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岩手競馬が正式に存続決定~県競馬組合議会で予算案可決(これまでの流れ)

2007年03月20日 | 地方競馬情報
20日、岩手県競馬組合議会定例会が開かれ、330億円(岩手県、盛岡市、奥州市から)の融資を見込んだ2006年度一般会計補正予算案、2007年度一般会計当初予算案が可決し、岩手競馬の存続が正式に決定した。

【逆転存続までの流れ】

15日~16日:「岩手県議会:悪夢の融資案否決」
県議会2月定例議会最終本会議が行われ、岩手県競馬組合(構成団体:岩手県、盛岡市、奥州市)の330億円の負債を整理するため、県が負担する297億5000万円(盛岡17億5000万円、奥州市15億円)の融資案が採決され、賛成22票、反対22票、欠席1と可否同数となったが、議長裁決で「否決」された。(盛岡市と奥州市の両市議会本会議では、各市が負担する融資案を「可決」)
これを受け、増田県知事は「競馬事業を今年度で廃止せざるを得ない」と表明した。
IBC岩手放送では「廃止特番」が放送された。

17日:「岩手県競馬組合議会:存続の可能性が出る」
岩手県競馬組合議会で競馬事業の存廃問題について協議され、競馬組合を構成する盛岡市と奥州市から「競馬組合の負債整理のため、両市から各10億円の負担を新たに積み増す案」が提示されたため、岩手競馬を廃止する2007年度当初予算案の提出は見送られた。増田県知事からは「両市の負担分が増えれば、県の財政調整基金の取り崩しを減らせる。競馬の歴史や関係者の生活を考えると、岩手競馬を残してもらえる道を作ってもらえれば」と存続へ前向きな発言も。
賛成派議員も「両市負担20億円を減額した277億円の修正融資案」の提案準備に動き出す。

19日:「岩手県議会臨時議会本会議:修正融資案が可決し一転存続へ」
県は岩手競馬廃止に向けた2006年度一般会計補正予算案を提案したが、これに対して存続を求める議員11名が「盛岡・奥州両市負担20億円を減額した277億円の修正融資案」を提案した。修正融資案の採決が最初に行われ、賛成22票、反対21票で可決、大逆転で存続が決まった。(県提出の「廃止に向けた議案」は廃案)
増田県知事は議会終了後の記者会見で、「重みのある決定。予算の執行者として予算を確実に執行していく。来年度も競馬事業を行っていく」と語った。

20日:「岩手県競馬組合議会:正式に存続決定!」
岩手県競馬組合議会定例会が開かれ、330億円(岩手県、盛岡市、奥州市から)の融資を見込んだ2006年度一般会計補正予算案、2007年度一般会計当初予算案が可決し、岩手競馬の存続が正式に決定した。

<参考>
 ・岩手競馬オフィシャルページ
 ・岩手県オフィシャルページ
 ・盛岡市オフィシャルページ
 ・奥州市オフィシャルページ
 ・岩手日報
 ・河北新報

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