旅行記

私の旅行記を中心としたブログです。貧乏旅行ではないものの、無駄なコストをかけない旅行を目指しています。

北京旅行 その1

2007-09-07 22:11:47 | Weblog
ということで、成田経由で北京へ向かいます。





まずは朝食。
東横インの無料のパンとスープとコーヒー。
パンは焼きたて。
おにぎりとか味噌汁なんかもあります。




東横インのバンで空港へ。




店にもこだわりが。




Soup Stock Tokyoも。





展望風呂「宮の湯」




展望デッキも広大です。

飛行機に乗らない人も楽しめる空港という感じですね。
さすが"トヨタ空港"です。




出国前に、とりあえずカードラウンジを覗いてみました。







ビールもあります。




カードラウンジでも、トヨタのTS-CUBICラウンジは豪華そうです。




名古屋から成田まではNW78で行くので、国際線扱いです。
なので、通常は、名古屋で出国印を押してもらい、成田のトランジットエリア
で乗り継ぎになります。

しかし、今日は違います。
名古屋で出国手続きをせずにNW78に搭乗します。

外国の航空会社が日本国内の2地点間で旅客輸送をすることは、原則として
許されていません(航空法126条以下参照)。
NW78はあくまでも国際線接続客の乗り継ぎ用に運行が許されているだけです。

このため、NWで名古屋から成田経由で海外へ行く旅客は、原則として名古屋で
出国し、成田で入国することはできません。

では、名古屋から乗った乗客は成田で制限エリアから出ることはできないのかと
言うと、実際には可能です。
成田の入国審査場で、名古屋での出国の取消手続きをとります。
しかし、これでは面白くありません。

最初から国内線として、このNW78に乗りたいのです。
名古屋では出国せずにNW78に乗って、成田で出国するのです。
これを"カボタージュ"と言います。

ということで、ノースのチェックインカウンターで「成田で入国したいんですけど」
と遠まわしに言ってみます。
すると、カウンターの人は少し困ったような感じでしたが、「国内区間搭乗票」
と書いた3枚複写の用紙を出してくれました。
しかし、書き方がよくわからないようで、記載を読みながら丁寧に記入w
それでも1箇所間違ってましたが・・
外国→名古屋(泊)→成田(帰宅)というケースだとあるはずですなのですが。


そして、出国審査場でこの用紙を出します。
「成田行きなんですが、成田で外に出たいんですが・・」と言いながら。
すると、審査官はキョトンとした顔。
この用紙を見て「あ、どこかから乗り継ぎで来られたんですね。」と。
「あ、まあ、昨日グアムから帰国したんですが、今日、成田経由で北京に行きます」
と言うと、
不思議そうな表情で、この用紙に判を押してくれました。
国内線として乗るので、パスポートは使いません。




ということで、出国審査場を通って、さくらラウンジへ。
あくまでも、「出国」はしていません。




パンとかおにぎりとかがあります。













この時間はノースに乗る欧米人ばかりです。




成田行き搭乗です。
NW78 NGO→NRT




機材はサイパンから来たナローボディーの757




短い日本国内の"国際線"ですが、ちゃんとウエルカムシャンパンもあります。




シートはまあ・・・




成田到着。
成田の入国審査場では、「名古屋からなんですが」と言って例の紙を出すと、
しばらく眺めて理解してくれました。
税関では、「名古屋からカボタージュです」と言うと、すぐに理解してくれました。
パスポートのチェックも荷物のチェック(質問)も何もありません。
もし私が制限エリア内で輸入禁制品を渡されて持ち込もうとしていたらどうするのでしょう?
いや、顔を見ればわかるんですよね、きっと。







すぐに出国。
ここで初めてパスポートに出国印が押されます。
それにしても、成田ってノースばかりですね。
たしか、JALの次に多いのがノースだったような。




さっそく、ノースの新ワールドクラブへ。







つい最近オープンしたのですが、以前からのワールドクラブよりも食べ物が豊富です。










受付でシャワールームのカードをもらいます。










シャワールームは残念ながらちょっとしょぼい?
機能的には問題ないんですが、ちょっと安っぽいかな。




シャワールームの洗面台に小銭が置かれてました。
アメリカ人がチップのつもりで置いたのかな?




シャワーですっきりして、ゲートへ。




ゲート前の売店では、必死に日本土産を買い求める中国人。。。




搭乗。
NW11 NRT→PEK
このシートは快適です。




隣の人は中国人だったのですが、いきなり中国語で話しかけられる・・・
この人、日本語も英語もまったく話せない人でした。
FAが何か言ってもまったく理解できず。
ミールのチョイスも、私の選んだのとまったく同じで、ワインも同じでいいと
ジェスチャーで。

一人旅でビジネスクラスに乗っていて、日本語も英語もできないって・・・
いったいこの人はどういう目的で日本(かアメリカ?)に行ってたんだろう?

ていうわけで、私のミールをずっと凝視されていたので、ミールの写真はありませんw





北京首都機場到着。




まずは両替。




実は今回の北京旅行の目的の一つは、セントレジス北京
泊まるということです。
春ごろにやっていたマスターカードのキャンペーンで確保した週末2連泊の
権利を使います。
セントレジス北京(北京国際倶楽部飯店)と言えば、アメリカのヒル国務次官補の定宿です。
ちょっと楽しみw

もっとも、ノースの到着は夜遅いので、今日は別のホテルを某国の某予約サイトで
とりました。

ということで、とりあえずバスで北京駅まで行きます。

ビジネスクラスで来て、タクシー代をケチるとは・・・orz




16元。
車内では、またまた中国人に中国語で話しかけられました。
まあ、見分け付かないですよね。




バスは北京駅からだいぶ離れたところに着きますが、とりあえず北京駅まで歩いてみました。

駅に近づくと、すごい人人人。。。
そして、駅前の広場?には、地べたに座り込む無数の人民。
地方から出稼ぎで北京へ出てきて、仕事が決まるまで野宿しているようです。
ああ、すばらしい共産主義。

で、今日の宿は北方佳苑飯店(North Garden Hotel)というホテルで、王府井にある、
一応4つ星ホテルとなってます。

普通ならここからタクシーなんですが、なんとなく地図で場所を確認しているうちに
歩き出してしましました(これは失敗w)。

結局、30分かかりました。
疲れた。


かなり疲れてホテルに到着すると、建物の外観やロビーはわりと綺麗で豪華です。
レセプションでチェックインをしようと、予約時にプリントアウトしたバウチャーを呈示すると、
無言でパソコンを叩きます。

笑顔なんてまったくありません。
まさに「泊まらせてやる」みたいな感じです。
そもそも、このレセプションのところは、ホテルの従業員が座る椅子のほうが
客が座る椅子よりも何倍も立派なんです。
ホテルの人が座ってる椅子は、まさに社長室の椅子ですw

さすが中国だな、なんて考えていたら、そのホテルの女性が片言の英語で
「予約を入れた名前は他の名前か?」とか言ってきます。
意味がわかりません。
そのバウチャーに書いてある通りだと答えると、
「メイヨー(没有)」
はぁ?
もう一度確認してくれ、予約はそのバウチャーにあるとおり、確かに入れてある、
そこに書いてる通り、○○というオーストラリアのエージェントだ、と言うも、
やはり「メイヨー(没有)」

なんどかそんなやり取りを続けていると、その上司らしき女性が現れ、
流暢な英語で、「あなたの予約はない、こんなエージェントとの取引はそもそもない」と。

信じられないような話ですが、このまま引き下がるわけにはいきません。

ここにそのエージェントの電話番号が出てるから、ここにコンタクトをとって
みてくれ、と言うと、その電話番号(オーストラリア)を見て、
「この番号は国際電話だからかけられない」と。

ああ、なんてすばらしい共産主義。
ああ、なんてすばらしい北京五輪。

そして、続けて、
「空いてる部屋はあります。もっとも安い部屋で576元。泊まりたければ、576元で部屋を用意します。」と。

オーストラリアの予約会社には、すでに予約手数料や手付けを数$払ってあるし、
提示された金額も、予約よりも高いものです。
このまま支払うと、3千円ぐらいの余計な出費となります。

ソフトバンク(ノキア)の携帯電話なので、その場で自分でエージェント
(オーストラリア)に電話をすることも可能です。
しかし、ローミング+国際電話で、おそらく3千円ぐらいはかかるでしょう。
それでは意味がありません。

とりあえず「私がそのエージェントにコンタクトできるかtryしてみるので
10分待ってくれ」と言って待ってもらいました。

自分の携帯は使いたくないので、カード会社の提携のサポートを利用しようと
鞄から連絡先の書かれた書類を出して探してみます。
すると、その様子を見ていた先ほどのホテルの女性の態度が一転します。

面倒なことになるんじゃないか?と考えたのでしょうか。

すぐにどこかに電話をしだします。
中国語なのでよくわかりませんが、ホテルのどこかの部署に連絡したようです。
そして、どうやら、このエージェントとの取引があることを確認したようです。

突然「悪かった。予約はあった。」と。
しかし、実際には、この段階でホテルに予約はありません。
私の持ってきたバウチャーをコピーさせてくれ、と言って、返された紙には
「明日朝、××(たぶん中国の現地の代理店)に確認」とのメモが書かれていました。

この時点で深夜0時前。
さすがに疲れました・・・




部屋は一番安い部屋。
期待はしてませんでしたが、想像よりも悪かったです。
まあ、寝るだけなんですが。
とりあえず寝る場所が確保できただけでもよかったと思わないといけませんね。

ああ、すばらしい中国共産党。











窓のようなものがついてますが、窓ではありません。
窓なしですorz




しかし、このホテルも捨てたもんじゃありません。
ネットが無料なのです。




33kbps・・・orz

アナログモデム以下です。
これじゃ、メールチェック以外には使い物になりません。
ああ、すばらしい北京五輪。




テレビでは何やらドラマがやってます。
人民解放軍の兵士が泣きながらインターナショナルを歌っています。

ちなみに、この字幕「團結起來到明天」というのは、「団結して明日を迎えれば」の意味で、
日本語の歌詞で言うと、「奮ひ立て、いざ」の部分です。




ということで、長い1日でしたが、シャワーを浴びて寝ます(バスタブなし)。

おやすみなさい。

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