較展示(4班56頭、牡27頭、牝29頭)」では、購買候補馬を真剣な面持ちでさがす馬主・調教師や、生産馬の成長に目を細める生産者の姿がみられた。
写真:比較展示風景
特にセイウンワンダーの全妹「セイウンクノイチの07(父グラスワンダー)」の展示の際には、多数の購買関係者や報道関係者から熱い視線が送られていた。
写真:展示された「セイウンクノイチの07(父グラスワンダー)」
比較展示後、3班24組(47頭)に分かれて「騎乗供覧」が行われ、日々の調教成果が披露された。調教は、概ね1ハロン14秒前後を目安に行われたが、持ったまま12秒を計測する馬が15頭いるなど、状態の良さをアピールしていた。
ちなみに、一番時計は12秒フラットで、「アルフレンテの07(父カリズマティック)」と「グランエレガンスの07(父スキャン)」の2頭がマークした
写真:騎乗供覧風景
動画:セイウンワンダーの全妹「セイウンクノイチの07」(内側)
写真:騎乗供覧をチェックする購買関係者
騎乗供覧が実施されなかった育成馬については、展示会終了後に屋内800mコースでの調教が公開された。
写真:屋内800mコースでの調教の様子
また上記に加え、来場者への昼食サービスやパネル展示会、調教施設や生産育成研究室が見学できるバスツアー等も実施された。
各育成馬は今後、19日に日高育成牧場を出発し、20日にセール会場となる中山競馬場へ入厩する予定となっている。
⇒上場馬一覧などのセール情報へ
※JRA日高育成牧場の注目馬は、Vol.2にてご紹介(11頭)します。
【JRA日高育成牧場・坂本浩治副場長のコメント】
本年は2月の寒の戻りが厳しく雪が多かったことで、屋外 1600m ダートトラックのオープンが4月1日に遅れ(昨年12月)たものの、11月から積極的に屋内坂路馬場利用し、3月末のスピード調教日には3ハロンをハロン15秒―15秒―15秒を持ったままでクリアできるまでに十分に乗り込むことができました。屋外 1600m ダートトラックを用いる展示会までの日程的な余裕は短かったものの、体力面の底力を蓄えてきたことで、騎乗供覧では楽な手応えで、馬の走りたい気持ちをためた、力あふれる動きを披露することができたものと思っております。
育成馬にとってはこの展示会が育成牧場を旅立つ節目の日となりますが、同時に鞍上には卒業騎乗となるBTC(軽種馬育成調教センター)の研修生も含まれていました。日高育成牧場では、ここまで彼らに育成の実践研修の場を提供してきましたが、その成果を遺憾なく発揮してくれたと思います。
馬の管理面では、若駒の成長に合わせた調教メニュー作成やバランスのよいオールインワン飼料(JRA2008)の給与し、加えて馬の精神面の「ハッピーとフレッシュ」に留意し、コンディションに応じた個体ごとの調整により、すべての馬が競走馬としてのスタートラインに立てるよう努力しています。
【2009年JRAブリーズアップセール】への皆様のお越しをお待ちしております。
【2009年JRAブリーズアップセール】
■セール名称 : 2009年JRAブリーズアップセール
~第5回JRA育成馬調教セール~
■開催日 : 2009年4月27日(月)
■時 間 : 午前8時15分~受付開始、午前9時~公開調教開始
■場 所 : 中山競馬場
■主 催 : JRA日本中央競馬会
■売却方法 : セリ方式(事前に騎乗供覧および個体展示を実施)
■売却対象者 : JRAの登録を受けた馬主の方
■上場予定数 : 最大80頭(予定馬一覧へ)
■JRAブリーズアップセール情報ページ
■育成馬展示会の様子(注目馬など):
宮崎育成牧場(24頭)・・・3月30日(月)PM01:00~
日高育成牧場(56頭)・・・4月13日(月)AM10:00~
写真:2008年JRAブリーズアップセール(セイウンワンダー落札時)
<参考>
・JRA育成馬日誌
・JRAブリーズアップセール
by 馬市ドットコム