江利チエミファンのひとりごと

江利チエミという素晴らしい歌手がいた...ということ。
ただただそれを伝えたい...という趣旨のページです。

◆ 神奈川県民謡

2022年10月11日 | 江利チエミ(続編)

箱根八里 だんちょね節



チエミの民謡集vol.3[チエミのムード民謡]...このLPは民謡集の中でも珠玉の作品集だと思います。
昭和35年...本格的に芸能界へ復帰した時でもありました。円熟した江利チエミさんの魅力が凝縮されているように感じます。

このA面の3曲目とB面の2曲目に、神奈川県民謡が収録されています。
A面/箱根八里...これは有名です。そしてもう1曲...
それが「ダンチョネ節」...私も神奈川県民謡とはついぞ知らなかったのです。

江利チエミ盤の歌詞はこうです...
 ♪三浦岬でよ どんと打つ波はヨ
    かわいい男のサ 度胸だめし ダンチョネ--

>ダンチョネ節は神奈川県三浦岬の民謡だったといわれています。
商船学校の生徒が歌い始めてから広く知られましたが、最後の囃子言葉が印象的なので、いつのまにかダンチョネ節と改題されたのでしょう。
元は船で海洋を乗り切る民謡だったのですが、太平洋戦の頃には海軍航空基地でもよく歌われました。

( http://homepage2.nifty.com/stn/x20dantyon.html より引用)

♪沖の鴎と飛行機乗りはヨ どこで散るやらネ はてるやらダンチョネ

...この歌詞が一番スタンダードだと思います。

チエミの民謡集vol.3 「チエミのムード民謡」の収録曲は以下の通りです。

A面
1 奴さん 伴奏/中村八大トリオ・ウイズ・ストリングス
2 深川くずし 伴奏/与田輝雄とシックス・レモンズ・ウイズ・ストリングス
3 箱根八里 伴奏/与田輝雄とシックス・レモンズ・ウイズ・ストリングス
4 おこさ節 伴奏/見砂直照と東京キューバン・ボーイズ
B面
1 花笠踊り 伴奏/与田輝雄とシックス・レモンズ・ウイズ・ストリングス
2 ダンチョネ節 伴奏/中村八大トリオ・ウイズ・ストリングス
3 しののめ節 伴奏/キング・シンフォネット
4 金毘羅船々 伴奏/見砂直照と東京キューバン・ボーイズ

※クレジットにはこう記載されています。 
>みなさまのチエミの民謡集も、第1集(33年11月)、第2集(34年11月:北から南から)と、回を重ねまして、今回で第3集を迎えました。第1集のさのさ、第2集の木遣くずし等は、LPとは別にシングル盤としても発売され、空前のヒットをみせたことは、みなさまの御記憶に新しいところです。
 今回は、前2集と、グッと趣向を変えて、数多い民謡のなかでも、ムード、とくに「お座敷ムード」とでもいうような線を狙って、選曲いたしています。
 やがて新婚一周年をむかえるみなさまの江利チエミの、そこには、巧まざるうまみと、そして、ほのかな体臭までが、盤面から匂ってくるようです。

江利チエミの「チエミ節」たる部分がこの時期から確かに色濃く前面に出てくるように感じます。
土臭い...というのではないのだけれど親しみ易く粋で洒落たチエミの民謡がこのLPで確立されたように思えます。
なにより...東京キューバンボーイズとのコラボ、これがなんとも云えず「良い!」のです。

※このジャケット... 映画のワンシーンです。
唄祭ロマンス道中
製作=宝塚映画 配給=東宝 1960.10.30 

製作 ................  杉原貞雄
監督 ................  佐伯幸三
脚本 ................  芝野文雄
撮影 ................  飯村正
音楽 ................  神津善行
美術 ................  北辰雄
録音 ................  鴛海晄次
照明 ................  小西康夫
出演 ................  江利チエミ 加東大介 高島忠夫 渥美清 清川虹子 有島一郎
             かしまし娘...他 
 この中での「奴さん」を歌う場面のものです。

 

 

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