U設計室 web diary

建築つれづれ日記

住宅作品展

2004-05-31 | Events
「依頼したい!憧れの建築家50人の住宅作品展」
という展覧会に招待され出品しています。
50人の建築家がそれぞれ住宅の写真と模型を展示する展覧会です。
よかったら覗いてみてください。
それにしても「憧れの・・・」なんて
かなり照れくさいコピーですね。

場所:INAX銀座ショールーム
   (東京メトロ銀座線 京橋駅徒歩1分)
会期:5月29日(土)~6月6日(日)
     10:00~18:00
入場無料

New Beginnings

2004-05-27 | Food
事務所の近所の酒屋さんから、いい話を聞きました。
南アフリカ産のワインの話です。

アパルトヘイトの時代には
ブドウ農園で働く黒人労働者達は賃金をもらう代わりに
ワインをもらう習慣(ドップシステム)があったそうです!
そんな中、一人の白人オーナーが黒人労働者と
当時としては画期的な2つの約束をしました。
一つは「ドップシステム」を廃止すること。
もう一つは「みんなで作ったワインが地域の品評会で賞を取ったら、
何かプレゼントをあげよう」という約束です。

彼らの努力が実りその約束の数年後、
1994年から3年連続で見事品評会で金賞を受賞しました。
オーナーのネルソン氏は約束通り、プレゼントとして
黒人労働者16人に9ヘクタールのブドウ畑を与え
労働者達は「New Beginnings」という協同組合をつくり
自分たちのオリジナルワインを作り始めました。
ネルソン氏は醸造設備を無償で貸し、
醸造家による無償の技術指導もしたそうです。

そして翌年
南アフリカ史上初の黒人生産ワインが誕生しました。
ラベルにはその黒人達の最長老スキッパー兄弟の
肩を組んだ笑顔の写真が使われています。
さっそくその「シュナン・ブラン」という白ワインを買ってきました。
柑橘系のさわやかな口当たりのワインです。
「南アフリカ黒人の経済的自立応援商品」と書いてあります。
こんないい話が聞けて、しかもワインを買うことで
少しでもその人達の経済的自立のお手伝いができるなら
ワインを買う甲斐もあるというものです。

New Beginningsのワインは
単に労働者達にとっての「新しい始まり」ではなく、
白人と黒人が協力することで生まれた
「新生南アフリカを象徴するワイン」として国内外で注目を集めたそうです。
ワインには「彼らが自らの力で勝ち取った
「希望」と「自由」がいっぱい詰まったワインをお楽しみ下さい」
という一言も添えられています。

ぴよぴよオーラ

2004-05-18 | Private
小2の次男は3月生まれのせいもあってか
どことなく幼く見えます。
しゃべることはそれなりに語彙も豊富で生意気なんですが
頭がでかくて肩幅が狭い幼児体型を抜け出せないでいるので
実年齢より小さく見られてしまいます。
この間も近所のおばさんに
「大きくなったわねえ。もう小学校?」って言われるし(小2です!)
プールに行って、一緒に50Mプールにいると
必ず監視員の人がやってきて
「ここは、小学生以上なんですが」と言われてしまいます。(小2です!)
本人もちょっと傷ついているようです。

でもいいこともあります。
一緒に家の近所を歩いていると、
小学高学年のお姉さん達に「シンちゃーん!」
と頻繁に声をかけられます。
結構モテモテです。本人もちょっと嬉しそうに手を振って答えています。
この間、その次男とカミさんが一緒にバスに乗っていたとき、
その沿線にある知的障害者の労働施設に通うお兄さんからも
「カワイイねえ、膝の上にのっていいよ」と声がかかったそうです。
(さすがに丁重にお断りしたそうですが)

カミさんはこうした次男が発するオーラ?を
「ぴよぴよオーラ」と名付けました。
「ぴよぴよオーラ」から「カッコいいオーラ」に脱皮できるか
小2の次男も試練の時を迎えつつあります。

そんな大層なことでもないですけどね!

新体制

2004-05-12 | Works
10日から新しいスタッフがきてくれて
以前からのスタッフ2人
そして私とで4人体制になりました。
短いですが
本日は、とりあえずご報告ということで

一句「朧月終電の灯のゆらゆらと」

第二の皮膚

2004-05-07 | Architecture
昨日と一転、今日は久々に初夏のような天気です。
昨日はホントに寒かったです。
週末も天気が崩れるそうだし
この寒暖の差に風邪をひいている人も多いようです。
この時期は洋服も何を着たらいいのやら、
暑くなりそうだと思って半袖にしたら
まるで初冬のような気温だったり
その逆もあります。

衣服が「第二の皮膚」とよばれているのご存じですか?
犬やネコのように毛皮を持たない人間は
衣服を着たり脱いだりすることで寒暖を調整する。
毛皮の代わりの衣服が第二の皮膚といわれる所以です。
そして続けて言えば、
建築は外の環境から人間を守る
いわば「第三の皮膚」の役目をしているんですよね。

第二の皮膚、衣服の話に戻ると
昔、横浜国大建築科の名物教授だった建築家中村順平は
夏は全身真っ白の洋服を着、
冬は黒い洋服を着ていたんだそうです。
太陽の日射を考慮した、まさしくエコロジーの思想。
春や秋の中間期はどんな洋服を着ていたのか
ちょっと興味があります。
まさかグレーの洋服だったりして?

ゴールデンウィーク

2004-05-06 | Works
ゴールデンウィークといいながら
この連休、仕事をしている設計事務所は多いようです。
うちの事務所も連休明け早々に工務店に図面を渡して見積もりをとるので
スタッフも連休返上で頑張ってくれています。
ラジオで7連休とか11連休とか言っていますが
どこの世界の話なのかなあ。
とはいうものの、4日・5日は久々に連休をとって
家族とゆっくり過ごしました。
4日は子供と温水プールにいったり
両親を誘って一緒に夕飯を食べにいき
5日は長女(小6)のバレエの発表会を見に行ってきました。
つん読状態の本はあまり読めなかったけど
リフレッシュしたし、元気だしていきましょう!

The Lord of the Rings

2004-05-01 | Cinema・TV
4月16日のDiaryで
「ロード・オブ・ザ リング」のロードは
「load(重荷)なんだ!」と書きましたが
読者のOさんからメールをいただきました。
「The Lord of the Rings」が正しい題名だそうです。
確かに「指輪の重荷」じゃタイトルとして迫力ないですものね。
「指輪の支配者(主)」たしかにこちらの方がしっくり来ます。
台詞の中によく「指輪の重荷」という言葉がでてくるので
てっきりload(重荷)だと思ってしまいました。
でも音が一緒の言葉を使って
ロードには「重荷」という意味も持たせているんでしょうね。きっと

ちなみにOさんは1年ほど前に竣工した家の建て主さんです。
竣工した後もU設計室のHPを見て戴いていて
ホントに嬉しいです!
ありがとうございます。Oさん