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土の上にも三年

農への道

高校への数学

2013-07-23 01:51:11 | どうでも日記(雑記系)
大昔、俺が中学1年生のころ。担任は数学教師だった。俺は比較的学力が高かったので、中学1年生の数学に面白さと同時に物足りなさを感じていた。小学校までの算数とは違い、中学校の数学は、とりわけパズル的思考(論理的思考)が大切で面白かった。

でもパズルっていうのは解が判ってしまうと物足りなくなる。もっと難解なパズルはないのか?という純粋な興味が沸いた。中学1年生の今時分よりちょっと前のことだったと思う。


俺は数学の教師に、もっと難しい問題って無いんですか?と訊いた。その時に貸してくれたのが表題の「高校への数学」だった。

文字通り難関高校を目指すための薄い本で、毎月発刊される。超難関私立校入試の設問を中心に、時として大学入試問題なんかが挟まれていた。俺は毎日夢中になって解いた。

ただ元々がゲーム好きであったため、夢中になって高数を解いたのと並列以上に遊んでばかりもいた。俺の人生のピークである(苦笑)


幸いにも、大して勉強もせず中学3年生の頃には学年トップだった。後に有名私立大・難関国立大に行った人たちを差し置いて。俺の人生のピークである(再送)


昨日なんだけど、ふとYUUTAと10分程話し合った。

YUUTAは親に似て、もっと言うとおじいちゃんに似て(笑)、やはりゲームが好きで、毎日かなりの時間やっている。太鼓の達人なんて同学年から神扱いされるそうだ。数年前は俺も太鼓の達人でそこそこやれて、YUUTAも一目置くほどだったけど、でも今は俺が絶対に勝てない領域に達している。いや凄いよホンと。本人は、上には上がいる、って案外謙虚だけど。

唐突にふと、なんだよね。どうやら多少は勉強しておいた方が将来良さそうだよ、と振ってみた。まぁ前日に親友と会話して、ふと話したくなったわけなんだ。親友Aは、昔に戻れるなら死ぬほど勉強して公務員にでもなってるよ、と言っていた。ある意味現実的真実。

でまぁ、RIEも常日頃似たようなこと言ってるし、もし何かがYUUTAを触発してゲームにしろ体操(本人の夢は体操の選手。4歳から体操を習っている。)にしろ糧になるならいいかな、という、それほど厳かな意味合いを含まない話をしようと思った。


 ーどうやら勉強もしておくと良いらしいよ。パパは勉強しなかった結果、今があるけど、何一つ勉強に関しては後悔してないから、よく分からない部分もある。YUUTAから見てパパみたいな生き方ってどう見える?

子供に聞くような話ではないかも(笑)でも子供から見て親ってどう映っているのか、結構気になるよね。聞けば答えてくれるかもしれないけど、よほどポリシーを持たなければ怖くて聞けないかも。

俺も類に漏れず、この質問はYUUTAが答えにくいだろうな、という配慮と、お茶を濁したい側面をない交ぜにして補足した。

 ー今、パパは何となく何とかなっているんだ。YUUTAはまだ夢って固まってないか?

 ーいや、固まってるよ。

 ーやっぱり体操の選手?

 ーうん。

 ーそうか、体操の選手にはなれるよ。きっと。でも大成するかどうかは分からないよね。もし大成しなかったらどうだろうね。程良く生きて行くには、案外パパみたいな生き方でも何とかなってるけど。ママが言うように、選択の幅が広がるって重要かもしれないね。

 ー・・・

 ー勉強は楽しいか?

 ーいや、あんまり。

 ーどう言うところが楽しくない?

 ーんー、なんかさ、授業とかで手を挙げるような場面が無いんだよね。自動的に(先生から)指さされて答える。自分の考えていることがあっても発言出来ないんだ。もっと発言出来たら楽しいんだけどね。


なかなかどうして面白い答えが返ってきた。

 ーそうか。それは確かにそうかもしれないね。自分の思っていることって発言したいよね。

 ーうん。

 ー分かった。それはママと相談して、今度先生に言ってみるよ。言っても良いか?YUUTAはもっと発言したいと言ってる、って。

 ーうん、いいよ。

RIEが言ってたけど、YUUTAは俺に似たのか誰に似たのか、肝が据わっているそうだ。そうかもしれないな、と思った。


 ー正直、学校の授業って簡単だよな。

 ーうん。

 ー手応えがないっていうかさ。

 ーそう。

 ーパパもさ、中学1年生の時に担任が数学教師だったんだけど(YUUTAの担任も数学教師。ちなみに俺とほぼ同い年。)、パパは聞きに行ったんだよね。もっと難しい問題は無いですか?って。その時に、高校への数学っていうのを貸してくれてさ、すごく手応えがあったよ。YUUTAも先生に、休み時間とか放課後とか、聞きに行っていいと思うよ?

 まぁとりあえず今度先生に言ってみるよ。発言したいと思っている子もいる、ってね。


俺はYUUTAにありがとうと言って会話を終えた。思いがけない収穫だった。で、直後に2013年の高数を4,5,8月号と注文した。8月号は安かったから。4,5,は中古でしか売られておらず、残念ながら高かった。6,7も高く、こちらは給料日後にでも注文しようと思う。

懐かしいんだけど、俺も中学1年で高数に出会い、親に頼んで定期購読をしてもらった。1年分だけだったし、結局その後、高校に入って勉強に対する情熱が一気に冷めてしまったため、今や文章を書くのも考察するのも数学的な思考も論理的な思考も、中途半端になってしまった感が否めない。

YUUTAがどう感じるのか、何も感じなくてもいいんだけどね、ちょっとわくわくしてる。


余談だけど教育の場って難しいな。YUUTAには先生に話してみるって言ったけど、相談された先生はどうやって全体に対する調整をするだろう。また書こうと思うので、一緒に考えてください。お願いします。

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