石橋幸緒のごきげんグラシアス!

日本女子プロ将棋協会(LPSA)所属
正統派??将棋女流プロ棋士が勝手に発信する気まぐれブログ

第55期王座戦一次予選対佐藤四段戦。

2006-07-30 | しょうぶ&はたらく

昨日は解説会に来てくださった方、中継を最後まで見てくださった方ありがとうございました
結果は女流陣の全敗となってしまいましたが、一斉対局企画はおおむね好評だったようで日本経済新聞社様はじめ関係者の皆様にお礼申し上げます

内容は中継特設ページでくわしく触れられているので、ここではサラっと振り返ります。
            
ここでは既に失敗 直前の▲3八飛を大後悔してました。なかなか▲3七銀と出ていくことにはなりそうもないなぁ。(△5一角とか引かれて空振りする可能性が高い)
▲3七桂と跳ねておいて▲5九銀から玉を固めるほうが良かったですね。
お昼は長期戦を考慮して出前をとったのですが、夕食はやや不利だったので食べず。
再開後指された△6六歩には▲同金△4六歩▲6七金のように大人しく指しておく順もあったようです。
            
この▲4五桂でけっこう手応えを感じたのですが、堂々と△3六歩からと金を作られてまだまだ大変でした。まぁ前からしたら夢のような展開ではありますが…。
このあとの▲5九飛も狙っていて得はしたハズですが、どうも本譜の攻め合いは足りないようです。本当は▲8六角や▲5三角打ち込むようにしたかったのですが。
その間を稼ぎきることができなかったので、やはりずっと苦しいことには変わらなかったかも知れません。
            
▲5三歩成から清算したこの局面で何もなかったので、この後はダメでしょう。
自分で引き起こしたこととはいえ、歩切れが痛すぎます
▲5四飛△6三金にまだしも▲6二金だったかと検討されましたが、やっぱり足りません。

今期は次を楽しむことができずに1回戦敗退となってしまいましたが、まぁそんなに上手くいくもんではないですね。
21時頃は4局全てで女流棋士が盛り返していたようなのですが、そこから第2の終盤戦になるとまだまだ基礎体力が足りないことを痛感させられる結果でした。
でもこちら側は相当全力に近いものを出せた気がするので、今後の課題として捉えていけばいいのかなと思います。

それにしても指してる時は長く感じたのに、終わってみるとあっという間だったみたいです。楽しかったお祭りがすぐ終わってしまうように