先日、今現在はベトナムへ帰国している元技術者と大阪で再会しました。
彼は3年近く日本の会社で働き、2016年にベトナムへ帰国。
そして今は、日本での経験や習得した日本語力を生かせる仕事に就いているとのことでした。
私は彼が日本に入国してきた当時に会ったきりだったので、実に5年ぶりの再会だったのですが、
りりしい表情★
格段に上達している日本語⤴⤴⤴
気配り、心遣い☆
もう会った瞬間から驚きの連続でした!
5年前の入国直後はまだあどけなさの抜けない笑顔のかわいかった彼が、頼もしい青年に大変身。
現在の会社でも活躍していることが伺え、なんだかとても嬉しくなりました(*^^*)
こんな素敵な再会を味わうことができ、温かい気持ちになった日でした☆
日本で研修を終えた技術者たちが本国へ帰る際、いつも思うことがあります。
技術者たちは異国の地日本で何を学び、そして本国ベトナムで何に活かすのか、ある意味出発地点であるとも言えます。
我々の仕事はその出発地点に無事に立たせてあげるサポートをしています。
長いようで過ぎ去れば短い3年間、技術者一人一人に感動と涙があります。
最後に彼らは日本の企業、日本人と関われて本当に良かったと別れを告げて帰国していきました。
彼らの将来が明るくなることを心より祈っています!
皆さん、大阪駅の南ゲート広場にある“水の時計”をご存知でしょうか。
先日技術者達と大阪城へ行った際、彼らの希望で立ち寄ってみました。
※ベトナムに居たとき、日本人の先生に教えてもらったそうです。
“水の時計”は、外国人観光客にとても人気があります。
私達が訪れた際も、外国人観光客が写真を撮っていて、
テレビ?のインタビューを受けていました。
水滴で、時刻は元より、絵柄や各国の『ようこそ・いらっしゃいませ』が表示されます。
とてもきれいです。
技術者達もベトナム語の挨拶『Chào mừng』を見て、とても嬉しそうでした。
ですが写真を撮ろうと頑張ってはいましたが、タイミングが悪くなかなかうまく撮れていませんでした。
皆さんも1度足を運んでみてください。癒されると思います!
日々技術者と向き合っているといろいろ感じることがあります。
特に、文化の違いを感じることが多いです。
ベトナムでは当たり前にしていいことが日本ではしてはいけない。私たちは、日本のルールを守って暮らしてもらう為に、問題があればその都度指導を行います。
例えば、有給についてです。日本では、有給を使うことは難しい場合もあります。特に勤続年数が浅ければより難しく感じる方が多いと思います。
ベトナムでは、社会主義の考え方なので、労働者の権利が強く保障されていると聞いたことがあります。
(他国のことなので実情を把握するのはなかなか難しく実際は日本と似た状況かもしれません)
技術者の中でも有給について質問してくる人はいます。その都度、会社の意見も汲み取りつつ、両者が納得できるように解決を目指します。
日本でも労働者の権利として認められている為、日本の習慣上は、有給はほとんど使わず頑張って働くんだよとは言えません。
この仕事をしていると文化の違いや国の考え方で対立してしまう意見をどう解決していくかが難しく感じます。
文化の違いを考えながら仕事をしていると、ふと日本の中では常識と考えられていることが、別の価値観と触れ合うことでその考え方が
正しいのかと考えさせられることがあります。
そのことは、今後クローバル化が進む世界で生きていく中で大切なものだと感じます。
日本へ技術を学びにくる実習生達から迎え入れる私たちが逆に勉強させてもらえることが多々あります。
それが、この仕事での楽しさだと私は思います。
ふと感じた仕事の楽しみです。