goo blog サービス終了のお知らせ 

第61章「異常気象?」

2012年05月09日 | 人生これから日記
小諸開拓から4回目のGW

2012年5月



トラックに荷物を満載にして出かける予定にしていた4月28日、
うーの様子がいつもと違って元気がない、、、出発を見合わせた。
様子を見ながら、、、29日中止。
日頃の様子と違う、やっぱり元気がない、30日中止。
5月1日、やっと普段のうーに戻った。

病院へ行けば原因がわかるとも思えなかった。
「様子見てください」と言われるために大っ嫌いな病院に
具合の悪い子を連れて行くのもどうかと考えた末、
病院には行かず家で様子を見た。
だから原因はわからずしまいだけれど・・・なんだったんだろう。

変化が嫌いな子だから親としていろいろ考える。
いつもの車が変わったとか、家の中をいろいろ片付けしたので不安になったとか・・・。
うちの長男は実に過敏で神経質なのでもしかすると精神的な事だったのかも。
スギちゃんみたいに「ワイルドだろ~~」とでも言ってればいいのに。

さらに様子見で2日の出発にした。


下仁田では期待していた桜はすっかり終わっていたけれど春の花が家々に明るく咲いていた。
内山峠を越えて佐久の町に入ると未だ咲いている桜を見れたが
そのほとんどが葉桜。
小諸に付くと満開の桜が見れた。
相変わらず、横浜とここで2度楽しめる環境、ありがたい!

でもご近所さん曰く
「今年は変なのよ~花の前に葉が出てしまって、その後に花が咲きだして葉っぱと花が同時に付いているなんて今までは無かったわ~」
もう一人の方も
「10月に咲く花が今咲き出して…今年は変ねえ~」
とか・・・・

異常気象?


入道雲が真っ青な空に真っ白にもくもく、
まるで真夏の空のようだと見ていて、ちょっと角度を変えて山を見ると
真っ黒で重そうな雲がずっしり浅間山にかぶっていた。



ゴロゴロ雷がなり、あっちこっちに落ちている。
その頃だろうか、茨城の竜巻が暴れていたのは。
ここは海から遠いし、山だから竜巻が来ないし、活断層だらけの長野の中でも
うまく外れていると地図を見て思ったりもしたし。
良かった…と思うけれど、実際住んでいる横浜は川の傍の軟弱地盤だから地震に弱いし
平地だから竜巻も来るだろうし、何が良かったなのかわからないのが現実で。


何が起こるか誰にも予測はできないのだから
今の生活を地道に続けながら楽しみをちょこちょこ見つけ
その楽しみを少しづつ広げて行けたら最高じゃないかと、そう思う。



チュウリップ等の植えっぱなしの球根の花が咲くのを見てつくづく幸せだと思う。



お日様の下でほかほかのお布団みたいに寝そべっているこの子を見てもつくづく幸せだと思う。


今日、ブログを更新しようとしていた時
コメントをくれる方のワンちゃんが亡くなったことを知った。
その事実だけでその家族の悲しみが痛いほど響いてくる。
だからこそ・・・・
うーが安心して寝っころがっていられる幸せを1回でも多く作ってあげたいと思う。





さて、今回の作業は・・・・

ストーブの錆止め。いつの間にか真っカッカ!


チューブの3分の2を使った。初めはタオルで塗っていたのが随分無駄とわかり
歯ブラシに変えて塗りだしたらこれがうまくいった。
写真写り悪いけど実物はまるで新品の頃の黒い艶!



Yさんはというとお風呂の周りを整備していた。
それから初登場のYさんの倅も柱の皮むきを頑張ってくれて


ご馳走タイム~~!!



倅と入れ替えに一昨年棟上げを手伝ってくれた若者二人がテント持参で遊びに来てくれた。
その時は良い仲の二人が、その後結婚したと聞いて、我々までハッピーになって
その夜は持ち込んだワインが無くなるまで飲み更けてしまった。

楽しい楽しい夜だった。




Y「俺の歯ブラシが無いんだけど・・・・」


第62章に続く





第60章「やっぱり小諸はいいなあ・・・」

2012年04月29日 | 人生これから日記
4月22日
下仁田は桜が綺麗に見ごろを迎えていた。
内山峠にさしかかるあたりで桜は巻き戻されたかのようにつぼみになって・・・
佐久から小諸では堅いつぼみのまま。

それが先週の事。


丁度、今が見ごろでは?
横浜ではタラの芽も終わったけれど(食べつくした!!)
小諸ではまだ小さな芽だけだと思う。毎年、5月の終わりのころに知らん顔して芽を出しているから。

そう、、先週の小諸は
ショックなお出迎えをされてしまった。

着いてすぐ食材など持ってきた物を所定の場所にしまうのに
カウンターの上を拭こうと台ふきんを持った所、
一枚の葉っぱ?があったので摘まんでポイしようと摘まむ1センチ前で
「葉っぱの先っちょが指先のように二つに分かれているし!」を見逃さなかったワタシ!!
葉っぱじゃない?と思った瞬間、
茎の部分が細くて白い足だとわかり
じゃあ、体はどっち?と眼で追えば
形になってない、頭ないじゃん!!!
5センチほどの葉っぱだと思ったのはなんと小動物で
「うそうそ・・・・だって変だよ」とテンテンテンと更に眼で追えば
離れた所に悲しいくらい小さな頭が有りましたとさ。



ここはご近所さんがいないので
感情のまま叫ばせてもらいました。

「ぎゃ--------ネズミがーーーーーー!!!」
Yさん曰く
「ヤマネだったね」

ああ。。。もっと悲しい。
ヤマネの赤ちゃんを弄んだのは誰だ!!
たぶん、いつもゴミをあさる猫さんでしょう。。。。
食すならまだしも遊んでおしまいとは・・・・・なんとも。

さすがに写真はない。

来るGW!
もう、殺生はいらないぞ!


それでも
Yさん曰く「やっぱり小諸はいいなあ~」





第61章に続く

第59章「春はまだ遠く」

2012年03月20日 | 人生これから日記


2012年3月18日
前日の土曜日にいつもなら行っているところ、
不覚にも風邪を久しぶりにひいてしまい、様子を見ようということに。
様子を見るといっても、何するわけでもないので日曜日に出発した。


4年間通ったけれど初めての靄(これでモヤと読む、はじめて見た)
漢字も初めてだけど、景色が見えないほどの靄も初めて。
浅間山はもちろん、街中でも先が見えなかった。



そしてここは雪のまま。
踏み入ると、じゃりじゃりっと足の跡だけ融けだした。

風が強い日が有ったのだろう、屋根の上に折れた松が乗っている。
ソーラーは雪に覆われたまま。
即雪を払う。でも問題なく照明は付いた。

風邪ひきで来たせいか、やる気なし・・・。
薪だけ下ろして最小限しなければいけない事だけして
寝る。



次の日は温泉と走りに行こうということで小布施まで行った。
体調は最悪。まさかの声が出ない症状。体中痛いし、これって具合悪い?
何年も風邪から遠ざかっていたので、平気だろうと思ってしまう。



高速で行ったのではつまらないので菅平スキー場の山を越えて走っていった。

Yさんは小布施で以前食べたおしゃれでおいしい店「蔵部」に行きたがったが
食欲ゼロの勝手な私に合わせて帰り道に有った信州そばで済ませた。

そのお蕎麦屋さんで読んだ「KURA」(ここでもクラが・・)という雑誌に載っていた小諸のワイナリーに寄ることにした。

ヴィラデスト ガーデン

近くにこんな素敵なワイナリーが有ったんだ!
でも…高いなあ~
まあ最初は様子見ということで一番安い白ワインを1本。
ここで目に留まったのがウーバという蒸留酒。サンプルが香水の瓶みたいなのに入っていたので香りをかぐと、本当に香水みたい!
瓶の中の液体も綺麗に透き通っているのでアロマ水?と思ってしまうほど。
花の香りがすーと入ってくる。
の、の、飲みたい!!!でもお値段が・・・・・。
今回はお財布にお金がほとんど入ってなかったのでこれは諦めた。
次回、必ず。




帰り道、布引温泉「みまきの湯」に入った。
あちこち綺麗にリニューアルしている最中だ。
こういう温泉は仕方ないけれど、ここも立派に加水・加温・消毒臭く
「はあ~」が出ないんだよね・・・
本物の温泉に入りたい!!


そして風邪で腫れて声が出なくなった喉に流し込んだのは、


うまい!芳醇な味と香りとはこのことか?
ワイナリーではこのワインを普段用に紹介してあったが
なんのなんの!りっぱにプレゼントに送れる逸品ですって。



小布施で買ったピクルスと美味しいワインで喉の痛いの治ったらいいなあ~





第60章に続く


第58章「-5度」

2012年02月08日 | 人生これから日記
2012年2月4日
吹雪を想像していた内山峠は意外や穏やかだった。
16時50分小諸着。
着いてすぐ薪をガンガン燃やし熾き火の用意をする。
これはコーヘー君の仕事。



3年ぶりにコーヘー君が帰ってきた。
世界中と言っても過言ではないくらいあっちこっちの国に行き
見聞きしてきた事を土台に身の置き方をじっくり探している最中の
時間の隙間を見て小諸にやってきた。



彼がここを手伝いに来た時はまだ伐採中で
焚火サークル用の柱を作っていた時で、勿論ログ小屋は無かった。

ログといえば、彼はカナダを巡っている時にログビルダーのどえらいボスの所で
10か月間働いていたので、本場のログの話も聞けたし、逞しくなって帰ってきた。

日本で農業をする。
オーガニック=高い、という市場の観念はおかしいと云い、彼の目指すものは聞いてるだけで消費者が欲しい野菜そのもの。
数年後に安くて安心な野菜が九州発~横浜で食べてることを想像するだけで嬉しくなってしまう。
これほど中身が見えてる生産者はいないから安心して孫にも食べさせられる。

は・や・く!!作って!!


今の時期、新潟や青森など4m越えの積雪量で大変なことになっているのだけれど
小諸は2週間前に来た時から殆ど雪は降っていないようだ。
心配していたソーラーにも積もっていなかったし、
-5度でもやっぱりあまり寒くなかった。(水も出たから)



いい天気で浅間山もくっきり!と、思いきや2本の松でちょうど見えない。

見える所まで登って登って

すべったー!


まあまあの操縦?
エンジン付きは買えなかったので持ち手つきのソリを買ってきた。
時速30キロ位でたかなあ~体感速度はもっとありそうだったけどね。

すべるのはいいけど登ってくるのがしんどい・・・うーはめんどくさがらずに毎回走ってついてくる。吠えまくって。

ドアは案の定、開かなかったので下の石は斫って取ってしまった。
ドアの上に付けたカバーの板が当たってその部分も削った。
まだまだこれからだな、しっくり落ち着くまで数年かけて手をかけれあげれる。

ログはいとおしい。



第59章に続く







第57章「雪で遊ぶ」

2012年01月24日 | 人生これから日記


どれくらい寒いのか楽しみに小諸に行くことになった。
内山峠は吹雪いていて、荒船山が見えなかった。



佐久の街の中はほとんど雪が無かったが
ここに来るとやっぱり積もっていた。15センチ?20センチくらいかな?
これがお正月だったら、孫たちも喜んだのになあ~



雪が積もっていたけれど、お正月の雪のない時よりは寒くない。
寒い寒くないの基準が我々の場合「水が出る」かどうか。
今回は水が出たので驚いたくらい。

こんな写真でも、寒くないのだから。

これは外のキッチン…雪だらけ。

Yさんがせっせと五右衛門風呂に雪を入れている。
これを楽しみに来たのだから!

私はこれで楽しんだ。

缶ビールを加えたゴジラが町にやってきた!

うーちゃんは偶然、雪の塊が落ちてきて殆どこの形だったの。
しっぽだけ創作しただけ。(これホント♪)



そしてこれ。
前の坂道で夜中に二人でかわりばんこに
「キャッホー!!」とすべって遊んだ。
Yさん「操縦できるやつでないとダメだな!」
私「そうだね、しかもエンジン付きとか?」
Yさん「そうだな!エンジン・ハンドル付きがいい!」
ハアハア坂道を登りながら、酔っ払いが夜中にこんな会話をしていた。

晴れた日曜日。
近所を散歩しながらこんなかわいいバス停を見つけた。



雪があるうちに、エンジン・ハンドル付きの遊び道具を持ってまた来なくっちゃ!!


第58章に続く