第28章「梅雨の合間に」

2010年06月24日 | 人生これから日記
今回の開拓作業は 予報が雨だったので乗用車で行った。

いつもトラックでは寄り道できない(揺れるから)所をゆっくり回って行こうと言う事に。

上信越を下仁田で降りて、いつもはストレートに内山峠に入る手前を左に曲がってみた。


古くからある町並み。
道が細い・・・・軽が多いこと。
宿場町のような雰囲気がある。
山と川に挟まれた静かな山郷。

連日の大雨で川はすっかり泥の色に。
いつもこの橋を見て ギョ!とするのだが、何の為かわからないマネキン人形。
洋服を着せて帽子をかぶせて、川のあちこちに立っている。

「川に入ったら危ないよ」という警告にはどう見ても見えない。
だって川に向かって立っているんだから。
カラス除け??何なんだろう・・・オドロオドロしたものを感じるんだけど・・・・。


初谷温泉に立ち寄って宝命水とやらを頂き温泉にも入ってきた。


日本秘湯を守る会に登録されているので安心して入った。
源泉は冷鉱泉なので加温しているが、ぬるっとした茶色い良い温泉だった。

温泉はな~んにも考えずにゆっくり入りたいもんだけど、うーを車の中に置いて来たので10分ほど浸かって急いででてきた。

宝命水は酸性でシュワっとした水のせいか うーは飲まなかった。

酸性がイヤなのかしら?旅館の裏のひんやりした川のそばにあり、水を取る所が面白い(?)
中華饅頭でも出てきそうなステンレスの蒸し器みたいな蓋をあけてすくう。



雨だと思っていたので、すっかり晴れて良い天気になって嬉しいの半分、
トラックで来て作業できたなあ~・・・とも思ったりして。
夏までに後何回来れるかわからないので少々あせる。

6月20日はYさんのバースデイ。
50過ぎたらUターンするらしいので その計算だと43歳?
そのいきで頑張ってもらわねばネ!!

Kさんとリコちゃんと別所温泉にも行った。

ここの共同浴場は何ヶ所かあるのだけれどなんといっても150円!安い!
飲泉をしてKさんは「何かに似てる・・・なんだろう・・・!ゆで卵だ!」
リコちゃんもちょっとしょっぱくてゆで卵くさいこの温泉が気に入って
お風呂の中でもがぶがぶ飲んでいた。
あんまり飲んだらお腹こわすから駄目よ~とばあばに止められて。

今回の収穫は
初めて作ったラッキョウ
洗って味噌をつけてそのままシャリシャリ
まあ、最高に美味しいこと!焼酎のいいつまみになるよ、これは。

初めて作ったイチゴ
リコちゃんと先月植えたとうもろこしの成長を見て、夏にくる楽しみが増えたこと。


あ、それと松を食べるヤギを見たこと!



第29章に続く


ログを思う日々

2010年06月15日 | 俺の道具


平日は外構工事屋。
仕事の隙を見ては薪を割ったり、チェンソーの手入れをしている。
あとは日曜をはさんで月に1度、雑木林の開拓地に赴く日々。

それ以外の晴れた日曜はログ作りに励んで かれこれ半年経つ。
                                       

ログ作りは昔からの夢で、いつかは作りたいと思っていた。
必ずやることになるだろうと曖昧だが手に入れられない夢とは思っていなかった。
丸太小屋や手作りログハウスなどの関連の本は何十冊も読んだ。
それに必要な道具も少しづつ買っていた。
無論その時はログを作る土地や時間やお金や何もあてもなかったが。

キャンプは生活の一部だったので海よりは山へ行くことが多かったし、
知り合う人たちも自分と趣味の合う「木つながり」が多くなり、
ログを作りたいという思いが遊びでも生活でも根底にあったのが今の自分を作ったのかもしれない。

不自由なサラリーマン。

運命の扉があるとき開いたのは偶然か。




3m×4mの小さな小屋。

下は土間にして、奥半分にパン釜を作る小屋。
今回は初めてのログの為、重ねるごとにいろいろ思うこと有るが
それでもまあまあじゃないかと、納得しつつ進めている。

一緒に始めたOさんが新婚さんになってしまった(しまったって・・・)ので
やはりひとりだと作業は中々進まない。
元々ここの作業はやりたいときに自由に組んでいた程度で
決まった時間や約束もなく、気軽に始めたことなのだが
ここまでくると今年の夏には!などど少々気がせって来る。
だが相手は新婚さん。今から家にいなかったら俺の二の舞?
だから来てよとは言えない。

地球丸

作業から帰って必ず見るのがこの本の付録についているDVD。
栗田宏武さんの親切丁寧な手ほどきを見ながら実に納得してしまう。
好きでただ本を読んでいたときと違い、実際作り出すと細かい疑問が次から次へとでてくるので、独学では出来ない領域だと思った。

開拓をする前によく行った長野県中川村にある四徳温泉キャンプ場の近くで
上伊那森林組合が開催していたログハウスの講習会があったので
毎月1回キャンプ場に泊まりがてら楽しみに通い 5回ほど参加しとても勉強になったのだが
あまり上手に宣伝?をしてなかったのか、参加者が少なすぎて消滅してしまいそうな・・・。
毎年続けて欲しいなあと心待ちしているのだが、今年はまだ連絡がない(待っていますので!)

スカーフを削る細かい作業にはこのシングウ351の軽いチェンソーがいい。
本当はシングウ411が欲しく、1度オークションで狙っていたのだが運悪く落札できず
それ以来オークションでも見かけない。

栗田さんも411を愛用しているという、411を探す日々。

腕は勿論だが、仕事は道具だなあ~と思う日々。


by Y


第27章「焚き火サークルの拡張」

2010年06月11日 | 人生これから日記
いた

    

 

でも、2代目グレオ(グレーじゃないなあ)にかわっちゃった。
この子は草むらに入ったり、穴の中にいたりうろうろしている。

                         

今日は下仁田の製材所から丸太の背板を160枚買ってきた。
これはツリーハウスの壁にしたり、なんにでも使える。

今回は焚き火サークルの回りの風除けを作った。
4月にめちゃくちゃ寒かったから時間のあるときに作っとかないといつまた寒くなるかわからないし、結構夏でも夜は冷えるから。


Yさんが皮を剥こうと言うからやりだしたけど、まあまあ先を考えたらイヤになっちゃって、剥かずに作ろうということになった。(2枚で断念・・・)



彼はしっかり雨の跳ねを防げるようにブロックを1段積んで
背板も隙間なく重ねて張った。
これは後々3×4のログ小屋の入り口に繋がるライン。
屋根も広げて、明るいようにポリカにする予定。

二人で座っては確認する。



気持ちの良い景色が隠れないように・・・。


かなり広くなった!これで雨でも大勢収容できそう~雑木林の開拓地も中々キャンプ場になってきたじゃないか!(目指しているのはキャンプ場じゃないのに)


私は丸太をブラッシングし、ちょこっとコップでも置きたくなるように
きれいに平らにした。
                       

きたねえ~これだけで、二の腕がぶるぶる!(やめたくない~~)
Yさんの指導どうりに脇をしぼってしっかりチェンソーをかかえると持ちやすくなった。
それでもずっと緊張して持っていてもチェンソーにもてあそばれる。
もっと練習して細かい仕上げが出来るようになってカービングをしたい。
(そうしたら真っ先にグレオを彫って上げるからね)

これは横浜へ帰る日の作業。
薄暗くなってしまったのであわてて撤収し、空荷のダンプに乗って帰った。
(空荷は疲れる・・・・・。トラックガッタガッタで体中もガッタガッタ!)



この花なんだっけ??
5cmくらいある巨大なピンク。
いろいろ植えたからわからなくなってしまった。
                       

次はくるときまでに咲いてるかなあ~

植物図鑑で確かめたいなあ。
横浜で買っても小諸で育つかどうか、きちんと調べないと。


第28章に続く

私の心を捉えてはなさない  

2010年06月08日 | 心惹かれるもの
1冊の本

一枚の写真

アンニュイな午後



             かすかにラジオが鳴っている
何もないこの時間が
             けだるく流れていく
隔離された自由 
         流れ着く夢の場所をさがして

     iichiko design 2001より~




白いほっそりとした腕に するりとレースのカーディガンを羽織っている私がここにいます。
iichikoのデザインブックは どのページも妄想の世界へいざなってくれます。
現実はどうでもいいのです。本の中では白いほっそりした・・・・・・・・・・・・・