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2014年3月 雪の後

2014年03月04日 | 人生これから日記
2月15日に降った大雪は、横浜でも大変な有様だった。



多くのカーポートが壊れ、
庭木も倒れ、
交通マヒ、学校・幼稚園は当然休みに。
毎度のことながら、ホームセンターからはスコップが消え、
おまけに仕事で現場に置いてあったスコップを盗まれるというおまけつき。

自宅は車庫に積もった雪の捨て場が無く
道路にも出せないので、1台分をつぶして雪の山が出来た。
何日たってもここだけが融けずに、草花を枯らしては本業が泣けるぜ!とトラックに乗せて捨てに行く。
本当に雪国みたい。



そんな中、
小諸はどうなっているだろうねえ、、、焚火小屋は潰れてるかもねえ、、、


交通マヒだってニュースで見ていたくせに
そそくさと行く支度までして、車まで暖気して。高速道路通行止めじゃない?お互い顔を見合わせて、いったい何やってんだろうねえ~呑気もいい加減にしないとね、と言い合う。
当然、どこへも行けない。この街さえも出れなかったほどの雪なんだから。




待つこと2週間。
3月1日 行ってきました。

東名から環八に出て、練馬から関越に乗るルートにした。
小雨の中、どの辺りから雪かしらとちょっとわくわくしながら。

関越はすっかり雪は無く、上信越で日影側に雪の塊が残っていて、
下仁田では庭の所どころに白くあり、
内山峠の手前ですれ違いの車の屋根に雪が有ったのを見て、
もしかすると峠越えしたら雪?とさらにわくわくしてしまった。
雪の怖さも大変さも知らないから、平気でわくわく出来ちゃったってことで。

内山峠は濃霧で周りの状態が見えない。
道路の雪はたいしたことないけど・・・何カ所かトンネルとシェッドを抜けたら
道路がじゃりじゃり凍りだしていた。
ここは標高900m。




佐久に入るとさっきまで降っていたという感じで駐車場にうっすら雪が積もっていた。

街の中は1週間前の横浜と同じで、雪の捨て場所ばかり目立っている。この辺なら普通タイヤでも大丈夫そう。

赤坂は営業していた。根菜類・きのこ・乾物。葉物なし。
ちゃたまやも営業していた。でも寒いからパス。

坂を上って行くとどんどん残雪が増えてきて、あれ?いつも間にか雪国になってる。畑と溜池が見分けつかない。だんだん畑も段々じゃなくなっていた。

目の前の公民館。ここまではプリウスでも来れたな。
我が家に行く道、、、、、、、、ない!
あの我が家へと続く砂利道と両脇の土の境目が無い。おまけに通りの除雪したのが山になっている。(なんてこと・・この奥に家が有るのに)


向うに回ってみよう。
お!横浜から移住してきた人はいるじゃないか!
お隣の大使館の人もいるじゃないか!
お!!
道、ないぞ!!やっぱりない。誰もとおってない。
通れよ、、誰か行っとけって。宅急便はどうした?郵便屋さんは?
ああ、、深い深い足跡は有るから、郵便屋さんは徒歩だったのか。

ここで、私は諦めました。
都会っ子ですから。目の前のごっそり積もった雪をどうにかしようなんて、、これっぽっちも思いません!
え?曲がる?なにしてんの?この道に入るの?え!うそでしょ!!
と、云う間もなくゴリゴリゴリゴリ!ラッセルラッセル!
1m進み、バックして、
次は3m進み、バックして、
適当な所でどっちにも行けなくなったら~~その恐怖を考えないわけ!?
「ちょっと見てくるから待ってて!」そう言って車から降りたらスノーブーツの意味もなく
雪が深くて白くてまぶしくて、ダイエットだわ!!と家に向かって歩き出すや否やゴリゴリラッセルラッセルが私をつぶすんじゃないかって勢いですぐ後ろにゴリラ顔で追いついてきた。
待っててって行ったのに・・・待つわけないとも思ったけど。





さて、ここからが今回の本題です。
想像していた通りの展開で「四隅の丸太の柱は残って、屋根は逆くの字に落ちているだろうね」の通りだった。



元々華奢な作り方をしてちゃんと作り直したいと思っていたのでちょうど良かった。
これが本人の弁。
全部のランタンが被害が無く、ソーラーも被害が無く、
作りなおしたかった所だけ!(強調)壊れたから、なんとまあ幸運な事だ。

来る途中の会話で、今年の作業の目標は?って聞いたら
五右衛門風呂の奥にトイレを作って風呂を広げる。って、言ってた目標が変更になっちゃったネ。

前回1000円の温室を水道にかぶせた事と、ホースをログの中にしまっておいたことで無事に水は出るし、お風呂にも入れた。



屋根が無くとも火は焚ける。

これだけ雪に囲まれていればさぞかし寒いだろうと思うけれど
なんてったって、死ぬほど雪かきしたからずっと寒さは感じなかった。
道路からログまで。ログから水道まで。水道から風呂まで。その道は夏に書いたいたずら書きの絵のようになった。




ログは丈夫でよかった・・・。
ディフェンダーと彼のセットでよかった・・・。
去年植えた60個のチューリップが無事に芽を出せるかちょっと心配だけど、たぶん大丈夫だと思えるからよかった。





白すぎて、目が痛い・・・。




















心の拠点

2014年02月04日 | 人生これから日記
小諸開拓から6回目のお正月を迎えました。

2014年1月



このごろちょっと年々変化してきて
娘が6年前に結婚し、息子が去年結婚し、
何かお正月って、実家として家にいて
子供ら家族が来るのを迎入れてやるものではないかと、、、、
かんがえてしまったのです。

休みは小諸に行く!と言い切れない自分がでてきました。

これが親の生き様だと大声張り上げて言い切っちゃえばそれはそれでしょうけれど。
子供&孫にお正月を味あわせてあげたいという母心もまだなくなっていないのです。


それでも
凛とした澄んだ空気や空の下にいると
何も横浜で迎入れることもないか、、
雪道、来れるやつだけ待ってやろうではないか!!



半袖でいられるほどのログの中と肺が痛くなるような小諸の冬を
たっぷり味あわせてあげたい、、
焚火と五右衛門風呂とここでの経験は、お年玉では買えない贅沢の限り。



たとえば、費用最小限で凍ってしまう水道を凍らせない方法!
1000円しないミニ温室と豆炭!
毎年水が出なくて困っていたのがうそみたい♪
五右衛門風呂にも入れる!!




と言う感じのね、
多枝にわたる生活の知恵やら適当な柔軟性を身に付けられるのが
ここじゃないかなと、、、
やっぱり、
今の私には小諸が大きな心の拠点になっているから、

逢いたくなったら逢いに来てね、、
それが一番私達的に好きな形態かも。























第74章「2013年11月今年は最後かな?」

2013年11月27日 | 人生これから日記
小諸開拓から6回目の年末

2013年11月23日

ここんとこ、続けてきているなあ~
2週間ごとに来てる。
何しに?って、和みによ♪



今回はYさんの姪っ子ちゃんが五右衛門風呂に入リたいというので
前日我が家に泊め、早朝出発してきた。
4時出発だよ!と脅したものの我々の目が覚めたのが4時で・・。
ま、いつもの事、出たとこ勝負!


Yさんの姪っ子(ちゃん付けはやめよう・・大人だし・笑)は、
人は見かけによらぬもの。
ほんわかしてるから、何も出来なさそうな子だと思っていたら(これは叔父さんの台詞)上出来なスーパーウーマンでおばさんびっくり!




どうしてそんなに褒めるかって・・・?



だってね、ブリ大根が絶妙な美味しさだったの。
お料理屋さんで頂くようなしっかりした仕上がりを、
なんなくあの焚火で作っちゃうとは恐れ入りましたってやつで。



更にいつ買ったのか・チョイスが素晴らしいスイーツまで。

夜はオジサン、姪っ子スペシャルマッサージを受けて朝までぐっすり!
マッサージもしっかりツボの研修を受けて学んだ玄人ぶり。
お料理も先生が出来る資格持ち。
英語ぺらぺら。
一家に一台!この姪っ子ほしい~

私はご飯の仕度をしなくていいので、最高の解放感をいただきました!!


ピンク色のボージョレ―と


牡蠣のアヒージョで止ることのない幸福の世界へ、、、

そうそう、この姪っ子ちゃん、(ちゃんはいらないって、、)
散歩行ってくると言ったっきり帰ってこない。
心配して電話をしたらなんとヘリコプターの来る蕎麦屋まで歩いて行って
4時間後に普通に帰ってきた・・・。
何もないあの道は地元の人も歩く所ではなく、果てしなく車オンリーの所だから
途中でおまわりさんに「大丈夫?」と声をかけられたって笑って話す、
恐るべし・・・



夜は姪っ子手作りのゲームが面白くてはまった。
でもなかなか制覇できない、シンプルなのに難しい!
昔あったダイヤモンドゲームとかに似ている様な、一個飛ばしで駒を取って行って
最後に駒が一つになればOK/だけど、2個とか3個とか残ってしまう。
酔っぱらってたからかな?



小諸を気に入ってくれた人がまた増えて本当にうれしいな。
次は、「おれっちが家建ててやるよ!」ってな子が出てきたらいいなあ~♪
この先は若者頼りにした方がよさそうだね!


きみは、何もしなくてもいいからいいね。





私は2匹目のトナカイさんを作りましたよ。
今回は自立できない軟弱体質だったので飛ばしました・笑♪

たぶん、今年はこれが最後だろうなあ~
もう年内の仕事がいっぱいなので来れないと思う。

とかいって、またここにいるかもしれないね♪
いつでも
どこでも
だれとでも














第73章「紅葉の季節」

2013年10月28日 | 人生これから日記
2013年10月27日~28日

台風の雨がまだ降る中、横浜を出発した。
狭山のあたりから雨がやみ、遠くの山の上には薄い青空ものぞきだした。
晴れた空に向かって走って行くと、上信越に入る事にはまぶしいお日様まで出始めた。



紅葉はどうかな?と、ドキドキしながら走ってきた。
内山峠は始まりつつある。


緑と黄色とオレンジの絵の具でポンポンと色を付けて、所々に赤を置く。
そんな感じの山肌で、枯れ始めているよりはこの時期の方が良いなと感じた。

後、一週間、、かな?

野菜とリンゴと下仁田ネギを買うのが目的。と、大事な仕事、枯れた松の伐採。

開拓初めに生き生きとこの地に根付いている木々を伐採した時のような罪悪感は無い。
すっかり枯れて、虫の穴の痕も激しく皮も向け始めて
いつ倒木してもおかしくないような立ち姿なので
お疲れさん、と言って土に返してあげたいような気持で伐る。



倒したい方向にある朴の木とこの松のできるだけ高い位置にワイヤーを回し
それをディフェンダーのウインチで引っ張る算段。
準備にじっくり時間をかけて問題は無かった筈なのに
実際ウインチを巻き戻し始めたらディフェンダーがズルズル引きずられて
あわや松の下敷きになる所まで進んでしまった。

私が叫んでももう、チャンソーは止らない。
もう~~またか!!と心は叫ぶ。
結果、ここに倒すといった位置より5mほどずれた。
ウインチが殆ど効いてなかったせいだと思う。
被害は花壇と、数本の木。前進したディフェンダーは枝だらけ。太い木からはあと50センチ。

なんでディフェンダーがこんなに前に来てるんだ!!!!
ってな会話も有ったけど。



無事?一仕事を終えたころ、リコチームがやってきた。
アップルパイ用の紅玉を買いに来たけれど、もう時期ではないと
生産者の家まで尋ねたが紅玉は終わっていた。残念。



来年は前もって予約をすることに。その生産者のオジサン曰く
小諸は土が粘土質の為、栄養分が濃くジャガイモや米そしてリンゴなど味が(他県より)優れているとの事。

確かに粘土質。
だから掘ってもサラサラの土は出てこないし、保水力が有り過ぎ。
花の種を蒔いて水をあげもせず帰ってしまっても、必ずと言っていい確率で成長している。
横浜の花壇では水をあげなかったら即、枯れ死。
そうか、、、、堆肥込の粘土なのか、、、。

陶芸に向くかも!!
ふと、そんなことを考えた。
何年か前に習った時の先生が、あちこち粘土質の土を求めて旅をしているという話を思い出した。
もしかしてもしかすると、我が家のこの土で楽しい事が出来るかも!!
考えるほどにウキウキ楽しくなる。


来年のお楽しみの為に60個のチューリップの球根をリコと一緒に埋めた。
ピンクを一列に。赤を6こ円に埋めて中心に紫色を。
来春に咲いたチューリップを見て、ここに埋めたねって、思い出すだろうな。

お昼頃ひでさんファミリーがドライブに小諸へ来るとの連絡を貰い
増々楽しい一日になった。
ここは人がたくさん集まれば集まるほど嬉しいし、楽しい。

ひでさんには伐採したばかりの玉切りで薪を作ってもらい
奥さんは野菜を買いにいつもの産直所へ。
子供たちはブルーシートの倉庫にお絵かきをしたり、それぞれの時間を過ごした。



私は、りこが習い始めたというフラダンスを教えてもらい、腰が痛くなるほど振ってたら、ふざけてる人は見学してなさい!と怒られて退場。。笑
楽しい楽しい小諸の時間。


帰る日に世界遺産を目指している富岡製紙工場へ寄った。




古き良き時代。
堅牢なフランス積みのレンガと木の建物。
レンガがいい色!


お昼には近くのお店で「おきりこみうどん」を食べた。



すいとんとかひっつみとかほうとうとか、呼び名はいろいろある形のうどんで、ここではおきりこみと言い、野菜たっぷりの味噌味。
トロトロの牛筋入りで美味しかった。


さあ~明日からはまた頑張って仕事をするぞ!

紅葉に癒された二日間だった。

第72章「2013年夏休み」

2013年08月18日 | 人生これから日記
小諸開拓から5回目の夏




2013年8月10日5時出発


帰省ラッシュの渋滞もなく、順調に走る。
下仁田で降りたら、Yさんが思い出の地に立ち寄りたいと言い出した。

大学の自動車部のラリーでの最中、落ちた峠だという。


今では「ぶどう峠」の看板など立っているが当時は何もなく
夜の山道、前の車がどっちへ行くか迷っている隙に「こっちだ!!」と
アクセル全開で踏み出してそのまま道なき峠からまっさかさまに落ち、
危うく命を落とすところだったという、、、その現場。
よく生きてたね!と思う程の斜面。
木にひっかかり、体重移動し片側の窓から抜け出たといった。

咄嗟の判断で奈落の底を選んだ点を反省材料にして、
トロトロ走る車の後ろから威嚇するのはもう60なんだからやめた方が良いのでは、、、と思うのだが。
性分とは、なかなか変えられないものだから。


そんなルートから始まった今年の夏は
例によって、別荘付き&露天風呂付をうたっているので
おまけのスイカ割と流しそうめんも定番で、
ちびっ子たちには取り放題のカエルと、納涼花火大会付きで。


別荘のオーナーはお客様が到着する前にお庭を掃除し、花を飾り
食材のチェック。
ランタンに灯油を満たし、タープを張る。
蜂が巣を作ってないか念入りに軒下を見回り、全ての項目にOKのチェックが入ったら
やっと一息つけてBeerが飲める。

、、、なんてね、それはない。

着いたらまず乾杯!何か一つしたら、また乾杯!
二人だけでもやる項目は一緒。
十人来ても一緒。

この日の為に用意したゴールゼロのソーラーがなんと充電しない。
USBの差口は途切れ途切れで充電するが、肝心の蓄電池には0%
8時間以上、お日様を追っかけて位置を変えていたので間違いなく不良品。
帰ったらモンベルに行かなくては。

番頭さん、プール付き別荘のプールを準備。

↑あ~~~~入りたいなあ~~まだだめ~?


ずるいよおとーさーーん!ぼくも入りたいよ!!


我々は1週間いるからいつ来てもいいよと連絡しておいたら
リコチームとひでさん家族が一緒の日にやってきた。


たわわに生っていたのでみんなが来る前に落ちてしまうのではと心配していたブルーベリー

取り始めたら止まらなくなった2歳半のあいちゃん。


お楽しみのスイカ割。

松本産の大きなスイカはとっても甘かった。

電気が無いので夏は毎日スーパーで買い物&氷を買うが
それだけでも足らないのでサービス氷をもらって、それを発泡スチロールに入れている。
例年、この時期はサービス氷が少なくなるが
なんと今年は西友にもベイシアにも、ツルヤでも無くなっていた。

何という事だ、、、、あれが無くては夏が越せない。
そこで今まで素通りしていた「業務用スーパー」にはいったら
さすが?業務用というだけあってサービス氷は満タンに作ってあった。
しかし持っていく人もクーラーボックスで来るのですごい。
満タンの氷を満タンに持っていき、ジャカジャカどんどん新しい氷が落ちてくる。
明日からはここに買い物だと、決まった。