宮の散歩

近場の花の名所と観光地、催し物をのんびり散策しています。

小代のシモツケコウホネ

2015年07月14日 | お出かけ
日光市の小代地区に咲くシモツケコウホネを見て来ました。
水面から出ている花は63輪くらい見られました。(7/11)
花はコウホネと同じようですが、葉が水中で、わかめのように
なっています。
一時、圃場工事の為、数が大幅に減りましたが、地下水を用水路に
流すようにしてから、増えて来たそうです。
県内には小代地区の他に、さくら市に 2か所と真岡市にも
数は少ないですが咲いてる所が有ります。(内 2か所は保護の為、非公開)
シモツケコウホネとコウホネの雑種でナガレコウホネというのも
有りますが、こちらも栃木市、佐野市、真岡市の 3か所で、絶滅が危惧
されています。
数年前に栃木県立博物館で行われた、絶滅危惧種の講演会に
行ったところ、東大の教授や大阪市植物園の研究員の後に、
「シモツケコウホネと里を守る会」代表の柴田由子さんの講演を
聞く事が出来て、保護活動の大変さを聞き涙が出ました。
この人がいなければ小代地区のシモツケコウホネは無くなって
いたと思います。
きっかけは埼玉県から絵を描きに来ていた、女性の画家に
この花は、貴重な花なので保護しなさいと言われたからだそうです。
住所:日光市小代地区(東武日光線下小代駅の北西)