第40章「まだ続く屋根工事」

2011年03月28日 | 人生これから日記
2011.3.26



ガソリンが供給しだしたので 早速小諸へ。

今回は作業+置きっぱなしのソーラー・ランタン・ボンペなど
計画停電に必要な物を持って帰ってくることが目的。

小諸に行くと(電気をひいてないからだけど)不便だらけなので
かえって不便を感じない。
水ひとつ、満足に出ないのだから。
トイレも暖かい所で落ち着いて入れるわけでもなく掘った穴にボッチャンだから。被災後の遠出で気がついたことは、高速のSAのトイレのホット便座と手を乾かす風が出る機械が節電でついてなかった。
スーパーも節電しているので、程よく暗い店内が落ち着く。



我が家のソーラー達。これは防虫のカセットを入れられるので夏に真価を発揮。でも、本当に虫がやられてるかどうかは不明。

これは携帯の充電もできるし、スポットライトにもなるし、一つ持ってトイレに行ったりかなり便利、ライトの部分を外して充電している。
実は2代目。
1代目は買って初めて充電するのにYさんが愛車のボンネットに乗せて、忘れてそのまま走って、おまけにタイヤでつぶしたという、、、ソーラー部分のない半身だけが残っているけど。


フル充電で5時間点灯のすぐれもの。数時間の充電では2時間で消えてしまうけどなかなか使えるやつ。
ランタンの明かりと違って電球色で色気がないけど簡単便利な所がいい。

夜の食事もこれを鍋の上に照らすと明るい!↓明るい!?明るく見えないけど、馴れてくると何とも思わない、これで充分。
実際はこんな風~いつもの常夜鍋&自衛隊食。
初日しょうゆ味でモツ・野菜などを煮て→朝にうどんを入れ→昼はキノコ・もやしなどで味噌を足してラーメン→夜はさらにキノコなどを足してみそスープを飲み干す。
この鍋のお約束は麺類だけは食べつくすこと。
でないと、次にはドロドロになってしまうからね。




屋根は、またまた面倒くさいオブラート剥がしから始まった。
アスファルトセメントは今回はガンを使ったので作業しやすかった。

オブラートはペラペラと地面に貼りついたり、あっちこっちに飛び回っている。



お隣さんに飛んでしまったら「ごめんなさい!」で許してもらうしかないよ~
あれを集めてごみ箱に捨てなきゃならないなら、全部バーナーで焼きまくるしかない!(くらいまとわりついてむかついている)
あ~~オブラート、早く終わりにしたい・・・・・。
ちみちみ、ちみちみ、、、、
(仕事がなくなってもこのアルバイトは絶対やらない!)
・・・・・こんなバイトはないか。




ロフトの梁を渡すほぞをレベルを出して完成させた。




枯葉の下からミントが新芽を出していた。
チューリップは2センチほど。



楽しみな春はもうすぐそこまで来ている。


0歳児の孫の為に水を買って帰ろうと思い、西友に入ったら
おひとり様500ml×2本だったので買うのをやめた。
その後、ツルヤに入ったら
おひとり様2リットル×2本だったので買ってきた。水不足は長野も同じだった。

葉物は千葉産・茨城産で、小諸産は5月ごろにならないと出回らない、
それが旬だからね。


弁天清水は健在かな~
見て来ればよかった。



地震

2011年03月25日 | 出来事
ACのコマーシャル、もういい加減にして!って思ったけど
被災している人たちを考えたらどうでもいいことだ。

スーパーを回ってお米がまだない、という時も被災している人たちの事を考えると無くても済まそうと考える。

いよいよお笑い番組が帰ってきたけど、
芸能人たちはその立場を使って大勢が義援金集めに動いている。
お笑いを今しなくても…と思いながらやっている人もいるだろうな。仕事だから。

本当に苦しい時はどうしたらよいのだろう。

被害状況がどんどんはっきりしてきて見ているだけで苦しい。
放射能汚染、水汚染、余震、今度来るのは海洋汚染か、、、

元に戻ることはない現実にどう立ち向かえるのか。

それでも毎日が来て、生き続ける。
人は強いのだ。

テレビがいう。
一人じゃない、みんなでやれば大きな力に。
いま、わたしができること。


さっきパソコンで画面いっぱいの真っピンクの花の写真を見ていた。
ずっと、その大きな花を見ていたら、その何も考えない時間がとても心地よかった。
目をつむっても、いっぱいのピンクの花がまだ見える。

被災地の人たちにも見せてあげたかった。

そして次に被災地の1本の松の写真を見た。
350年前に植えられたという松が神々しく1本だけ流されず残った。
元に戻るのに350年かかるのか…と唖然としてしまったが
だが、これも自然のしたことだ。仕方ない。


今できることを考える。
継続してやれること。被災地の人の為というより地球の将来の為に。
節電、無駄に消費しない、いろいろ考える。

毎日ばたばた、繰り返していたことももう一度見直して考える。


Country Home

2011年03月11日 | 心惹かれるもの
30数年前、結婚する頃に叔母に買ってもらった雑誌がある。

横田基地の中でインテリア雑誌を数冊。
ページのすべてが大好きで、とうとう30年以上もたち、
今回ログのドアを考えるのにまた手に取ってみた。


思えばこの本たちが今の自分の基礎になっていて
本の中の好きな写真とか、絵とかに沿って年を取ってきたかのような錯覚さえ覚える。

20代はアメリカンカントリーに憧れ、自分の家をこんな風にしたいとか
ベットは、キッチンは、クッションは、、、、
この影響でパッチワークを習い始めアンティーク雑貨にも興味をもった。



この薪ストーブ、憧れたな~



それでもアメリカンハウスを買って住むことは恐れ多くて夢も見なかったけれど
頭の中ではひっそり、そしてじわりじわりと「将来設計」をしていたのだろうか?

それで木こりのYさんを見つけ、つばをつけて
本のようにログを作り、キルトを飾り、ランタンとそしてキッチンストーブと、
夢に見ていた生活に着々と近づいているとしたら、

それはソローが言った「夢に向かって自信を持って進み 思い描いた人生を生きようと努力するなら 思わぬ成功を手にするだろう」


のままかも。






心の置き場所

2011年03月10日 | 出来事
あどけない話

智恵子は東京に空がないと言ふ、
ほんとの空が見たいと言ふ。
私は驚いて空を見る。
桜若葉の間に在るのは、
切つても切れない
むかしなじみのきれいな空だ。
どんよりけむる地平のぼかしは
うすもも色の朝のしめりだ。
智恵子は遠くを見ながら言ふ。
阿多多羅山の上に
毎日出てゐる青い空が
智恵子のほんとの空だといふ。
あどけない空の話である。






東京に空がないといったこの人は
どうしても馴染めず故郷の空ばかりを思っていたらしく。
でも帰りたかったのは故郷ではなく、
何の苦しみもない若い自分がいた景色だったのでは・・・・・・・・・・・・

どうだったかは計り知れないが
一番近くにいた旦那に「あどけない話」とかわされてしまう。



それが不幸。