HORSE SENSE を 往く ≫≫

 この道は いつかきたみち

  このみちを また駈ける

   このみちは 心は遠い ・ ・ ・ ・ に

諌義大夫と阿諛追従の徒

2017年07月24日 | 政事
<大分道 鳥栖~朝倉 開通記念>

(朝倉 菱野の三連水車)

 古の彼の邦に恋いこがれ、かの邦いじょうにかの国になろうとしてなりきれず、
その物まねにとどまつたわが邦。その、かの国の臣に諌義大夫(かんぎたいふ)
という職制があつた。王や君主の横暴、過つた政治などを家臣として直言する
役目である。そして、「三度いさめて聞かざればすなはち去る」とし、
意見を聞かない君主を見限り去るか、あるいは追放された。

 わが邦では、かの邦の寛容主義に反し、生来の厳粛主義からこれを精神的に
厳しくとらえ「三度諌めて聞かざざればすなはち死す」とし、腹を切らせ、
あるいは自死させられた。しかし、直言する者がいなくなつたかの邦の君主は後、
自ら滅び、あるいは家臣また他国から弑され、その末路は哀れなものとなつた。

 ひるがえつていま安倍政権、直言するどころか阿諛追従(あゆついしょう)の徒
イエスマンばかり、危険な兆候である。

一国の破滅はまずこのあたりからはじまるという。

<大分道 武雄北方~佐賀大和 開通記念>