旧刊時空漂泊

さまざまな本・出版物がランダムに現れます。

グラフ NHK 特集<ケンチとすみれ>

2012-01-30 13:47:49 | 日記
昭和42年11月15日 発行
第8巻第22号
編集 NHK
発行人 財団法人 NHKサービスセンター

        

旧制高知高等学校の学生ケンチこと立浪健一(藤岡琢也)
高知高校南溟寮の床屋の娘 曽我部すみれ(林美智子)

昭和9年から始まるケンチとすみれの年代記。
作=阪田寛夫・土井行夫、音楽=いずみ・たく、演出=吉田直哉
出演者・・・・・青島幸男、野川由美子、大坂志郎、波野久里子、草野大悟、中村鴈治郎、日下武史。
ドラマの内容は昭和43年までです。
特務機関員のような役の日下武史が印象的でした。


グラフNHK 特集<あひるの学校>

2012-01-26 13:13:57 | 日記
第9巻第23号
昭和43年12月1日発行
編集 NHK
発行所 財団法人 NHKサービスセンター

       
        芦田伸介と津田京子
航空機メーカーの技術部長と娘三人のドラマ。
十朱幸代、加賀まりこ、寺尾聰 三国一朗、阿部徹、金子信雄も出演。
原作は阿川弘之
それにしても、すごいメンバーです。


ていち  第十四号

2012-01-17 12:54:12 | 日記
昭和32年10月25日 発行  季刊
発行所 日本定置漁業協会
編集部 東京都中央区月島三号地 
     東海区水産研究所漁具科内
編集人 宮本秀明
発行人 平塚一郎 
印刷人 西田真一
非売品(会員配布)

      
  目次
・予備知識としての『集魚灯』
・水中の音
・亜鉛鍍金ワイヤロープの海水浸漬試験
・昭和三十一年度太平洋岸中・南部冬ブリの漁況概要について
・魚の声
・表式調査の結果よりみた定置漁具の損害
・最近の漁業用特許について
・海外便り  印度紀行
・ブリ標識放流実施速報
・図書室
  漁礁につく生物と魚類
  小型定置漁業試験
  底曳漁場でのスケトウダラ群の生態
  産卵時のスケトウダラ群の生態
  魚探よりみたイワシ群の生態
  ブリの延縄試験操業
  ブリの産卵場及び産卵期に関するその卵巣の調査について
  隠岐島周辺のスルメイカの漁況


「海外便り 印度紀行」は東海区水産研究所技官 H・M氏が印度の漁業実態調査のため
1957年3月にボンベイ市を訪問した時のもの。
 ところで北杜夫(斎藤宗吉)氏が水産庁の漁業調査船「照洋丸」の船医として1958年11月
から半年の航海を経験した。照洋丸は大西洋でマグロの新漁場開拓を行ないました。
この時の記録「どくとるマンボウ航海記」ではセイロン島のコロンボに寄港しています。
  

甘辛春秋 一九七〇年 冬の巻

2012-01-07 14:05:52 | 日記
昭和45年12月5日 発行
編集発行人 菊正宗酒造株式会社・嘉納毅六
        株式会社鶴屋八幡・今中善治

編集室 大阪市東区今橋5-10 鶴屋八幡内 甘辛春秋

縦 182ミリ  横 128ミリ  78頁
目次
京の物の怪(対談 ・・・・・・司馬遼太郎 辻嘉一
能登の冬を思う ・・・・・・・・末廣恭雄
菓子と私 ・・・・・・・・・・・・・湯川秀樹
豹変 ・・・・・・・・・・・・・・・・葛西宗誠
長崎の魚の名 ・・・・・・・・・佐多稲子
皆で行く所 ・・・・・・・・・・・吉田健一
この鼻・この目(4) ・・・・ 竹中 郁
和菓子歳時記・冬 花びら/福寿草/ねじ梅/青千代
量の問題 ・・・・・・・・・・・・陳 舜臣
ケベックの山小屋 ・・・・・ 徳永正三
酒と肴 ・・・・・・・・・・・・・・土井 勝
わが食歴考 ・・・・・・・・・・藤本義一
京の初冬 ・・・・・・・・・・・・國分綾子
釣り魚料理(冬) ・・・・・・・中谷文雄
おひつ ・・・・・・・・・・・・・・・交野繁野
既飽既酔 ・・・・・・・・・・・・・吉田留三郎

              

司馬遼太郎と辻嘉一との対談の一節
           司馬  しかし、京都の人は、物を大事にしますね。たとえば、
                酸っぱくなったタクアンでもほかしよらん、あれを煮いた
                のを食べさせられましたが・・・・

           辻    ああ、あれはなかなか手数なんでっせ。タクアンというも
                 のは、正月に食べるのはこれ、四月用のはこれ、夏に
                なってからのはこれ、というように塩加減を多くします
                でしょう。しかし、天候の加減やなんかで、酸っぱくなる
                のがありますのや、それをほかさんと水にさらして、塩
                出しをして・・・・

           司馬  ジャコのダシで・・・・
           辻    そうそう、なかなか手数でっせ、しかし、あれはええもん
                でっしゃろ。

           司馬  おいしいもんですね、私は京都は割合よく知ってるつもり
                でしたけど、生活したことがないんで、ついこのごろ食べ
                て、おどろいたんです。

           辻    あれが面白いもんで、おいしいタクアンでやったんでは、
                おいしく出来ないもんでっせ。(笑)

           司馬  そりゃ、おもろいもんですな。    (11~12頁)

食べ物の雑誌で「タクアンの煮もの」を語るというのは実におもろいもんです。
それにしても豪華な執筆陣です。