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U設計室 web diary

建築つれづれ日記

女子マラソン

2004-09-02 | Sports
オリンピックで一番見たかったのは
女子マラソンでした。
あの日ばかりは深夜生放送で見ていました。
途中でウトウトするかと思いきや
ハラハラドキドキの2時間半で
それどころではなかったですね。

過酷な気候とコースを物語るように
先頭集団でも途中棄権選手が続出。
そして、25キロ地点での野口みずきのスパート。
それを追うアレム。
そして、27キロでの再スパート。
アレムはもうついていけません。
このスパートの時、
トランクスに縫いつけたお守りを
しっかり握った一瞬を
私は確かに確認しましたよ!
(別にどうでもいいことですが・・)

そして、優勝候補ポーラ・ラドクリフのまさかの棄権。
応援の人々を避けるように
中央分離帯の植え込みに座って泣く姿は
痛々しかったなあ。

解説の有森さんが「本調子ではないようですね」
と言っていたヌデレバが徐々に調子をあげ
野口みずきの差を着実に縮めていく。
まるで獲物を追うハンターのように
不気味でドキドキしたなあ。
スタジアムに戻った野口が
観客に手を振って答えていたけど
「そんな余裕はないんだよー。うしろうしろ!」
とテレビに向かって叫んでいる自分が
ちょっと不気味です。

ゴールしてへたり込む野口。
ほんとに精魂尽き果てたという姿です。
死力を尽くすというのは
こういうことなんだなあと妙に納得しました。
日本人3選手が
互いに給水の水を廻していた心づかいと優しさにも
ほっとしたものを感じました。
それにしてもギリシャ大会と聞いて
遺跡の間を走り抜けていくイメージがあっただけに
殺風景で単調なコースはちょっと残念でした。
でも、それを忘れさせてくれるマラソンの物語性。
私はもう感動しましたよ!
「幸せです」と涙ぐみながら話す野口みずきの姿に
ちょっとグッときましたよ。


ニューヨーク・ヤンキース

2003-10-17 | Sports
お昼休みにTVをつけたら(事務所にはTVがあります)
優勝をかけたヤンキース対レッドソックスの試合をやっていたので
お昼休みを30分延長してTVに見入ってしまいました。
いやー、すごい試合でした。
8回表の段階で3点差で負けているヤンキース。
ほとんどみんなレッドソックスの勝ちかと思っていたのに
8回裏に5対5の同点として(松井も2塁打で貢献)
息詰まる攻防の中、
延長11回裏、先頭バッターが
ホームランを打ってヤンキースがサヨナラ勝ちをしました。
放心状態のボストン・レッドソックスの選手達。
優勝が決まった瞬間、
松井がぴょんぴょん跳びはねて
同僚達と抱き合って喜んでいる姿が映されていました。
この光景をTVでみているだけでもこんなに感動しているのに
当の本人達はほんとうに嬉しいだろうなあ。
言葉に尽くせないほどとっても嬉しいだろうなあ。
球場ではシナトラの「ニューヨーク・ニューヨーク」の唄が流されていました。
日本の野球チームが冠にスポンサー名がついているのと対極に
あくまでチームは地域代表というスタイルなんですね。
何故、日本のプロ野球は変に日本風にアレンジしてしまったんだろう。
それはともかく、どちらが勝っても不思議ではない
お互いに死力を尽くしたとってもいい試合だっただけに
非常に感動しました。
この感動を活力に、僕も仕事に励もう!

「マラソン中継と街並み」

2003-09-02 | Sports
世界陸上の女子マラソン中継を観ました。
日本の選手たちの頑張りに大いに気をよくしましたが、
TVに釘付けになってしまったのにはもう一つ訳がありました。
街並みがきれいなんですよね。
歴史を感じさせる建築がそこ彼処にあって、
その都市の景色を見ているだけでも楽しめる中継でした。
パリという街の歴史的な底力を見せられたような気がしました。
コンコルド広場のオベリスクから
遠く凱旋門を観たシーンには痺れたなあ。
それに比べると、日本のマラソン中継は
街を観るという意味での楽しみ方は出来ないですね。
TVを観ていて、
ジョギングや散歩が楽しくなるような家を、風景を
設計していきたいなあ
などと思っていました。
今度のアテネオリンピックでのマラソン中継も
日本選手の活躍という意味でも
アテネの街並みを観るという意味でも
とっても楽しみだなあ。

「ちょっといい話」

2003-07-29 | Sports
ちょっといい話を聞いたのでその話のおすそわけです。
イタリアのサッカー選手トッティにまつわる話です。
トッティはサッカーもうまいし格好良くて人気もあるけれど
やっかみもあって、みんなから馬鹿にされているんだそうです。
例えば「あいつはサッカーはうまいけど常識がないんだよ。平均以下だね」とか
「あいつは標準語がしゃべれない。なんたってローマっ子だから
変なローマン語しかしゃべれないからね」とかさんざんの言われようです。
そんな彼が本を出しました。
自分に関する笑い話を集めたその名もズバリ
「トッティ自選集 僕に関する笑い話の全て」
その本が爆発的にうれて現在43万部も売れているそうです。
そしてその著作料の全て、25万ユーロ(約3300万円)を
受け取ったと同時に寄付してしまったそうです。
初めから寄付しようとこの本を出したんですね。
「僕を馬鹿にするのはいいけれど、かわりにいいことに使わさせてもらうよ」
といった感じでしょうか。
お金を儲けることが人生の全てではないということを知っている賢い男
ということでますます人気沸騰中なんだそうです。
格好いいですねえ。ほんと
日本にも「足るを知る」なんていう言葉が
確かあったんですよねえ。

出来ないことが出来る喜び

2003-05-03 | Sports
実はここ3年ばかり、「クロールで1キロ泳げるようになる」
ということを年の初めの目標にしているのですが、
プールに行くのもままならず、
ずるずると3年越しの目標になっている始末。
平泳ぎではいくらでも泳げるのに、
クロールだと50mで息切れしてしまうのです。
何かがおかしいに違いありません。
呼吸の仕方なのか、腕の掻き方なのか、それともバタ脚か?
先日久しぶりにプールに行ったとき、
試しに脚の間に浮きの補助具をつけて、手だけで泳いでみました。
するとあら不思議!
なんとスルスルと200m泳げてしまったのです。
息もあまり上がっていません。まだまだいけそうです。
自分でもちょっと感動してしまいました。
となると問題はやっぱりバタ脚にありそうです。
今度はビート板をつかってバタ脚の練習をしてみました。
「脚をムチのようにしならせて水を打つこと」
そうしているつもりなんだけど疲れるだけでほとんど進んでくれません。
隣でやっぱりバタ脚の練習をしている大学生くらいの女の子に
簡単に追い抜かれてしまいました。
本に書いてあるようにやっているつもりなんだけど、全然進んでくれません。
またまた、隣を追い越していくクロールのスイマー。
たまたま、その人のキックしているところが水中で目に入りました。
真似をしてキックしてみました。
すると、あまり疲れないし、どんどん前に進んでいるじゃありませんか!
「ェ、そういうことだったの!」
ほんとにそういう感じでした。
できる人には何を今更と笑われそうですが、問題は「棒脚に」ありました。
小学校以来強迫観念のように、バタ脚は膝を曲げてはならんと思いこんでいる自分がいたのです。
どうしてかは判りませんが・・・
膝を曲げてみると、簡単にバタ脚だけで100m泳げてしまいました。
何で判らなかったんだろう?
人の泳ぎを見ているつもりでしたが、
本当に必要としないと、見ているようで全く見ていないものですね。
でも、出来なかったことが出来るって、本当にうれしいものです。
この嬉しい感覚はとっても久々な気がします。
初めて逆上がりが出来た時の、
初めて自転車に乗れたときのあのうれしさの感覚です。
目から鱗とはこんな事だよなとほんとにしみじみうれしかったのです。
今年こそ1キロスイマーになれるかもしれません。