というわけで、失意の中、ホテルの迎えの車で、
仁川エアポートホテルへ。
車で10分ぐらいでしょうか。
意外に離れてます。
今回は、深夜に着いて、翌日すぐに日本に帰るので、
仁川空港のそばのホテルにしてみました。
"空港新都市"と言う、格安のビジネスホテルが集まったところです。
ちなみに、車内に積んだキャリーからは、森伊蔵の香りがぷんぷん。
迎えに来てくれたホテルの人は、きっと、「とんでもなく酒臭いやつだな」と
思ったことでしょうw
ホテルですが、正直な感想を書くと、
ラブホテルみたいな感じです。
韓国のビジネスホテルはどこもこんな感じらしいですが、
ちょっと困惑しました。
もっとも、特に問題はないので、慣れの問題だと思います。
ネットにつながるパソコンもあります。
「パスコン無線インターネット可能」と書かれているので、
きっと、パソコン無線インターネットが使えるということなのだと思います。
しかし、なぜか電波が入らなかったので、有線でつなげました。
部屋なんですが、とにかく物が多いです。
なんだか使い方がわからないものが。
アメニティーと言うのでしょうか、全部が普通のサイズの容器なので
普通の家みたいです。
ブラシなんかもいろいろ置いてます。
個人的には、衛生面で少し抵抗がありますが。
この箱?ケース?がよくわからないのですが、
どうやら乾燥機?になっているようです。
部屋に入ってしばらくすると、どこからともなしに
"ラップ音"?がするので、かなり怖かったのですが、
自動消臭機の音でしたw
必要なものは揃ってます。
韓国の場合、高級ホテルには歯ブラシとかはないのに、
安いビジネスホテルには置いてるんですよね。
不思議です。
シャワーブース。
こっちが浴槽なのですが、何となく気持ち悪かったので、
こっちは使いませんでした。
便器の横にゴミ箱。
「使ったトイレットペーパはゴミ箱にお入れ下さい。」
テレビは、NHKも映ります。
地元の局では、ドラえもんをやってました。
とりあえず、ホテルの横のコンビニでビールを買ってきて、
森伊蔵のことは忘れて、寝ます。
(韓国のビールは不味いです)。
で、翌朝。
こんな手製の朝食券を渡されていたので、ホテルの中の
レストラン?へ。
意外にも、スイカまでついた、結構立派な朝食が出てきました。
レストランの人も、いい感じの人でした。
アットホームと言うか、
もてなそうという気持ちが伝わってきます。
基本的に、ホテルの他のスタッフも、みなさんいい感じの人です。
ホテルの車で、仁川空港まで送ってもらって、
まずは、昨日、KEの人に言われたJAL仁川空港支店の番号に
電話をしてみました。
こちらからは昨日到着した際に荷物が・・ぐらいしか言わなかったのですが、
対応したJALの韓国人の係員の人はすぐにわかって、
「荷物の事故の件は、昨日、成田から連絡が来ていました」
「本来ならソウルサイドで対応するのですが、1泊で日本に帰られるので日本で対応します」
「全部の補償はできないかもしれませんが、できるだけのことをするように日本に連絡しておきます」
とのこと。
成田から連絡が来てたのに、なぜ昨日は誰もいなかったの?
全部の補償はできないかもしれない?
全部は補償されないけど、一部は補償されるの?
法的には免責になる根拠はないはずだけど・・・
とかいろいろ考えましたが、
特にこちらからは何も言わず、了解して、チェックイン。
韓国系航空会社以外はサテライトからなので、
シャトルで移動。
サクララウンジへ。
なんだかわけのわからない組み合わせですが・・・
搭乗。
JAL954 ICN→NRT
エコノミーの機内食。
JALの韓国線は、"空弁"です。
ホットミールではないですが、へんな機内食よりもよっぽど美味しいです。
そして、あっという間に成田へ到着。
ロッカーに預けていた森伊蔵(復路購入分2本)を出してきて、
さらに、万一、免責だと言われた場合に備えて、旅行保険(JALカード付帯)
の携行品損害の事故報告を入れておこうと連絡先を探していると、
ちょうど、放送で呼び出されました。
バッゲージサービスカウンターへ行って名前を言うと、
すぐにわかったようで、「連絡を受けております。申し訳ございません・・」と。
しかし、なぜかソウルから成田までの預け荷物のクレームタグを
見せて欲しい、と。
ソウルでKEの人に作ってもらったレポートを示して、これじゃなくてですか?
と確認しても、やはり今日のソウルからのクレームタグをとのこと。
言われた通り渡すと、しばらくして、やはり違ったようで
ソウルで作成したレポートを、と。
レポートを渡すと、新たにレポートを作り直すとのことで、
新たなレポートを書きながら、
「今日は一度スーツケースを持って帰っていただいて、
後日、この伝票を使って宅急便で送っていただいて・・・」
へ?
スーツケース?
どうやら新人さんのようです。
背後に控えていた指導役の人が、その新人さんに
「中身のことはいいの?」と。
すると、その新人さんは
「大丈夫です」。
へ????
「いや、中身のことなのですが・・・」
すると、背後の指導役の人が、
「申し訳ございませんが、ソウルでご説明させていただきました通り
中身に関しては免責となります・・・」。
は?
ソウルで説明?
「ソウルにはKEの人しかいなくて、何の説明も受けてませんが・・・」
「そうでしたか、申し訳ございません。中身に関しては免責となります。」
・・・
今回のケースでは、法令・約款上は免責になる根拠がないと思うのですが、
この人に言っても、わからないだろうし、
もう何も言いませんでした。
JALにはいつもお世話になってるし、経営も厳しいわけだし。
とりあえず、保険(JALカード付帯)請求用の
書類だけ作ってもらって、後は諦めることにしました。
(カード付帯の保険だと免責金額があるので、あまり戻ってきません。)
そもそも、購入代金が返ってきても、森伊蔵は
買えないわけで・・・
そして、新人さんが書類を作っている間に、
指導役の人が
「昨日、成田で破損がわかっておりまして、本来でしたら
そこですぐにご連絡差し上げるのですが、すでに搭乗間際で
ご連絡できなかったようです」と。
昨日は、サンフランシスコ便から降機して、
入国審査→税関→ロッカー→セキュリティー→出国
→サクララウンジ→カレー→シャワー→お酒→搭乗
と成田でかなりの時間を過ごしたわけで、
仮に、アメリカでの積み込みの際の事故で、
成田での積み下ろしの際に発見したのであれば、
成田で連絡が来ないことは考えにくい。
そうなると、やはり成田での事故?
やはり「大至急」降ろしたとき?
まあ、どこで割れたかを考えても、今更どうにもならないわけで・・・orz
保険請求用の書類を受け取って、立ち上がろうとすると、
指導役の人が、新人さんに
「国内線のカウンターまでお送りして」と。
こちらはまったく怒ったりはしてませんが、
さすがにまずいと思って、気を使ったのでしょうか。
バッゲージサービスを出て、すぐ左が、国内線チェックインカウンター
なのですが、その新人さんについていきます。
すると、その新人さんは、JGCカウンターではなく、
一般カウンターへ案内します。
「ありがとうございました」
と言って、そのままJGCカウンターへ行きましたが、
いろんな点で、駄目すぎだなと思いました。
ということで、国内線サクララウンジへ。
シャワーを浴びて、
ビールを飲んだら、千歳へ。
JAL3047 NRT→CTS
千歳からは快速エアポートで帰宅。
今回は、トラブルだらけの旅でした。
お疲れ様。