投手と球速

いま野球放送を見ると一球一球投手の投球の度に球速表示が出る
アナウンサーや解説者と謂われるコメンテーターも150㎞/hr以上出ると
「いま150何キロでした」とやたら煩い
まるで試合の勝負よりスピード競争中継の如くである　これを宝物のやうにありがたがるのはなぜか？

大リーグ放送中継ではそのようなことは全き言わないし
だいいち150キロ台の投球投手はザラで普通である
シンシナチのチャップマンはじめ100マイル160キロ台の投手もめずらしくない
放送でいちいち「いま100マイル出ました」などと野暮なコメントはしない

「ベースボールの父」と云われたヘンリー・チャドウィックは
「三振は投手が優れていることを意味しない　貧打を意味するのみ」
そして「投手とは　スピードに頼らなければ頼らないほど効果の出るポジション」と説いている

野球放送や中継は　いつもこれを念頭に楽しんで見ている

チアズの妹 桜花賞・優駿牝馬ともに敗れる

　　　
　＜チアズマーベラス号＞　　　　　　　　　　＜クロフネサプライズ号＞
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　勝つたメイショウマンボが直ぐ後ろに迫る（黒帽3番）　
先月と先週行われた今年の3歳クラシック牝馬戦でチアズの6歳下の妹馬
＜クロフネサプライズ＞は人気に応えられず残念ながら敗れた
しかし無事出走できただけでも名誉である
4月 7日　阪神競馬場　第78回桜花賞　4着　武豊騎乗　1番人気　獲得賞金 1300万円
5月19日　東京競馬場　第74回優駿牝馬（オークス）12着　武豊騎乗　4番人気　獲得賞金 無し

＜チアズマーベラス号＞
2004年3月20日生　9歳　牡　黒鹿毛
父　ダンスインザダーク
母　アイアンブリッジ（母の父　トニービン）

＜クロフネサプライズ号＞
2010年2月25日生　3歳　牝　芦毛
父　クロフネ
母　アイアンブリッジ（母の父　トニービン）
父がダンスインザダークからクロフネに替はつたため体毛が黒鹿毛から芦毛になつた