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U設計室 web diary

建築つれづれ日記

ある夜の出来事

2004-04-09 | Essay
仕事がどうにもこうにも終わらなくて
12時近くに帰ることがたまーにあります。
自転車通勤なので終電は関係ないのだけれど
やはり、12時前には事務所を出たいものです。
その日もそんな日でした。

事務所の裏に停めてある自転車をガサゴソと出していると
道行く人と視線が合いました。
ハッとした顔をしてギロッという感じで睨みつけられました。
40をちょっと過ぎた感じの女の人です。
このあたりではあまり見かけない人です。
深夜の散歩かな?
怒りを帯びたような目つきに一瞬たじろぎましたが
でも、ああいう目つきで睨まれれば泥棒も入りにくいし
ああいう人がいれば防犯にも役立ちそう
なんて暢気に考えていました。
すると道から大声が!
「あんたったら!まったくもう!!」
背筋にゾクゾクっと悪寒がはしりました。
道路を覗くとあの女の人のようです。

ずんずんと怒ったように肩を怒らせて歩いている女の人。
逃げ出した犬かネコを探しているのかなと思い
自転車で追い抜きざま、女の人が立ち止まっているあたりを見ると
よその家の駐車場から出てきたのは、中年の男の人です。
夫婦げんかをして旦那の方が家を飛び出し
奥さんが探しに出てきたということらしいのです。
旦那が家出!
それにしても、人の家の駐車場に隠れているなんて
子供じゃあるまいし・・
「またそうやって責任転嫁して!」という
奥さんの大声が聞こえてきます。
どこの人だか知らないけれど、ご近所迷惑な大声です。
それにしても変なものを見てしまいました。
喧嘩って、するのも見るのもホントに嫌なものです。

ましてや国と国との諍いともなれば・・・

メール

2004-04-01 | Essay
ここ数日、ウイルスが入ったメールが極端に多く送信されてきます。
うちのパソコンはMACなのでメールに感染しにくいと思いますし、
勿論ウイルス対応ソフトもパソコンに入っています。
プロバイダーの方でもチェックしてもらっているし、
勿論、添付ファイル付英文の怪しいメールは開かないで削除してしまいます。
一応大丈夫だと思っていますが、でも、そういう怪しいメールとは別に、
ここ数日、プロバイダーがチェックしてくれ
こちらに届かないメールが極端に増えているのです。
その場合、プロバイダーから、
「ウイルスが発見されたので受信せず削除しました」というお知らせが来ます。
発信者の中には某大学や大手建設会社らしきメールアドレスもあります。
特におつきあいもないのにどういう経路で来るんでしょう?
心配なのは大切なメールがこちらに届かないことです。
あるいはその逆のことも考えられます。
メールを送られたのに私の方から連絡が行かない場合
お手数ですが、違う方法でご連絡下さい。
なんだかややこしい世の中ですね。

泥棒!

2004-03-16 | Essay
休日、打ち合わせのため事務所に出ることになりました。
ところが、締めて帰ったはずの玄関扉の鍵が開いています。
「あれっ」と思って事務所に入ると、床に靴の後が!
部屋はいろいろなものが散乱してひどい状態です。
泥棒!?
耳を澄ますと、部屋の奥から大きな笑い声が聞こえてきます。
誰かがTVを見ながら、大笑いしています。
泥棒がまだ事務所の中に居座っているのです。
泥棒に気づかれないようにそっと外に出て、
警察に電話をしようと・・・
ところが、気持ちが動転して110番が頭に浮かんでこないのです!
そのうちに、泥棒が出てきたらどうしよう!!

心臓がドキドキして目が覚めました。
ああ、夢でよかったぁ。
ちょっとこの続きを見てみたいけど、やっぱり夢でよかったぁ!
最近打ち合わせで、建て主さんと防犯の話をよくしたり、
知り合いの建築家が車上荒らしにあって
ハイウエーカードを盗まれた等という話を聞いたからでしょうか?
こんな夢を見るのは。
皆さん、少なくとも戸締まりだけは気を付けましょう。
それにしても、部屋の中が足の踏み場もないほど物が散乱して
土足の足跡がある光景は夢でもかなりショッキングな光景でした。
ほんと胸がどきどきしました。
ましてや、部屋の奥に泥棒が居座っているなんて・・
ほんと夢でよかったぁ!

死海プール

2004-03-01 | Essay
先日、死海と同じ塩分濃度のプールに入ってきました。
死海の塩分は通常の海水の6倍ということで
普通のプールの浮力に慣れた感覚には
死海プールの浮力は強すぎて、初めはびっくりして
慣れてくるとあまりの不思議さに大はしゃぎしてしまいました。
ちょうど、お尻に浮き輪をはめて
プールに浮かんでいるようなものすごい浮力です。
仰向けに寝ても水面が全く耳にかからず
頭の四分の三位が水面上に浮かんでいる状態です。
とても不思議な感覚でした。
普通のプールの浮力に慣れた頭と体には
この普通でない浮力がなかなか理解できずに
思わず大はしゃぎしてしまったようです。
でもさすがに塩分の強い水だけあって、ひげそりあとがヒリヒリします。
唇の周りをなめてみるとかなりしょっぱい塩水です。
プールの説明書きには、入っている時間は10分以内にして
体についた塩水はシャワーでよく洗い落として下さいと書いてあります。
皮膚の弱い人は入らない方がよさそうです。
でも、見た目はふつうのプールなのに
普通と全く違う感覚が体験できて、とても新鮮な出来事でした。
あの浮力感、ほんとに不思議でしたよ!

春隣

2004-02-20 | Essay
毎朝、自転車通勤で
梅ヶ丘・羽根木公園の中を通っています。
この羽根木公園には梅がたくさんあって、
世田谷の梅の名所なのです。
まだ、五分咲といったところですが
梅の花を眺めながら、自転車を押し歩いていると
春が近づいているなと実感できます。

最近、「春隣」という言葉を知りました。
俳句の冬の季語なのですが
世界が違うと知らない日本語がたくさんあるのですね。
有名な俳句に
「薄着して遊ぶ子供や春隣」というのがあります。

・・・ウソです。僕が作った句です。

三寒四温、春は確実に近づいているようです。
Spring has come. ですね。
もうじき3月!です。

疑って悪かった!

2004-02-16 | Essay
自動車免許更新のお知らせが来ました。
2003年11月18日の日記「ナビゲーション」で書いたように
一昨年、一方通行を逆走してしまい
パトカーに見つかり減点となり
ずーっと無事故無違反でゴールド免許だったのに
今回の更新では一般のブルー免許になってしまいました。
ところが、その時「スミマセンねえ」と
何故か謝ってくれた警官が言っていた
「軽微な違反の場合は
ゴールド免許のままになるという法案が国会で審議中」という話、
まんざら嘘ではなかったようで、
今回の更新のお知らせには「ゴールド免許」ではないけれど、
免許の有効期間はゴールドと同じ「5年間」と書いてありました。
警官の話を単なるなぐさめのお為ごかしと思っていたけれど、
ほんとだったんですね。
あのときの警官の人、疑って悪かったです。

高見盛

2004-01-19 | Essay
朝日新聞東京版の「高見盛の15日間」
という連載記事が面白いです。
高見盛とは大相撲の力士です。
僕もあまり詳しく知りませんでしたが
番付が低いにもかかわらず、人気は幕内力士随一という人気者です。
その連載記事を読んでいるうち、僕も高見盛のファンになってきました。
中日を終わって、2勝6敗と不振ですが昨日勝ったので調子が出てくるかもしれません。
記事と一緒の写真がこれまた高見盛の人となりを現していて面白いのです。
師匠の東関親方(高見山)にしかられている高見盛は
しょぼんとうなだれて今にも泣き出しそうな顔をして
まるで小学生のような素直な姿です。
昨日(18日)久々に勝って花道を歩く姿は
胸を張って顔をあげて、まさしく意気揚々ととても嬉しそうな姿です。
とっても判りやすい素直な性格の持ち主のようです。
記者曰く「素朴で可憐」
高見盛は翌日の対戦相手を間際になるまで知らないようにしているとのこと。
知ってしまうと、その日の夜は眠れなくなってしまうからだそうで、
勝負師としては向いていないのかもしれません。
小中学校で高見盛に相撲を指導した恩師は
「運命に翻弄され、自分の定めではない人生を彼は歩んでいるのかも」
と話しています。
優勝候補が病気で欠場したおかげで、青森代表となり
全く無名だった彼がその年の中学生横綱になり、相撲の道に入っていったからです。
でも、そのときの優勝候補若の里に昨日は勝ちました。
ほんとにうれしかったんだろうな。
「タカミサカリー!」と思わず応援したくなりますね。
今日は強豪大関栃東戦です。
さて、どうなるか
明日の新聞が楽しみです。

夜空ノムコウ

2003-12-20 | Essay
昨日の夜空とてもきれいでした。
あんなに星がくっきり見えたのって
ホント久しぶりなんじゃないかなあ。
冬の星座ってオリオン座とおおいぬ座くらいしか知らないけれど
おおいぬ座の一等星シリウスがほんとうにきれいに輝いていました。
星が瞬くってああいう感じなんだなあ。
スバルも見えたし、ほんとに星がきれいに見えました。
オリオンの三つ星の下のあたりにも
なんだかモヤモヤっとしたものが見えて、
家に帰ってから子供が持っている星の図鑑を見たら
M42星雲だとわかりました。
ふだん、東京では見えませんよねえ。
冬になって空気が乾燥し、風でスモッグが吹き飛んで
こんなにきれいに星が見えるんですね。
鼻歌を歌いながら自転車通勤をしているのですが
昨晩はうろ覚えの「夜空ノムコウ」を口ずさんでいました。
ホントにきれいでしたよ、昨日の夜空は。
今晩も見えるかな。
帰り道のささやかな楽しみです。

奥さん?!

2003-12-09 | Essay
スタッフと配置の確認に現場に行ったところ
隣のおばあさんが出てきたので、少しお話ししました。
その時、スタッフが僕の奥さんに間違えられてしまいました。
僕たちのことを建て主夫妻と間違えたようです。
以前にも違う現場の打ち合わせで
建て主のお母さんに初めてお会いしたとき
やはり、「奥さんですか?」と言われたことがあります。
スタッフはかなりショックだったらしく
「もっと若い格好しようかなあ」と嘆いていました。
スタッフ達とは20歳以上も年が離れていますものね。
スタッフよりも御両親の方に近い年齢なんですね。僕は!
ま、年の離れた夫婦もいることだし・・とスタッフを慰めました。

スタッフ達と話していて、
「その頃はシャカリキになって図面を書いているよ。」と言ったところ、
「シャカリキ」って落語に出てくる江戸弁みたいですねと笑われてしまいました。
たぶん知らないと思いながら
「チカリタビー」って知っている?
と彼女たちに聞いたらやっぱり知りませんでした。
今リバイバルでTVでやっている
「ぴったしカンカン」がオリジナルで放映されていた頃、
「リポビタンD」のコマーシャルでかなり流行った言葉です。
今から25年くらい前のことです。
秋田弁で「疲れたなあ」と言うことらしいけれど、
横手出身の友達は、秋田ではそんな言葉は使わないと怒っていましたっけ。

エエ!
25年前というとスタッフの一人はまだ生まれていないではないですか!
あー「チカリタビー!!」

静寂という贅沢

2003-11-25 | Essay
勤労感謝の日です。日月と連休をとりました。
といって、遠出をしたわけではなく
子供と温水プールに行ったり買い物に付き合ったりしていました。
振替休日の月曜日は、朝から小1の次男と
車で30分くらいのところにある、スーパー銭湯にいってきました。
通常の休みだと、この時間帯はすいているのですが
さすがに連休中だけあって混んでいました。
このスーパー銭湯は大きなサウナや露天風呂もあるので
休みの日にたまに行きます。
でも、サウナにはなぜテレビがあるんでしょう?
音楽も何もないサウナルームに出来ないものなのかな。
みんな貧乏性で何かしていないと間が持たないのでしょうか?
混雑しているサウナの中でそんなことを思いました。

20年以上前の夏、はじめてフィンランドを旅行したとき、
たまたま現地の人のログハウスの別荘に泊めてもらったことがあります。
そこで、初めてサウナを体験しました。
3人も入ればいっぱいになる小さなサウナ小屋で汗を流し
目の前の湖に入って体の火照りをさます。
夜になっても太陽が沈まず、ずっと夕焼けのような空を見ながら
湖で泳ぐ。
音楽も何もない、静かな空間。
コッテージやサウナ小屋はとても質素な建物ですが
とても、贅沢な時間を過ごせたような気がします。

家に帰って、家族が寝静まった頃、
テレビをつけず、CDも聞かずにぼーっとしてみようかな。
たぶん、知らないうちに寝てしまうんだよなあ。