雪が降ったとても寒い日、道路向こうの建物からやってくる1匹の野良猫が私の視界に入った。
痩せていて、フラフラと歩いている猫がとてもかわいそうになり、思わず、台所に駆け込み、ハタハタの干物を持って走った (干物は塩辛いので、ホントは厳禁だが、冷蔵庫の中にはそれしかなかった)。
が、その猫はどこかに行ってしまったが、とりあえず店の前に魚を置いておいた。
しばらくしてから見てみると猫がその魚を食べたようで、なんにも残っていなかった。
次の日から、店の入り口のP箱の陰に隠れて待つようになった。
それからというもの猫のために2日に1度イワシを買いに行き、生ではなぜか食べないので、全部焼き、ほぐし、ご飯と混ぜてあげるようになった。
自動扉の向こうで、「ミャー」とも鳴かずに朝夕静かに待っている。
今までの空腹を取り戻すかのようなものすごい食べっぷり。
みるみるうちにデカい猫になった。
「めいちゃん」と名付けた。
気が強そうなので、やさしい桃子と合うだろうかと それも心配している。
しかし、そんな飼い方はよくない。
捕まえて去勢手術をして、我が家に引き取りたい。
厳しい寒さが続く日は夜はどこで寝ているのか?
なかなか姿を見せない日は交通事故にあっていないか、
とても心配になる。
そんな人間の気持ちなど猫はどこ吹く風。
何度猫パンチを食らわされたことかわからない
(爪を立てれらたことはないが)。
警戒心が強く、いつもビクビクしながらご飯を食べている。
近いうちに保護団体に問合わせて、どうしたら捕獲できるのか聞こうと思っている。