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教育のことや子育て 不登校問題への対応等について、考えてみます。

家庭教育セミナーについて

2017-12-10 12:59:34 | 教育相談
 前々回でしたか、急にこのブログにお知らせというのを掲載しました。

 当方の知り合いで、家庭教育ばかりでなく、各種のセミナーをずっと前からやっている方がいまして、その人を中心にして何人かの集まりができまして、家庭教育の大切さについて改めて大事だねということになり、機会を見つけて家庭教育セミナーを改めてやってみようかということになり、お知らせを掲載した次第です。

 大人の起こす問題も多いのが現実ですが、子どもの起こす問題、子どもの成長をめぐる課題も多いのが今日の状況と思われます。

 課題が多くある中で、何かできることはないか、動ける部分がありはしないかと思って始める活動です。趣旨を理解していただけるとありがたいです。

 そのパンフレットの中に、「親が変われば子どもも変わる」と記されていまして、親の子育ての大切さと大変さについて感じるところです。

 さらに、その中に、1~8までのことばが載っています。それで、それらのことばの意味についてどのように理解したらいいのかもう少し具体的に説明させていただいた方がよいかなと思い、いろいろな理解の仕方はあるにしても、こんな風に受け止めていただけるといいかなと思う点について記してみます。

1 子どもの能力(脳力でも可)を伸ばす親・ダメにする親 

 子どもはどの子も成長する力を持っています。生物は皆そうですけれどね。その子の持っている可能性を最大限に発揮して生きようとする基本的な性質を持っています。
 この基本的な性質をスムーズに自然に発揮できるようにするのも親ですし、何か目に見えない妨害物を作って成長をしにくくしてしまうのも親です。というか多くの時間をその子と一緒に過ごす人の影響が大きいです。

 子どもが本当に小さい新生児の時などは、子どもをケアする面倒を見る時間がある程度あるかが問題になります。
 また、親が必要以上に子育てに不安になっていないか、心配しすぎになっていないか、孤立していて子どもを育てるのに必要な知識や情報が伝わらないようなことはないか等が問題になると思います。
 また、赤ちゃんを受け入れることができなくて、長い時間放置されていたり、必要な栄養が与えられているか等も問題になると思われます。

 親の気持ち・心が安定していて、子どもを受け入れることができ、同時に子どもに必要なケアが程よく満たされて行われる、そのような状況にあると子どもは精神的に安定して、健康に育っていくことができると思われます。

 上に記したことは新生児を例にして、子どもの周囲の人、特に親の留意した方がよいと思われる点について触れてみたものです。

 子どもは次第に育ちますので、どんどんと場面が変わっていきますが、その時その時でも同様に子どもをケアし、子どもが精神的に安定して、情緒の安定を保って生活していけるようにすることが大切と思われます。

 子どもが情緒的に安定するために、何をどのようにするか、それが次の話題ですね。
 親が、周囲の人がどのように接したら情緒的な安定が図られるかです。
 子どもは、自分のことを周りの人が受け入れてくれていると感じると、心を落ち着けることができます。子どもは幼くて自力では生きていけない存在なので、周りの人が自分をどのように扱ってくれるか、扱うか、いつも心配している、気にしている存在です。
 ていねいに大切に扱ってくれれば、自分は大切にされていると思って安心して生活することができます。安心感はいろいろなことの吸収がよくなりますので成長の状態がよくなります。
 体ばかりでなく、心も自然に成長します。

 反対に、栄養状態も悪く、清潔な状態で暮らすこともできにくく、気持ちも落ち着かない状態では、体の発達も悪くなりますし、心の状態も悪くなります。悪くなるというのは発達が遅れたり、世の中で一般的・普通のことが理解できず身につかなかったり、自分を必要以上に主張するようになったりすることです。
 そうなると、一層発達状態が悪くなります。

 親や周囲の人が子どもを受け入れるというのは具体的にはどのようなことか考えてみます。子どもから見れば、親からの温かい心に程よく包まれているというのが受け入れられている状態です。親の心遣いを感じることができるというのが受け入れられている状態です。

 子どもから見て、自分が親や周囲の人に受け入れられていないと感じるのはどのようなときか、考えてみます。

 親が子どもの生活や状態に関心を持っていない、放置されている、放りっぱなしにされていると感じた時に受け入れられていないと感じます。自分に無関心、無視されている、そんな感じだと思われます。
 このような時、子どもは当然孤独感とかを感じることでしょうね。小さい子どもはその感情を意識することさえできにくいので、何か本当に自分がいらない存在のように感じてしまうかもしれませんね。自己否定の感情です。
 こんな感情が大きくなると健全な成長は望みにくくなることでしょう。すねたり、反発したり、やる気が弱くなったり、いろいろな状態を示すことが多くなると思われます。

 親が子どもに必要な程よいかかわりをし、心遣いをしながら子育てを意識的に行っていくと、子どもは自分の特性や能力を十分に発揮して成長できると思います。そして結果的に体も心も健全に育つことができるようになりやすいと考えられます。

 次には、子どもとの日常的なかかわり、特にことばのやり取りの中で、子どもを良い気持ちにさせて伸ばすことばづかいをどのように行っていくかが大切なことになります。


 お知らせで掲載している「家庭教育セミナー」の中では、具体的な会話のやり方、コツ等について皆様と一緒に考え、また必要に応じて説明を行っていきたいと思っている次第です。
 
 もしよろしかったら、パンフレットを見ていただき、趣旨をご理解いただき、ご連絡をいただければ幸いです。
 一方的な講演みたいになってしまわないように注意しながら、例を多く示したりしながら、なるべくわかりやすく具体的に説明させていただきたいと考えています。何卒よろしくお願いいたします。

 次回は2以降について触れてみたいと思います。





 











 















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