児童生徒 学級 学年 学校の取り扱い説明書

教育のことや子育て 不登校問題への対応等について、考えてみます。

親子関係さまざま

2014-06-30 21:31:05 | 子どもへの接し方
親子関係さまざま

つじつまの合ってないかかわりは・・・

 子どもを育てるときに、つじつまの合わない言動や行動を続けていると、その影響が子どもに出ると思われます。
 また、大人同士の間で、言うことややることが違っていると、それも子どもに影響を与えると思われます。
 人にもいろいろな人がいるように、同じ人でも時と場面によって言うことややることが違う場合もあります。
 子どもの場合は、親や大人の言うことを自分の中に取り入れて成長していきますので、周りの人が言うこと・やることがある程度一定していること、社会的に合理的であることが大切だと思われます。大人の言うこと・やることがある程度いつも安定して、一定していると、子どもはそれを受け入れて心が安定して育っていきます。

著しくつじつまが合っていない、言うこと・やることが矛盾している時は・・・

 大人でも、いつも言うこと・やることが違う人とつきあっていくのはとても大変です。行動の先が見えないので、混乱することが著しいです。安心してつきあっていくことはとてもできません。
 子どもも同じで、複雑なかかわりの中で生活していくと、いつも落ち着かなくて安心して生活していくことができません。
 そして、その結果、大人や親を信用できなくなったり、何かをする気が湧かなくなってまったりすることがあります。
 親の言うことがいつも違うので、何が本当に正しいことなのかもわからず、善悪の判断力も弱くなってしまう可能性があります。子どもへの影響はとても大きいと考えられます。


日常生活では・・・

 大人といえども、いつも同じように、同じ事を言ったりするのはなかなか難しいときもありますので、絶対にとは言えませんが、親や大人の言うこと・やることは、つじつまが合い、ある程度安定していることが大切だと感じています。
 大人の安定が、子どもの気持ちの安定や意欲の向上に大きな影響を持っていると考えられます。
 子どもとの対話の中で、子どもの気持ちを感じ取りながら、安定した言葉のやりとりを繰り返していくことが大切だと思われます。

子育てのポイント

2014-06-26 09:53:23 | 教育相談
 今回は、ある大学の先生が、子どもを育てる際の留意点について掲げていますので、その中から、幾つか選んでご紹介したいと思います。


子育てに完全はない。完全を期しすぎない。
 百点満点の子育ては極めて難しいことだと思いますので、求めすぎない方が賢明だと思われます。
 親が自分自身に満点の子育てを求めると、ついつい肩に力が入りすぎ、緊張してしまいます。その緊張は自然に子どもに伝わり、そして、子どもを緊張させてしまいます。
 子どもにとっては、親から与えられる緊張や圧力はありがたくないものの代表ですから、それを与えられることで、かえってやる気が減少したり、やり始めても能率が悪くなったりして、自分の本来持っている力(潜在的能力)も出せないようになってしまう可能性があると思います。それでは、親、子どもの両方にとって損なことですので、「やり過ぎや求め過ぎはかえって失うことも多い。」ことを頭に置いて子どもを養育することがたいせつなようです。


子どもと言えども別人格。親の思い通りにはならない。
 子どもは両親から生まれます。父母の特性を受け継ぎながらも、生まれた瞬間から父親とも母親とも違う新たな独自の存在です。
 そのような理由から、親が子どもに一方的に指示したり命令したりする権利はないと思います。親が子どもを支配したり、親の願望を押しつけたりすることは行き過ぎの子育てだと思われます。気をつける必要のあるポイントだと思われます。


子どもから目を離さない。
 子どもは親に対して求めていることがあると思われます。何を求めているか考えてみると、暖かい心配りと、積極的な肯定的関心を求めていると思われます。
 積極的肯定的関心は、心理学の言葉ですが、成長していく力を持ち信頼できる一人の個人として子どもを見てあげることだと思われます。
 暖かい関心を持って見守りながら、過剰には期待や干渉をしないことが大切であるように思われます。
 子どもの様子を関心を持って見守りながら、必要なときには十分に話しを聴いてあげられる、そんな適度な関係ができればよいと思われます。