今回も今の時期に必要なことをライブ的に記していきましょう。
前回は、まず原理・原則をきちんとさせることが大切と記しました。おおむね80%程度の生徒がこれを理解してこれに従って行動しようとする状態になれば良いと思います。80点は5段階評価で「5」ですから、もうそれで充分です。100点取ろうなどと無理をしないことが大切ですよ。
適度に適切な状態になっていればよいと思います。この理解を図る方法は、対象の年齢と先生の創意や工夫で行えばよいと思います。
次は親和的なクラスですが、温かみと親しみ感のあるクラスは最高ですね。こうなると、自然に子どもの動きが多く活動的になって意欲的にもなると思います。子どもが自主的に動くので、先生もいろいろなことがやりやすくなると思います。ただ子どもですから時に行き過ぎになることもあるので、そこは原理原則に戻すことが必要です。
雰囲気の良いクラスを作るには、まずは先生がいろいろな活動と働きかけをする必要があります。放っておいてもクラスは作れません。ある意味先生次第です。先生の考え方や行動、一挙手一投足で少しずつ作っていくのだと思います。けっこう大変かと思いますが、学期・学年の始めなのでやむを得ないかもしれません。ここできちんとできると、後が少しは楽になると思いますよ。冷静に着実に進みましょう。がむしゃらに力で押すことではないですよ。
まずは考え方と目標ですが、前にこの時期に一番大切なことは「適応指導」であると記しました。適応指導は子どもを所属する集団になじませることでした。各子どもが居場所があって、話せる人がいれば適応していると考えてよいと思います。クラス集団が安定していて人間関係があり、相互の会話が適切にできているかと言うことと思います。
この状態を作るために先生が動いていくことになるわけです。子どもたちにとって先生は一つのモデルですから、先生の状態や動きが子どものモデルになり、子どもが模倣していくわけです。
それで、先生の意識や行動について触れていきましょう。意識の面では、少し抽象的ですが、先生は子どもたちに「積極的に関心を持つ」ことが大切と思います。この意識がきちんとあるかないかで、子どもの反応は大きく違ってきます。あれば子どもは積極的に先生に反応してきますし、なければぼんやりとした反応しか示さないと思います。先生が何をどのように考えているか、何を実現したくて何を実現したくないか考えていれば、それは即座に子どもたちに伝わってしまいます。子どもの心は思いのほか敏感で率直です。先生も人間で、表も裏もあるのが普通だと思いますが、「思い」の内容と質がとても大切だと思います。上に掲げたような良いクラスを作ろうとする意図は子どもにすぐに伝わります。
先生が、子どもの成長力を信じて、各子どもを肯定的に見ようとすることもとても大切なことです。「肯定的な人間観」です。プラスもマイナスもあるのが人間ですが、プラスの点を見つけ出そうとして頑張り、プラスを活用しようとする子持ちも子どもにすぐに伝わります。子どもに積極的に肯定的に関心を持つことが極めて大切なことです。
まずは行動ではなく考え方や意識が大切です。それが先生の姿、行動に自然に現れてくるわけです。そして大切な栄養素のようにじんわりと子どもに効いてくるわけです。
まだ具体的な行動ではありませんが、考え方や意識のことについて触れてみました。これを行動化するとすれば、今の時点では子どもをきちんと自覚的・意識的によく見ることだと思います。毎日、各子ども・生徒をよく見つめることが大切と思います。どのような特性を持ったせいとか、どんな良さを秘めている子どもか等を見つめる目をもって子どもにきちんと接していくことがまずは大切なことと思います。
できれば視線を交差して見ることが大切と思います。
今回はここまでにさせていただきます。次回からさらに少しずつ具体的なポイントに触れていきたいと思います。よろしくお願いいたします。
前回は、まず原理・原則をきちんとさせることが大切と記しました。おおむね80%程度の生徒がこれを理解してこれに従って行動しようとする状態になれば良いと思います。80点は5段階評価で「5」ですから、もうそれで充分です。100点取ろうなどと無理をしないことが大切ですよ。
適度に適切な状態になっていればよいと思います。この理解を図る方法は、対象の年齢と先生の創意や工夫で行えばよいと思います。
次は親和的なクラスですが、温かみと親しみ感のあるクラスは最高ですね。こうなると、自然に子どもの動きが多く活動的になって意欲的にもなると思います。子どもが自主的に動くので、先生もいろいろなことがやりやすくなると思います。ただ子どもですから時に行き過ぎになることもあるので、そこは原理原則に戻すことが必要です。
雰囲気の良いクラスを作るには、まずは先生がいろいろな活動と働きかけをする必要があります。放っておいてもクラスは作れません。ある意味先生次第です。先生の考え方や行動、一挙手一投足で少しずつ作っていくのだと思います。けっこう大変かと思いますが、学期・学年の始めなのでやむを得ないかもしれません。ここできちんとできると、後が少しは楽になると思いますよ。冷静に着実に進みましょう。がむしゃらに力で押すことではないですよ。
まずは考え方と目標ですが、前にこの時期に一番大切なことは「適応指導」であると記しました。適応指導は子どもを所属する集団になじませることでした。各子どもが居場所があって、話せる人がいれば適応していると考えてよいと思います。クラス集団が安定していて人間関係があり、相互の会話が適切にできているかと言うことと思います。
この状態を作るために先生が動いていくことになるわけです。子どもたちにとって先生は一つのモデルですから、先生の状態や動きが子どものモデルになり、子どもが模倣していくわけです。
それで、先生の意識や行動について触れていきましょう。意識の面では、少し抽象的ですが、先生は子どもたちに「積極的に関心を持つ」ことが大切と思います。この意識がきちんとあるかないかで、子どもの反応は大きく違ってきます。あれば子どもは積極的に先生に反応してきますし、なければぼんやりとした反応しか示さないと思います。先生が何をどのように考えているか、何を実現したくて何を実現したくないか考えていれば、それは即座に子どもたちに伝わってしまいます。子どもの心は思いのほか敏感で率直です。先生も人間で、表も裏もあるのが普通だと思いますが、「思い」の内容と質がとても大切だと思います。上に掲げたような良いクラスを作ろうとする意図は子どもにすぐに伝わります。
先生が、子どもの成長力を信じて、各子どもを肯定的に見ようとすることもとても大切なことです。「肯定的な人間観」です。プラスもマイナスもあるのが人間ですが、プラスの点を見つけ出そうとして頑張り、プラスを活用しようとする子持ちも子どもにすぐに伝わります。子どもに積極的に肯定的に関心を持つことが極めて大切なことです。
まずは行動ではなく考え方や意識が大切です。それが先生の姿、行動に自然に現れてくるわけです。そして大切な栄養素のようにじんわりと子どもに効いてくるわけです。
まだ具体的な行動ではありませんが、考え方や意識のことについて触れてみました。これを行動化するとすれば、今の時点では子どもをきちんと自覚的・意識的によく見ることだと思います。毎日、各子ども・生徒をよく見つめることが大切と思います。どのような特性を持ったせいとか、どんな良さを秘めている子どもか等を見つめる目をもって子どもにきちんと接していくことがまずは大切なことと思います。
できれば視線を交差して見ることが大切と思います。
今回はここまでにさせていただきます。次回からさらに少しずつ具体的なポイントに触れていきたいと思います。よろしくお願いいたします。