U設計室 web diary

建築つれづれ日記

「ちょっといい話」

2003-07-29 | Sports
ちょっといい話を聞いたのでその話のおすそわけです。
イタリアのサッカー選手トッティにまつわる話です。
トッティはサッカーもうまいし格好良くて人気もあるけれど
やっかみもあって、みんなから馬鹿にされているんだそうです。
例えば「あいつはサッカーはうまいけど常識がないんだよ。平均以下だね」とか
「あいつは標準語がしゃべれない。なんたってローマっ子だから
変なローマン語しかしゃべれないからね」とかさんざんの言われようです。
そんな彼が本を出しました。
自分に関する笑い話を集めたその名もズバリ
「トッティ自選集 僕に関する笑い話の全て」
その本が爆発的にうれて現在43万部も売れているそうです。
そしてその著作料の全て、25万ユーロ(約3300万円)を
受け取ったと同時に寄付してしまったそうです。
初めから寄付しようとこの本を出したんですね。
「僕を馬鹿にするのはいいけれど、かわりにいいことに使わさせてもらうよ」
といった感じでしょうか。
お金を儲けることが人生の全てではないということを知っている賢い男
ということでますます人気沸騰中なんだそうです。
格好いいですねえ。ほんと
日本にも「足るを知る」なんていう言葉が
確かあったんですよねえ。

「今日の生活」

2003-07-25 | Link
昨晩は「東京の木で家を造る会」の設計部会に
国立の長谷川アトリエに行って来ました。
この間の講座の反省会と8月30日の次回講座の打ち合わせや
これからの課題など6時半から10時半頃までメロンやパンケーキを
戴きながら話し合いました。結構盛り上がりましたね。
その後は一部有志で居酒屋に行って
with beerでまたまた建築のこと森のことなどを語り合いました。
おかげで危なく終電に乗り損なうところでした。
今日は朝から「家づくりの会」の雑誌連載の打ち合わせで
担当の設計会員7人と雑誌社に打ち合わせに行って来ました。
12時まで打ち合わせをして、
お昼御飯は鳥鍋屋さんで鳥鍋定食920円を食べました。
雑誌社のある茅場町は老舗の食べ物屋さんがたくさんあります。
雑誌社に行く楽しみの一つに、この鳥鍋屋さんに行って、
鳥鍋定食を食べるっていうこともあるんです。
木造2階建ての店を何度も増築した、
内部が迷路のようになっているお店です。
それから事務所にとって帰って、
すぐに日野の現場の配筋検査に行ってきました。
いろいろ指示をして、そして今事務所に帰ってきて
この日記を書いているというところです。
これから明日の打ち合わせの準備をして
事務的なことをいくつか整理して、図面を書くつもりです。
ほんとうは、知り合いの建築家の住宅の見学会があったのですが
それは時間的に見に行けませんでした。残念!
そのかわり?うちに帰ったら、
三谷幸喜の「オケピ」のビデオを観ようっと!

「ラジオ体操」

2003-07-24 | Private
学校が夏休みになり、
朝のラジオ体操が始まっています。
そういえば昔小学校の頃
眠い目をこすりこすり行きましたっけ。
出席表にハンコを押してもらい
最終日にはご褒美のお菓子がもらえるのでした。
今も同じようなシステムのようで
うちの子供たちも行っています。
朝6時になるとゴソゴソと起き出して
バタバタと出ていくので、一緒に起こされてしまいます。
もうちょっと寝たいんだけどなあ。
でも、おかげで朝食はみんなで揃って食べています。
晩ご飯は無理でも、朝食くらい一緒に食べないと、
子供に忘れられてしまいますものね。

家づくりの会の新事務局に

2003-07-23 | Link
昨日は「家づくりの会」の内々のパーティーに行ってきました。
事務局が今回目白から千駄ヶ谷に移り、大きさも広くなり、
名称も「家づくりギャラリー」となって
21年目の心機一転の再スタートです。
内装をリフォームし、床材は唐松の無垢板です。
土足では申し訳ないと、皆スリッパに履き替えて
新しい事務局、いやギャラリーに上がりました。
無垢材にはやはり素足が似合います。
30~40人の講座ならこのギャラリーで出来るようになり、
活動の巾も広がりそうです。
東京都体育館の前なので、月1回の窓口当番の帰りに
ついでに屋内プールに寄るという楽しみ?もありそうです。
目白の時は、老夫婦二人でやっている
手作りのおいしいお弁当屋さんがあって
そこのお弁当をささやかな楽しみにしていたのだけれど、
千駄ヶ谷はどうだろう?
いろいろ歩いて開拓しようっと。

今日は一日事務所にいて

2003-07-18 | Works
今日は午前中事務所で建て主の方と基本設計の打ち合わせをして
後は来客もなく久しぶりに事務所にずーっといました。
どこにも出掛けず事務所にいると
仕事だけでなく、たまっていたいろいろなことができるし
(たとえば雑誌の原稿書きとかいろいろ)
精神衛生上とってもいいですね。
おかげで随分はかどりました。
特に今日のようなどんよりと曇った日はあまり外に出たくないので
デスクワークにはとってもいい感じです。
明日は午前中事務所で建て主の方と打ち合わせ、
午後からは違う建て主さんと現場で打ち合わせです。
雨が降らないといいのだけれど。
しかし、なかなか梅雨が明けませんね。
明日から小中学校は夏休みというのに・・

「悲しい気持ち」

2003-07-14 | Cinema・TV
たいてい土曜日は打ち合わせが詰まっていて
午前、午後、夕方と打ち合わせが
トリプルヘッダーとなるときもあるのですが
12日の土曜日は午前中と午後一番の打ち合わせだけで
後は特に予定がなかったので気分転換をかねて
近くの下高井戸シネマに行って、映画を見てきました。
かねてより観たいと思っていた
「戦場のピアニスト」がかかっていたのです。
見終わった後、ずーと余韻が残るというのが
僕のいい映画の基準だけど、
これはよかったわあ。
ちょっとというか、とっても悲しい余韻が残る映画でした。
善悪の描き方も単純な二元論でなくて
バランスよく描いているのも好感が持てます。
とっても悲しくそして美しい映画でした。
でもなぜ、彼らは羊のようにおとなしく
何の抗議もせずにドイツ兵に殺されていくのか?
そして思考停止状態の人間の残虐さに暗澹たる気持ちになりました。
戦争の悲惨さと平和のありがたさ。
映画館を出た後もしばらくずーっと悲しい余韻を引きずっていました。
悲しいけれどやっぱりとってもいい映画でした。
忙中閑あり。観に行ってよかったです。

家づくりの会の定例会

2003-07-11 | Link
昨日は「家づくりの会」の定例会でした。
基本的に毎月10日、設計会員が集まって、いろいろと話し合いをします。
午後の6時から始まって、2~3時間議題について真剣に意見を出し合います。
10年ほど前、初めて参加した定例会でみんなが真剣にケンケンガクガク
と大討論をやっているのを見て、とってもびっくりした記憶があります。
今はだいぶおとなしくなっているけれど、それでも結構真剣です。
今月の14日から、今事務局がある目白から千駄ヶ谷の新しい事務所に移ります。
9月にはNPOにもなる予定です。
気分一新。
何にもしていない広報担当ですが、
いくら何でもちょっとマジメに活動しないとイカンですね。
少し反省しました。

「TOMATO」

2003-07-10 | Food
これから夏にかけてトマトがおいしい季節です。
スライスしたトマトの上に千切りのシソをのせ
和風ドレッシングをかけたシンプルなトマトサラダが好きです。
ユニクロで売っている高濃度トマトっていうのも
食べてみたいですね。
トマトジュースも結構好きで事務所でも飲んでいます。

とはいうものの、実は高校1年生くらいまで私はトマトが大嫌いだったんです。
世の中の食べ物の中で一番嫌いなものは「トマト」
というくらい嫌いだったんです。
トマトの種のところのグチュグチュしたところが特に嫌だったんですね。
小学校の家庭課の授業で、トマトサラダを作るというときは
ズル休みをしたくらいです。
それが、いつからかトマトが好きになりました。

人間って変わっていくんだよなあ。

マジメの話(2)

2003-07-04 | About
大学を卒業してすぐの頃
夏休みに悪友3人でカヌースクールに行ったことがあります。
一人乗りのカヤックという渓流下りを楽しむカヌーです。
勿論初めから川下りなど出来る筈もなく、
湖で、「パドル」という櫂を使った舟の漕ぎ方や
沈したときの立て直し方
それが出来ないときの脱出の仕方などの講習を受けました。
でも教わったとおりにパドルで舟を漕いでも
まっすぐに進んでくれないのです。
先生に、どうしてまっすぐ進まないのか?
漕ぎ方がおかしいのかお聞きしました。
すると先生に「君はまじめな人なんですね」
と言われてしまいました。
「まっすぐに進まないのだったら、進路を修正しながら漕げばいいんですよ」
右腕と左腕とは力も違うし、風に流されることもあるし、
まっすぐにはなかなか進まないですよね。
今ならそう思うけれど、
当時は、教わった通りにやればまっすぐ進むものだと思っていたんですね。
まじめというか、単純というか。
でも、先生の言った「まっすぐ行かないのだったら、修正しながら行けばいいんですよ」
という言葉に、カルチュアショックをうけました。
なんか、肩の力が抜けたというか、とても楽な気持ちになれました。
やっぱり、マジメだったんだなあ。

「螢」

2003-07-03 | Architecture
先日、都心の目白で螢を見てきました。
建築家・泉幸甫さんから
「螢を見る会をやるからおいでよ」とお誘いをうけたからです。
泉さんの事務所にお邪魔して、そこから歩いて直ぐの所にある
泉さん設計の集合住宅「アパートメント鶉(じゅん)」にいきました。
この低層集合住宅には中庭があり、そこの池で螢が見られるのです。
昨年完成したこの集合住宅、螢の幼虫や餌になるカワニナを蒔いたところ
去年は無事螢が現れ、今年もその子供の螢たちが出てきてくれたというわけです。
照明を落とした中庭の暗闇の中で、螢の淡い光がゆらゆらと浮かんでいます。
時間が止まったような感覚。
何かとても贅沢な時間を過ごせたような気がします。

「振り向けば肩にとまりたる螢かな」
「肩におる螢夜空に向かいけり」

僕もいつかこんな集合住宅を設計するゾ!