前回の続きです。1年生へのガイダンスと題をつけましたが、中・高校のいつの時期でも参照できる内容かと思いますので、必用に応じて使っていただければ嬉しいです。
今回は前回の続きです。
青年期は発達課題の大きく多い時期ですので、多くの青年が悩みや不安や混乱を持つことが多くなります。自分の力で乗り越えることができればいいのですが、いろいろな事情、特にエネルギー感が弱くなっている場合には、乗り越えができずに後退したり、そのまま動けなくなってしまうこともあります。それらが学校でのいろいろな現象になって現れるわけです。
次に高校生(中学生も)が持ちやすい発達課題についてあげてみます。本当に普通のことなのですが、主な発達課題は「学習」のこと、「進路」のこと、「友人関係・クラス等の人たちとの関係、親との関係」などの人間関係のことです。
この3つのことは多くの生徒が共通に悩む課題と言えます。おそらく80%以上の生徒が悩みを持っていると思います。学習では、いわゆるできる子も、青年期の特性でもっとできるようになりたい、希望の進路に困難がありそうとかで、悩むこと不安になることがあります。それに加えて、意欲がわかない、集中できない、持続しない、やり方がわからない等の具体的な事柄が含まれます。
教員は、生徒に対して、勉強のことは多くの人が悩んでいるんだよ。自分一人だけが悩んでいるのではないんだよ、自分だけと思わないで・・・等と話すのもよいと思います。うまくいかないときは周りの人に話すのもいいよ、共感してもらえれば救われるから、等のはなしもよいと思います。
教員はこれらの問題を抱えている生徒をなるべく早く見つけ出して、実態に応じて個別指導をする工夫をすることが必要と思います。その時にがんばれとか、やらなきゃダメとか一方的な説諭みたいな指導は効果が薄く、長続きが期待できないのでやめておいた方が良いと思われます。
やはり地道ですが、生徒の身近にいて共感的に理解しながら支援を行うようなことが、結果的に効果があると思います。
意欲やエネルギーが下がっている場合は、具体的な原因があることが考えられますが、それはすぐには出てこないので、生徒が出せるようになるよう地道に行います。
出てきた時のことは、また別の記事でアップしたいと思います。
次に「進路」のことですが、進路で悩む生徒も多いです。高学年になってから自分は何をしたいのか、何に向いているのか等がわからなくて悩むのですね。高校3年生の1学期が、多くの高校生が進路のことであ悩む時期ですね。何らかの対策を打つことも必要かと思われます。進路の悩みに関するアンケート等は簡単にできますので、学級でも学年でも行うことが良いと思います。その悩みに出てきた上から3つについて、軽減解消を図るような手立てを打てばとても効果的だと思います。
私はある時、進路のことで、これからの社会は、情報化、国際化(英語等、語学の必要性)、福祉社会化(介護福祉病気対応)などが中心になる社会だよと言ったことがあります。対象の高校生は、びっくりしたように反応して、動き出したというような記憶があります。
進路を決めるには、「自己理解」が進まないと決めにくいのですね。自己理解とは、自分のことがわかっているということです。自分の特性、能力、興味や関心がわかっていると進路を決めやすいです。
自己理解を進めるためには、いろいろな経験、体験を積み重ねることが大切です。経験の中で各種の感情的な体験をして、自己理解を進めるのですね。
ですので、毎日の生活を意識的に送ることが大切なのですね。意識して一生懸命に取り組んでみれば、経験の中で、自然と自分の特性が見えてきます。クラスの人との本音の交流の中で、考え方その他、自他の違いが分かってくるのですね。
そうですやはり、進路のことでも、チャレンジングな意識的な生活が大切なのですね。
意識的に生活することの大切さは、多くの生徒が気づいていませんので、理解できるように話してやると効果があると思います。
ここまで来て文字数が多くなってしまったのと私の時間的な都合で、今回はここまでにしたいと思います。次回は続けて、またまとめもしたいと思います。見ていただけると幸いです。よろしかったら、いいね を押していただけると励みになります。コメントもお願いします。では、また
今回は前回の続きです。
青年期は発達課題の大きく多い時期ですので、多くの青年が悩みや不安や混乱を持つことが多くなります。自分の力で乗り越えることができればいいのですが、いろいろな事情、特にエネルギー感が弱くなっている場合には、乗り越えができずに後退したり、そのまま動けなくなってしまうこともあります。それらが学校でのいろいろな現象になって現れるわけです。
次に高校生(中学生も)が持ちやすい発達課題についてあげてみます。本当に普通のことなのですが、主な発達課題は「学習」のこと、「進路」のこと、「友人関係・クラス等の人たちとの関係、親との関係」などの人間関係のことです。
この3つのことは多くの生徒が共通に悩む課題と言えます。おそらく80%以上の生徒が悩みを持っていると思います。学習では、いわゆるできる子も、青年期の特性でもっとできるようになりたい、希望の進路に困難がありそうとかで、悩むこと不安になることがあります。それに加えて、意欲がわかない、集中できない、持続しない、やり方がわからない等の具体的な事柄が含まれます。
教員は、生徒に対して、勉強のことは多くの人が悩んでいるんだよ。自分一人だけが悩んでいるのではないんだよ、自分だけと思わないで・・・等と話すのもよいと思います。うまくいかないときは周りの人に話すのもいいよ、共感してもらえれば救われるから、等のはなしもよいと思います。
教員はこれらの問題を抱えている生徒をなるべく早く見つけ出して、実態に応じて個別指導をする工夫をすることが必要と思います。その時にがんばれとか、やらなきゃダメとか一方的な説諭みたいな指導は効果が薄く、長続きが期待できないのでやめておいた方が良いと思われます。
やはり地道ですが、生徒の身近にいて共感的に理解しながら支援を行うようなことが、結果的に効果があると思います。
意欲やエネルギーが下がっている場合は、具体的な原因があることが考えられますが、それはすぐには出てこないので、生徒が出せるようになるよう地道に行います。
出てきた時のことは、また別の記事でアップしたいと思います。
次に「進路」のことですが、進路で悩む生徒も多いです。高学年になってから自分は何をしたいのか、何に向いているのか等がわからなくて悩むのですね。高校3年生の1学期が、多くの高校生が進路のことであ悩む時期ですね。何らかの対策を打つことも必要かと思われます。進路の悩みに関するアンケート等は簡単にできますので、学級でも学年でも行うことが良いと思います。その悩みに出てきた上から3つについて、軽減解消を図るような手立てを打てばとても効果的だと思います。
私はある時、進路のことで、これからの社会は、情報化、国際化(英語等、語学の必要性)、福祉社会化(介護福祉病気対応)などが中心になる社会だよと言ったことがあります。対象の高校生は、びっくりしたように反応して、動き出したというような記憶があります。
進路を決めるには、「自己理解」が進まないと決めにくいのですね。自己理解とは、自分のことがわかっているということです。自分の特性、能力、興味や関心がわかっていると進路を決めやすいです。
自己理解を進めるためには、いろいろな経験、体験を積み重ねることが大切です。経験の中で各種の感情的な体験をして、自己理解を進めるのですね。
ですので、毎日の生活を意識的に送ることが大切なのですね。意識して一生懸命に取り組んでみれば、経験の中で、自然と自分の特性が見えてきます。クラスの人との本音の交流の中で、考え方その他、自他の違いが分かってくるのですね。
そうですやはり、進路のことでも、チャレンジングな意識的な生活が大切なのですね。
意識的に生活することの大切さは、多くの生徒が気づいていませんので、理解できるように話してやると効果があると思います。
ここまで来て文字数が多くなってしまったのと私の時間的な都合で、今回はここまでにしたいと思います。次回は続けて、またまとめもしたいと思います。見ていただけると幸いです。よろしかったら、いいね を押していただけると励みになります。コメントもお願いします。では、また
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます